
日々の業務でニュースをキャッチアップする時間がなかなか取れない方もいらっしゃると思います。そこで、2024年9月のEC・ネット通販関連ニュースをまとめました。今回取り上げるテーマは、「カートシステム×YouTubeショッピング」と「BtoC-EC市場規模24.8兆円・EC化率9.38%」の2つです。
本記事とは別に、運営堂の森野さんとニュースの詳細解説をポッドキャストにて配信しております。お時間がある方はこちらもあわせてチェックしていただければと思います。
YouTube ショッピングと連携する国内のカートシステム
2024年9月6日に、カートシステムのmakeshop byGMOとYouTube ショッピングが連携しました。
YouTube ショッピングとは、クリエイターがYouTube上で商品や公式ブランドグッズを紹介し、視聴者がその場で購入できる機能です。通常の動画だけでなく、ライブ配信中にも商品をタグ付けしてライブコマースを展開できます。
YouTube ショッピングには、YouTube内に決済機能がないため、購入手続きを行うにはカートシステムなど他のプラットフォームと連携する必要があります。makeshop byGMO 以外にも、2024年5月にBASE、7月にfutureshopがYouTube ショッピングと連携を開始しており、今年に入ってから国内のカートシステムの連携が活発になっています。
YouTube ショッピングは、誰でも利用できるわけではなく、一定の条件を満たす必要があります。オリジナル商品を扱う場合と、他社のブランド商品を紹介する場合とで、資格要件が異なりますので、利用を検討する際は事前に確認することをおすすめします。




BtoC-EC市場規模24.8兆円!経済省が最新の国内EC市場データを公表
2024年9月25日に、経済産業省は「令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」の結果を発表しました。
BtoC-EC市場規模が前年比9.23%増の24.8兆円、BtoB-EC市場規模が前年比10.7%増の465.2兆円に拡大。また、EC化率もBtoCで9.38%、BtoBで40.0%と、商取引の電子化が進展していることがわかります。
物販系分野のBtoC-EC市場規模の内訳を見てみると、特に「食品、飲料、酒類」(2兆9,299億円)、「生活家電・AV機器・PC・周辺機器等」(2兆6,838億円)、「衣類・服装雑貨等」(2兆6,712億円)、「生活雑貨、家具、インテリア」(2兆4,721億円)の4カテゴリーが2兆円を超えており、物販系分野全体の73%を占めています。
詳細な分析や、市場動向については、別途記事で詳しくお伝えする予定です。情報をいち早く受け取りたい方は、メルマガをご登録いただけますと幸いです。
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9月のおすすめ記事
お時間がありましたら、下記の記事もご覧いただければです。小売事業者さんや支援事業者さんによる、事例を踏まえた内容となっていますので、日々の業務に何かしらお役に立つかと思います。
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