
2024年も多くの事業者さんや支援事業者さんにお話しを伺う機会がありました。お忙しい中、本当にありがとうございました!取材を通じて見えてきたのは、それぞれの取り組みには、独自の工夫や新しいアイデアがたくさん詰まっていたことです。
今回は、その中でも支援事業者さんの記事をピックアップし、「なぜこの視点が読者の皆さんに役立つのか」を意識しながらご紹介していきます。記事制作の中で大切にした工夫もご紹介しますので、ぜひ最後までお楽しみください!
この記事の目次
新たな視点や具体的な行動に繋がるインタビュー記事
コマースピックのインタビュー記事では、読者がビジネスやEC運営にあたって「気づき」や「新しいヒント」を得られることを目指して執筆しています。
「効率化」ではなく「自動化」を目的としたAI活用の重要性
ここでは、All-in-one AI ビジネスメッセンジャー「チャネルトーク」の新機能について取り上げた記事をご紹介させていただきます。
もともとは「熱狂的ファンを作るチャットツール」としてスタートしたチャネルトークですが、現在では「All-in-one AI ビジネスメッセンジャー(コミュニケーションツール)」として進化を遂げています。
その進化の一つが、テキストによるチャット接客に加え、AI搭載の電話機能を新たに導入した点です。この変化の理由として挙げられているのは、VIP(他の世代と比べて平均貯蓄額が高い高齢者層)とのコミュニケーションには、チャットよりも電話のほうが適していると考えられているからです。
さらに、チャネルトークではAIの活用について、「人にしかできないことは人が行い、AIは自動化を目的とする」という明確な哲学を掲げています。そのため、AIを単なる効率化ツールではなく、自動化を支える手段として位置づけ、「AIの利用料が人件費より高くてはいけない」という理念を大切にしているのです。
こうした進化や想いについて、多くの事業者に伝えるため、運営元であるChannel Corporation社の日本CEO・玉川葉(Jay)さんから直接ご依頼をいただき、この取材記事を作成しました。
モットーやコンセプトを踏まえたツール選定が大事
ツールの導入を検討している方だけでなく、ビジネス全般に役立つ視点を提供することを心掛けてインタビュー記事を作成しています。
この記事で、私が特に強調したいのは、ツール選びにおける視点です。ツールやサービスを選定する際には、「機能」や「価格」だけでなく、「モットー」や「コンセプト」にも目を向けることで、ミスマッチを減らし、導入効果を最大化することができると考えます。
たとえば、チャネルトークのモットーは、「答えは顧客にある」です。チャットツールが普及し始めた当初、チャットボットが主流だった中で、チャネルトークは「お客さんと対話をする」ことに特化していました。これは、ビジネスで成功するためには、顧客との直接的なコミュニケーションが不可欠だと考えたからです。
トーク機能を備えたチャットボットと、チャットボット機能を持つトークツールでは、目的や設計思想が大きく異なります。このコンセプトをしっかりと理解し、どのチャットツールを導入するかを決めることは、事業運営の方向性そのものに影響を与える重要なポイントです。
ツールやサービスの選定にあたっては、「モットー」や「コンセプト」を意識してみると、より自社に合った選択が見つかるかもしれません。
企業をつなぐ対談企画
続いては、コマースピックならではの対談企画記事をご紹介します。この企画では、特定のテーマについて対談したら面白くなるに違いないと思った企業同士を、コマースピックが独自に選定しておつなぎしました。業界のプロフェッショナル同士がディスカッションすることで、新たな発見や実務に直結するヒントが生まれることをコンセプトにしています。
クリエイティブ制作と生成AI
1つ目は、画像生成AIツール「Fotographer.ai」を提供するFotographer AI社の鈴木さんからのご依頼を受けて実現した対談です。
Fotographer AI社は、AWS主催の世界的プログラム「AWS Generative AI Accelerator」に採択されています。グローバルで4,700社以上の応募の中から選ばれた注目企業です。
鈴木さんからは、「生成AIに興味を持っている事業者さんが多いものの、実務レベルでどう使えるのか、どのように活用されているのかを共有し、課題についてもディスカッションしたい」というご要望をいただきました。
生成AIとECクリエイティブをテーマに語るには欠かせない存在として、北の達人コーポレーション社の高橋さんにコマースピックから依頼し、おつなぎしました。「クリエイティブ制作と生成AI」というテーマでの対談を通じて、北の達人コーポレーション社のクリエイティブ制作の実例や生成AIの活用法について詳しくお話しいただいています。
製造計画と資金繰り
