「楽天市場の出店料値上げ」と「イーザッカマニアの自社EC再開」:EC関連ニュースまとめ【2026年9月】

日々の業務でニュースをキャッチアップする時間がなかなか取れない方もいらっしゃると思います。そこで、2026年9月のEC・ネット通販関連の主要ニュースをまとめました。今回取り上げるテーマは、「ECモールの出店料金見直し」と「ブランド公式ECサイトのリニューアル」です。
本記事とは別に、運営堂の森野誠之さんとニュースの詳細解説をポッドキャストにて配信しております。お時間がある方は、あわせてチェックしていただけますと幸いです。
ECモールで出店料金を見直し
楽天市場、2027年2月から全プランの月額出店料を値上げ
楽天市場は9月17日、2027年2月1日から全プランの基本出店料を改定すると案内しました。国内向け各プランの値上げ率は36.0〜39.2%で、スタンダードプランは月額6万5,000円から9万円、がんばれ!プランは2万5,000円から3万4,000円となります。
一方、これまで月額1万円で提供していた「CSV商品一括編集機能」は、2027年1月1日から全店舗向けに無料化されます。現在同機能を有料で利用している店舗では、基本出店料の値上げ額がそのまま負担増になるわけではありません。
Yahoo!ショッピングも9月から出店プランを改定
Yahoo!ショッピングでは9月から、月額1万円のシステム利用料と2.5%の売上ロイヤリティが新設されました。
一方、従来1.5%だったキャンペーン原資負担は廃止され、プロモーションパッケージの料率は3%から2%に変更されています。
もう出店者数を競う時代ではなく、数を増やすよりも、しっかり利益を出せる店舗を増やしていきたいという狙いもあるんでしょうね。
事業者側も原価などのコストが上がっているので、値上げに厳しい声が出るのはわかります。ただ、今の物価やコスト上昇を考えると、モール側としても避けにくい部分なのかなと思います。
個人的には「やっとCSVが無料になったか」という印象です。商品数が多い店舗ではほぼ必須の機能なので、これまで有料だったことのほうが不思議なくらいです。
今回の値上げについて、「むしろこれまで長く値上げしてこなかったのがすごい」という声もありました。そういう捉え方をする事業者も一定数いるのは意外でした。
ブランド公式ECサイトがリニューアル
イーザッカマニアストアーズ、約1年半ぶりに自社ECを再開
レディースアパレルEC「イーザッカマニアストアーズ」は9月17日、自社ECサイトをオープンしました。旧運営会社の経営破綻により2025年4月に閉鎖して以来、約1年半ぶりの再開です。
閉鎖後、フジスター株式会社による事業譲受を経て、新たに設立された株式会社ズーティーが運営を引き継ぎました。楽天市場店から営業を再開し、2026年春にはグランドReオープン。今回、自社ECサイトを「本店」と位置付けて再スタートしました。
本店では、価格や送料、販促企画などを自社で設計するほか、動画や読み物、商品づくりの背景なども発信していくとしています。
ミレー、公式オンラインストアをリニューアル
アウトドアブランド「ミレー」は、Shopify Plusを活用して公式オンラインストアをリニューアルしました。
店舗検索や店舗在庫表示、公式アプリ、ポイント機能などを実装し、ECと実店舗を横断して会員情報やポイントを利用できる仕組みを構築しています。
I-ne、「and Habit」を全面リニューアル
I-neは9月9日、BOTANISTやSALONIA、YOLUなどを扱う公式オンラインストア「and Habit」を全面リニューアルしました。
カテゴリーやブランドによる絞り込み、キーワード検索を強化したほか、トップページに「Pickup商品」を新設するなど、商品を探しやすい導線に刷新しています。
自社ECも、カートや機能が時代に合わなくなってくるので、どこかでリニューアルは必要になりますね。AIやエージェントコマースへの対応まで考えると、今は特に判断が難しい時期ですよね。
カートは機能だけ見ても、実際の運用までイメージするのは難しいと思います。導入してから「こんなに大変だったのか」と気づくケースもありそうです。
今後は機能を作り込みすぎるよりも、シンプルな構成にして、時代の変化に合わせやすくしておくほうがいいでしょうね。
他社が使っているからという理由だけで、同じカートを選ぶのは避けたほうがいいと思います。なぜそのカートを選んだのかまで理解した上で、自社に合うかを考えることが大事ではないでしょうか。
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お時間がありましたら、下記の記事もご覧いただければです。事業者さんや支援事業者さんによる、事例を踏まえた内容となっていますので、日々の業務に何かしらお役に立つかと思います。ポッドキャストでは、配信者のお気に入りの記事について、コメントや取材の裏話をお伝えしています。ここではその一部を紹介しますが、気になる方はぜひお聞きください。
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ポッドキャストは難しそうに見えますが、最初に設定してしまえば、意外と簡単に配信できる仕組みになっています。動画に比べて編集の負担も小さいので、既存のお客様との新しいコミュニケーション手段として、一度検討してみてもいいのではないでしょうか。
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