なぜ「有名ブランドのメルマガ」でも開かれないのか?最新調査から見えた「件名」で避けるべき3つのミス

ECサイトのメルマガにおいては、新商品のお知らせやクーポンなど、読者にとって魅力的な情報を配信する機会が豊富にあります。しかしどれだけお得な情報を用意しても、前提としてメールを開いてもらわなければ購入にはつながりません。

そこで重要になるのが、最初の接点となる「件名」です。

今回は、当社が実施した調査結果を交えながら、ECサイトから配信されるメルマガの件名でありがちな3つのミスをご紹介します。普段何気なく設定している件名にも、開封のチャンスを逃してしまう原因が隠れているかもしれません。

この記事の執筆者

山本 美智
株式会社ベンチマークジャパン
マーケティングマネージャー

広告代理店・メーカーでの勤務を経て、2018年にベンチマークジャパンへ入社。HTMLメール配信システム「Benchmark Email」のカスタマーサクセスおよびプロモーション業務に携わってきた。現在はマーケティング部門のマネージャーとして、ウェブサイト運営や広告展開、コンテンツ企画・運営を担当。メールマーケティングに関する情報発信にも力を入れ、企業のメール活用を後押しするノウハウを広く紹介している。

メール配信サービス「Benchmark Email」
[無料トライアルの登録はこちら]

開封するかどうかは「ブランド名」よりも「件名」で判断される

受信トレイにアクセスした購読者の目には、「送信元名」「件名」「本文プレビュー」という3つの要素が見えています。

株式会社ベンチマークジャパンでは、2026年1月に全国の20代〜60代の有職者600名を対象に「メールマガジン購読状況調査 2026年度版」を実施し、「メルマガの開封判断に最も影響するところ」について尋ねました。

Q. メルマガを開く、開かないの判断に最も影響するところはどこですか?

出典:株式会社ベンチマークジャパン「メールマガジン購読状況調査 2026年度版」(n=600)

最も多かった回答は「件名・タイトル」の49.8%です。次いで「本文プレビュー」が22.7%、「送信元名」は11.8%でした。つまり、約半数の読者が件名を見てメールを開くかどうか判断している一方、ブランド名などが表示されることの多い送信元名を主な判断材料にしている人は約1割という結果です。

もちろん、普段から利用しているショップや好きなブランドからのメールであれば、送信元を見ただけで興味を持ってもらえるケースもあります。しかし「有名なブランドだから開いてもらえる」「いつも購入してくれるお客様だから読んでくれる」と考え、件名を疎かにしてしまうのは避けたいところです。

ECサイトのメルマガでは、セールや新商品、再入荷など、読者が受け取るメリットを件名からすぐに理解できるようにすることが大切です。

ECサイトメルマガの「件名」で避けるべき3つのミス

① ブランド名の重複が発生している

ECサイトのメルマガで意外と起こりやすいミスのひとつが、送信元名と件名の両方にブランド名を入れてしまうことです。

たとえば送信元名が店名である「SAMPLE SHOP」に設定されているにもかかわらず、件名を「【SAMPLE SHOPニュース】セール開催のお知らせ」としているケースです。

ブランド名を強調したいという意図があったとしても、そのぶんだけ件名で伝えられる情報量は少なくなります。件名では読者がメールを開く理由になる情報を優先しましょう。

件名を作成したら、実際の受信トレイで「送信元名+件名」がどのように並ぶかを確認してみましょう。重複している情報を削るだけでも、より伝わりやすい件名を作ることができます。

② スマホで表示される「冒頭20文字」を意識していない

件名を考える際にもう一つ注意したいのが、スマホアプリにおける受信トレイでの見え方です。

せっかく件名に魅力的な情報を入れても、それが見えなければ意味がありません。

たとえば「日頃のご愛顧に感謝して、ウェブ会員の皆様のため限定セールを開催します【20%OFF】」という件名では、肝心の「セール」「20%OFF」がスマートフォンの読者には気づかれない可能性が高いです。

これは、スマートフォンのメールアプリで表示される件名の文字数が一般的に20文字前後であるためです。

同調査でも、プライベート用メールは仕事用メールよりスマートフォンで閲覧される割合が高く、特に若い世代ほどスマートフォンで読む傾向が見られました。ECなどBtoC向けのメルマガでは、スマホでの表示確認が特に重要です。