2つ目の対談は、EC事業の資金面をサポートする「BizGrowth(ビズグロース)」を提供するスマートプラスクレジット社の山下さんからのご依頼を受けて実現しました。
山下さんからは、「製造計画と資金繰りの重要性をもっと多くの事業者さん、特に中小企業に知ってもらいたい」という強いご要望をいただきました。このテーマに最適な対談相手として、コマースピックは「ひとりEC」で有名なミウラタクヤ商店の三浦さんに依頼しました。
「投資意識とリスク損失、キャッシュの考え方」をテーマにした対談では、三浦さんから「売上は成長フェーズのバロメーター」という観点から、成長期の事業者が抱える課題や投資の重要性について具体的に語っていただきました。成長フェーズでキャッシュが不足しがちな事業者にとって、BizGrowthのようなサービスの価値を考えるきっかけになる内容となっています。
EC・D2Cブランドが事業拡大にあたって避けては通れない製造計画と資金繰りの考え方
専門家や業界で活躍する方による取材記事
インタビュー記事を社内だけで完結させると、どうしても視点が偏りがちです。そこでコマースピックでは、新しい視点や風を取り入れるために、信頼できる専門家や業界で活躍する方々にインタビュー記事の作成をお願いしています。これにより、多様な切り口で記事を提供することができ、読者にとっても常に新鮮な内容をお届けしています。
運営堂の森野さんによる取材記事
森野さんは名古屋を拠点に、地方のWeb運用を支援する業務に取り組んでいます。平日毎日発行されるWebマーケティング関連情報のニュースレター「毎日堂」は、業界内で多くの愛読者を持つ人気メルマガです。10年以上にわたり配信され続けるその実績から、業界内でも高い信頼を得ています。
今回、森野さんが気になったテーマに沿って、コマースピックが専門家を選定し、対談形式の記事を作成しました。楽天市場の「SEO」と「RPP-EXP広告」について、コマースメディア社の平田さん、鈴木さん、そしてプロテーナム社の米沢さんとの対談が実現しています。どちらも会話形式で読みやすい記事となっています。
Innovation & Communicationの吉村さん
D2CやEコマース事業開発、CRM(顧客関係管理)における深い知識を持つ吉村さんは、ときに毒舌を交えつつも真摯に業界の成長を願い、コマースピックで多くのご協力をいただいています。
現在、吉村さんによる連載インタビュー記事では、「強引な定期購入に頼らず、自然にリピートしてもらうにはどうすればよいか」をテーマに深掘りしています。スキンケアブランドの成功事例を通じて、プロダクトアウトから脱却し、情緒的価値を重視する重要性について詳しく語られています。
さらに、吉村さんとは記事だけでなく、リアルイベントも共に企画しています。美容・化粧品業界やアパレル・ファッション業界の事業者限定イベントです。ぜひご参加ください!
【1/30@門前仲町】美容・化粧品業界のゆるっとつながる新年交流会 ~先着50名無料~
https://2025beauty-cx-party.peatix.com
【2/25@南青山】アパレル+ファッション業界のキーパーソンが集まる 共に学び、共に成長!
https://2025-fashion-apparel-year-party.peatix.com
信頼できる専門家がもたらす新しい視点
コマースピックでは、信頼できる専門家や業界で活躍する方々の力を借りることで、常に新しい視点やアイデアを取り入れています。森野さんや吉村さんのような業界のプロフェッショナルが紡ぐ記事は、これまでにない切り口で情報をお届けし、読者にも新しい発見をもたらします。
読者としてだけでなく、こうした形でコマースピックに携わることで、さらに業界内での存在感を高めたいとお考えの方がいれば、ぜひお問い合わせください。
最後に
今回ご紹介した3つの企画記事は、それぞれ異なる視点から読者の皆さんに新しい発見やヒントを提供することを目指しています。
- インタビュー記事
業界の最新動向や実際の事例をもとに、ビジネスの課題解決やアイデアのきっかけをお届けします。 - 企業をつなぐ対談企画
コマースピックがプロフェッショナル同士を結びつけ、深い議論や新しい価値の創造をお手伝いします。 - 専門家や業界で活躍する方による取材記事
豊富な知識と経験をもつ方々が、多様な視点から新鮮な切り口で情報をお届けします。
これらの企画を通じて、コマースピックは単なる情報提供を超え、読者の皆さんとともに業界全体を盛り上げる存在でありたいと考えています。ぜひ、これからも多彩な記事や企画をお楽しみください。そして、「こんなテーマを取り上げてほしい」「こういう企画に参加してみたい」と思われた方は、ぜひコメントやメールでお気軽にお聞かせください!
コマースピックは、これからも読者の皆さんと共に、業界の未来を切り拓く情報をお届けします。
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