元祖オンラインクレーンゲーム「トレバ」、Amazon Payで支払いの手間を軽減!初回課金につながった理由とは

オンラインクレーンゲーム「トレバ」では、有料プレイに使う専用ポイントを購入する際、カード情報の入力や認証、決済エラーなどが、初回課金のハードルとなっていました。そこで導入したのが、Amazonアカウントに登録された支払い情報を使って決済できる「Amazon Pay」です。
Amazon Payの導入によって、トレバの課金体験はどのように変わったのでしょうか。導入前に抱えていた課題や導入の決め手、初回課金を含む導入後の変化について、トレバ株式会社のマネージャー小池佳菜子さんに伺いました。
「元祖」オンラインクレーンゲームとして、ストレスの少ない体験を追求
――はじめに、オンラインクレーンゲーム「トレバ」の特徴について教えてください。
小池さん:オンラインクレーンゲーム「トレバ」は、インターネットを通じて実物のクレーンゲームを遠隔操作できるサービスです。オンラインクレーンゲームの先駆けとしてサービスを開始し、2026年で15周年を迎えました。
スマホアプリやブラウザをはじめ、Amazon Fire TVやNintendo Switchなど、幅広い環境からプレイできます。現在は、スマホアプリからのご利用が最も多いです。
主婦層の方に多くご利用いただいている点も、トレバの特徴です。また、一度景品を獲得された方が、その後も継続して利用してくださることが多いです。
トレバの運営において大切にしているのが、「いつでも、どこでも、本物の体験をお届けすること」。ゲームの操作性だけでなく、ポイント購入時のページ遷移や情報入力の手間も減らし、ユーザーができるだけストレスなく利用できる体験を目指しています。

