【2022年最新版】ヤマト運輸・日本郵便・佐川急便 大手3社配送料金比較表

現在、配送会社ごとにユーザーのニーズに合わせる形で配送方法が多岐に渡っています。事業者としてはどこの配送会社に委託することでコストを抑えて顧客に届けられるかが非常に重要な問題として頭を悩ませているでしょう。

今回は、どのサイズ、重量であれば、どの配送会社のどの配送方法を活用すれば安く利用できるか一目でわかる早見表を作成しました。早見表を基に配送会社を検討いただければと思います。

昨今の配送情勢

コロナウイルスの影響で在宅比率が高まり、ネット通販市場は大変な盛り上がりを見せています。その一方で配送会社としては、食料品の冷蔵・冷凍配送やBtoBの配送量が減っていますが、ネット通販におけるBtoCの配送量が増加している状況です。

ネット通販の利用者数増加により将来予測として20万人近い配送人員の不足が試算されている中で、各社様々な配送方法を模索しているのが現状です。

早見表の使い方

公開している早見表については一般に公開されている価格を参考に作成しており、窓口への持ち込みや会員登録によって割引される金額は考慮されていません。また、宅配便の配送料金については東京から最も近く安い金額を参考に作成しております。あくまで、参考としてご利用ください。

各社の割引条件については下記にて記載しておりますので、その点を踏まえて自社の最寄りの営業所へ問い合わせをいただくと良いでしょう。

早見表のダウンロードはコマースピックの「LINE公式アカウント」のLINE画面に「送料」と投稿すると行えます。

サイズ・重量ごとのおすすめ配送方法

厚さ3㎝以下の商品

Tシャツ等の衣料品やCDや本、小物などを発送する際によく使われるサイズです。

重量が1kgを超えることはあまりないかと思われますので、このサイズでは日本郵便のクリックポストがおすすめです。ポスト投函が可能かつ追跡を行えるので、比較的安心して郵送が可能です。また、クリックポストは2022年7月20日からサービス品質を変えることなく、値下げを発表しています。従来198円だった配送料金が185円になるため、クリックポストをよく利用している事業者にとっては大幅なコストカットが見込めることでしょう。

60サイズの商品

軽量な商品であれば日本郵便の定形外郵便が最安です。しかし、追跡ができないため、原価が高く再配達リスクを考慮した場合、赤字になる可能性が高い場合はお勧めできません。50サイズまでならヤマト運輸の宅急便コンパクト60サイズであれば佐川急便の飛脚宅配便が安いでしょう。

60サイズよりも大きな商品

80サイズ、100サイズとサイズごとに各社金額は異なりますが基本的には日本郵便のゆうパックが最もお安く配送できます。ただし、割引を活用することでヤマト運輸の宅急便の方が安く利用できる場合があるので、割引制度参照の上、自社に合った配送方法を選択するといいでしょう。

30㎏以上の商品

50㎏までであれば佐川急便の飛脚ラージサイズ宅配便が安いです。以前では、さらに重い商品を配送する場合、ヤマト運輸のヤマト便であれば180㎏まで対応していましたが、現在は30kgまでとなっています。また、ヤマト便は2021年10月3日(日)荷受け分をもって廃止になりました。新しく、ヤマト便に代わって180サイズと200サイズが新しく登場し、通常の宅急便同様、各営業所からの割引の対象になっています。いずれにせよ重い商品を配送する場合は、各社営業所に相談をする方が良いでしょう。

配送会社ごとの割引施策

通常の料金テーブル以外に配送会社によって割引が行われる制度があるため参考として記載します。

ヤマト運輸

-持込割
ヤマト運輸直営店・コンビニストア・取扱店へ持ち込みをした場合、荷物1個につき100円割引。

-クロネコメンバーズの持込割
クロネコメンバーズに登録し、ヤマト運輸指定の送り状を作成の上、ヤマト運輸直営店に持ち込みをした場合、荷物1個につき150円割引。

-クロネコメンバー割
ヤマト運輸独自のプリペイド型電子マネーに事前にチャージし、支払いすると、宅急便料金から10%または15%割引。

-デジタル割
ヤマト運輸指定の方法で送り状を作成した場合、荷物1個につき60円割引。

-往復割引
往復宅急便を利用する場合、復路の料金から100円割引。

-複数口減額制度
同一の届け先に、同時に2個以上の荷物を送る場合、荷物1個につき100円割引。利用の際は複数口専用の送り状が必要。

-宅急便センター受け取りサービス
荷物の発送時に受け取り場所をヤマト運輸の直営店に指定すると、荷物1個につき60円割引。

※割引制度の諸条件について
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/search/payment/discount/

日本郵便

-持込割引
郵便局またはゆうパック取扱所に荷物を持ち込むと、荷物1個につき120円割引。

-同一あて先割引
1年以内に発送されたゆうパックまたは重量ゆうパックの「ご依頼主控」を添えて、同じ種類・あて先の荷物を差し出すと、荷物1個につき60円割引。

-複数口割引
同じ種類・あて先の荷物を同時に2個以上差し出すと、荷物1個につき60円割引。

-ゆうパックスマホ割アプリを利用して割引
ゆうパックスマホ割アプリの利用で、荷物1個につき180円割引。

-郵便局受取割引(ゆうパックスマホ割アプリ利用)
発送時に郵便局を受取場所に指定することで、さらに100円の割引。

-継続利用割引(ゆうパックスマホ割アプリ利用)
前月までの1年間に10個以上の発送があった場合、割引後の運賃から10%割引。

※割引制度の諸条件について
https://www.post.japanpost.jp/service/you_pack/advantage/toku.html

佐川急便

-持込割引
取次店等へ持ち込んだ場合、荷物1個につき100円割引。

-まとめ発送割引
一度に発送する量に応じて割引。

11個から 50個10%割引
51個から100個15%割引
101個から500個20%割引
501個以上30%割引

※割引制度の諸条件について
https://www.sagawa-exp.co.jp/send/fare/list/sagawa_faretable/attention.html

最後に

ネット通販において配送費は絶対に見過ごせないポイントです。サイズごとに自社の配送費がいくらになっているのか、この機会に確認してみると良いかもしれないです。また、発送量が多い場合は発送拠点を担当する配送会社の営業所と交渉を行うことで、割引されることもあるようです。

また、楽天市場やアマゾンなど、マーケットプレイス側で倉庫の保管から発送まで独自の流通網で実施しているので、各マーケットプレイスに参加している方は確認してみると良いでしょう。

早見表のダウンロードはコマースピックの「LINE公式アカウント」のLINE画面に「送料」と投稿すると行えます。

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