Q. スマホとPC、どちらでメルマガを読みますか?

出典:株式会社ベンチマークジャパン「メールマガジン購読状況調査 2026年度版」(n=600)

そこで意識したいのが、最も伝えたい情報を件名の前半に置くことです。

先ほどの件名を「【3日間20%OFF】会員限定セール開催中」のようにすれば、途中までしか表示されなくても重要な情報を伝えやすくなります。

ECサイトから配信されるメルマガの件名では以下のような【キャッチコピー】が冒頭に置かれていることが多いですが、それはこうした背景があるためです。

割引・ポイント還元|「最大50%OFF」「1,000pt還元」【半額】「送料無料」

期間|《本日23:59まで》【SALE 明日終了】\残り1日/「5日間限定」「本日最終日」

新作|「新作入荷」「新アイテム発売記念」「待望の追加」

販売開始|「明日より一般販売」【本日発売】「先行予約開始」

再入荷・数量限定|「人気商品が再入荷」《数量限定》「日本限定」

会員限定|「お知らせを受け取った方限定」「Web会員様限定」

配信前にはテストメールを送り、実際のスマートフォンの受信トレイで確認することをおすすめします。

③ 本文プレビューを活用していない

件名のすぐ近くに表示される「本文プレビュー」も重要です。

同調査では、メールを開くかどうかを判断する際に最も影響する場所として、「本文プレビュー」を挙げた人は22.7%でした。約5人に1人が判断材料にしていることを考えると、活用しないのはもったいないスペースです。設定していない場合、メール本文の冒頭にある文章が表示され、読者にとって魅力の薄い情報が見えてしまうこともありますので必ずチェックしましょう。

本文プレビューは、件名だけでは伝えきれない情報を補足する場所として使うことができます。

たとえば件名が「会員限定20%OFFセール開催中」であれば、本文プレビューには「人気アイテムも対象。日曜の23:59まで」のような情報を加えます。

件名とプレビューで異なる情報を伝えることで、「どんな商品があるのか」「誰が対象なのか」といった情報を、受信トレイ上でより多く伝えることができます。

件名を「見出し」、本文プレビューを「補足説明」と考え、2つをセットで設計してみましょう。
ただし、読者が利用しているメールアプリによっては本文プレビューが一切表示されない場合もあるため、重要性の高い情報は件名に入れてください。

まとめ

ECサイトのメルマガでは、「有名なブランドだから」「お得なセールだから」という理由だけで、必ずメールを開いてもらえるわけではありません。受信トレイに並んださまざまなメールの中から選ばれるように、興味を持ってもらうための工夫が必要です。

まずは「送信元名と件名でブランド名が重複していないか」「スマートフォンでも重要な情報が見えるか」「本文プレビューを活用できているか」の3点を確認してみましょう。

情報の配置や見せ方を少し見直すだけで、件名は改善できます。配信後は開封率などの結果も確認しながら、自社の読者にとってどのような件名が効果的なのかを検証していきましょう。

メール配信サービス「Benchmark Email」は月2,500通まで無料

「Benchmark Email(ベンチマークイーメール)」は、シンプルで使いやすいメール配信システムです。セールや新商品、キャンペーンのお知らせなど、EC事業者のメルマガ配信にもご活用いただいております。

ドラッグ&ドロップで画像やボタンを配置できるため、専門的な知識がなくても、商品を紹介するHTMLメールを簡単に作成できます。

また、配信後は開封率やクリック率などの結果を確認できるため、「どのような件名が開封されやすいか」「どの商品やキャンペーンがクリックされているか」といった結果を見ながら、次回のメルマガ改善に活かすことができます。

また、「Benchmark Email」では、いつでも無料でご利用いただける「無料トライアル」プランをご用意しています。

【無料トライアルの特徴】

  • 月2,500通まで無料で配信可能
  • メール配信、リスト管理、レポートなど、メルマガ配信に必要な機能を一通り利用可能
  • クレジットカードの登録不要で、期間の制限なく利用できる

メールの作成・配信から効果測定までを効率的に行いたい方や、メルマガ経由の売上を伸ばしたい方は、まずは無料でメール作成をお試しください。

[無料トライアルの登録はこちら]

あわせて読みたい

Amazon Pay導入事例集