5分以内の課金を阻む、決済の手間やつまずき
――Amazon Pay導入前は、決済面にどのような課題を感じていましたか。
小池さん:大きく分けると、決済に時間がかかることと、決済そのものを完了できないことの二つが課題でした。
クレジットカード決済では、カード番号やセキュリティコードの入力、3Dセキュア認証などが必要です。そのため、決済完了までに時間がかかり、途中で離脱してしまう方もいました。クレジットカード以外の決済方法でも、新たなアカウント登録が必要だったり、スマホで支払い方法の選択を間違えると、最初からやり直しになったりすることがあります。
トレバでは、次にプレイを待っている方への配慮から、ポイント購入に基本的に5分の制限時間を設けています。その制限時間を長くしすぎると、順番待ちしている方の負担が大きくなるためです。
カード情報の入力や認証に時間がかかれば、制限時間内に課金を完了できない可能性もあります。実際に、「課金に時間がかかり、制限時間に間に合わなかった」という声をいただくこともありました。
また、オンラインクレーンゲームでは、プレイ中に端末と実物のクレーンゲーム機を常時接続しておく必要があります。課金のために別のアプリを開き、トレバがバックグラウンドに回ると接続が切れ、プレイを妨げかねません。画面遷移や情報入力を減らし、短時間で支払いを完了できることが重要でした。
カードの承認が下りず、同じカード情報を何度も入力した結果、不正利用防止のための制限がかかり、一時的に決済できなくなるケースもありました。外出先で手元にカードがない方や、希望する支払い方法が用意されていないため、決済を諦める方も。
こうした状況から、決済にかかる時間を短くするとともに、クレジットカード決済がうまくいかなかった場合にも利用できる選択肢を増やす必要があると考えていました。
Amazonアカウントで支払える利便性が導入の決め手
――決済方法の選択肢を増やすなかで、Amazon Payを導入した決め手は何でしたか。
小池さん:Amazonの高い知名度と、多くの方がすでにAmazonアカウントを保有していることが大きな決め手でした。
Amazon Payなら、新たなアカウント登録やカード情報の入力をせず、普段利用しているAmazonアカウントに登録された情報で支払えます。決済の手間を減らし、課金に対するハードルを下げられると考えました。
当時はPayPalなども導入していましたが、日本では決済用アカウントとしてのなじみがまだ薄く、国内ユーザーの利用率は低い状況でした。その点でも、多くのユーザー基盤を持つAmazon Payは有効だと判断しました。
――Amazon Payの導入は、どのような体制で進めましたか。
小池さん:弊社側では私一人が担当し、ほかの業務と並行しながら実装しました。導入を決めてからリリースまでは、全体で約1か月半(※)です。
従来、決済サービスを導入する際は、提供されたドキュメントを確認しながらメールで問い合わせることが中心でした。Amazon Payでは専用のプロジェクト管理ツールを開設していただき、技術的な質問や不具合について迅速に対応してもらえた点がありがたかったです。
大きくつまずいたところはありません。ローカルのHTTP環境ではAmazon Payの仕様上、動作確認ができなかったため、HTTPSのテストサーバーにアップロードして検証する必要があった程度です。
※Amazon Payリリースまでの開発期間は導入事業者によります。
決済手段として定着し、初回課金にもつながる
――Amazon Pay導入後、どのような変化がありましたか。
小池さん:クレジットカード払いなど、従来の決済方法で「課金がうまくできない」とお問い合わせをいただいた際に、Amazon Payという別の選択肢をご案内できるようになりました。Amazon Payをご案内した後に「利用できなかった」という反応をいただくことはほとんどなく、スムーズに決済していただけていると感じています。
現在、Amazon Payは決済全体の約10%となっています。一度Amazon Payを利用した方は、その後も継続してAmazon Payを選ぶことが多く、主要な決済手段の一つとして定着しています。
また、Amazon Payの導入後、それまでトレバで課金実績がなかったユーザーによる初回課金も確認されました。導入当初はWeb・PC版のみで利用できたため、特にブラウザからの課金で変化が見られました。
新たなアカウント登録やカード情報の入力をせず、普段利用しているAmazonアカウント経由で支払えることが、初回課金のハードルを下げることにつながったと考えています。
アプリ外決済への対応と販促施策で広がるAmazon Pay活用
――その後、Amazon Payの利用環境や利用状況はどのように変化しましたか。
小池さん:当初、Amazon Payを利用できるのはWeb・PC版のみでした。その後、モバイルアプリからAmazon Payを利用できるアプリ外決済にも対応。決済処理には、もともとWeb版で使用していた仕組みを活用できたため、迅速に実装できました。
アプリ外決済への対応を開始した2025年10月頃と、2026年6月を比較すると、Amazon Pay経由の売上は約3.8倍、利用ユーザー数は約1.6倍、購入数は約1.4倍となっています。いずれもAmazon Payのみの数値です。
こうした動きのなか、2025年12月18日にはスマホソフトウェア競争促進法(※)が全面施行されました。同法ではスマートフォンの特定ソフトウェアに係る公正かつ自由な市場における競争環境の整備が進められており、決済方法を含め、ユーザーや事業者の選択肢が広がることが期待されています。
販促面では、Amazon側で定期的に実施されているキャンペーン決済ページで紹介できることも、Amazon Payを導入するメリットの一つだと感じています。
2025年12月から2026年1月にかけて、トレバでAmazonギフトカードをプレゼントするキャンペーンを実施しました。新規ユーザー獲得数は4.2倍、売上は3.8倍となり、予想を上回る結果に。
トレバでは通常、月末や月初にボーナスポイントを付与するキャンペーンを行っていますが、Amazonギフトカードを活用したキャンペーンは想定以上の反響がありました。
スマホソフトウェア競争促進法への対応を含め、Amazon Payの成果は社内でも期待以上と評価されています。今後は、ほかのサービスについても、可能な限りAmazon Payを導入していく方針です。
※スマホソフトウェア競争促進法
正式名称は「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」。2025年12月18日に全面施行された。モバイルOSやアプリストアなどを提供する指定事業者に禁止事項や遵守事項を設け、スマートフォン市場における競争の促進を図る法律。
決済手段の拡充と使いやすいUIの両立へ
――Amazon Pay導入後の効果を踏まえ、今後はどのようなことに注力していきたいですか。
小池さん:今後も引き続き、ユーザー満足度の向上に向けた開発に注力していく予定です。
現状の決済面における課題は、決済手段が増えたことで選択メニューが縦に長くなり、見づらくなっていることです。選択肢を増やすだけでなく、ユーザーが迷わず支払い方法を選び、スムーズに決済できるUIへの改善を進めていきます。
Amazon Payには、機能面と販促面の両方で今後も期待しています。機能面では、3Dセキュア認証を通過して登録されたカードかどうかを、加盟店側で取得・確認できるようになるとありがたいです。
また、Amazonギフトカードの還元キャンペーンや販促施策についても、機会があれば今後も参加したいと考えています。


トレバも同企画に参加。(2025年12月1日(月)~12月15日(月)実施)
※本記事に掲載されている導入事例の数値は、トレバ株式会社における2026年7月時点の自社調査に基づくものであり、特定の条件下での実績です。Amazon Payの導入により、すべての事業者において同様の成果が得られることを保証するものではありません。実際の効果は、サービスの種類・ユーザー層・決済環境その他の個別事情により異なる場合があります。
※Amazon、Amazon Pay、Fire TVおよび関連するすべてのロゴは、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
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