Yahoo!ショッピングは購買導線強化、楽天市場は購買接点拡張:EC関連ニュースまとめ【2026年5月】

日々の業務でニュースをキャッチアップする時間がなかなか取れない方もいらっしゃると思います。そこで、2026年5月のEC・ネット通販関連の主要ニュースをまとめました。今回取り上げるテーマは、「Yahoo!ショッピングの購買導線強化」と「楽天市場の購買接点拡張」です。

本記事とは別に、運営堂の森野誠之さんとニュースの詳細解説をポッドキャストにて配信しております。お時間がある方は、あわせてチェックしていただけますと幸いです。

Yahoo!ショッピングはAIを活用した購買導線を強化

2026年9月より出店プランを改定

LINEヤフーは、2026年9月よりYahoo!ショッピングの出店プランを一部変更すると発表しました。

新プランでは、月額システム利用料として月額10,000円(税抜)、売上ロイヤリティとして2.5%を新設。一方で、現在1.5%となっているキャンペーン原資負担は廃止され、任意加入の「プロモーションパッケージ」は3%から2%へ変更されます。

また、2026年度以降は「LINEショッピングタブ」への商品掲載も予定しており、経由購入についてはカテゴリごとに2〜4%の料金が設定されるとのことです。

LINEヤフーは、AIを活用したユーザー向け購買支援やストア向け運営支援の強化、LINEショッピングタブ展開など、サービス拡張に伴う見直しと説明しています。

AIが商品比較を行う「AIおまかせ比較」を提供開始

生成AIを活用した「Yahoo!ショッピング AIエージェント」の機能拡充第一弾として、2026年5月20日に、新機能「AIおまかせ比較」の提供を開始しました。同機能は、「価格」「レビュー」「耐久性」などの条件をもとに、AIが約15〜20商品を比較し、最適な商品を提案するものです。

「Yahoo!ショッピング AIエージェント」は2026年2月の提供開始以降、AIエージェント経由の取扱高が全体の15%以上に伸長。AIエージェント利用者の購買率は、非利用者と比較して1.5倍となっているとしています。

ChatGPTとの連携を開始

2026年5月21日には、OpenAIが提供する「Apps in ChatGPT」に対応し、ChatGPTとのアプリ連携を開始したと発表しました。

本連携により、ユーザーはChatGPT上で「@Yahoo!ショッピング」と入力して質問することで、Yahoo!ショッピングの商品提案を受けられるようになります。

また、「プレゼントにおすすめの家電」「在宅ワーク用の疲れにくい椅子」など、曖昧な要望にも対応し、会話を通じて条件を整理しながら商品探索を支援するとしています。

森野さん
AIエージェントを利用している人も、実際には「AIを使っている」という意識はあまりないかもしれませんね。自然に買い物の導線に組み込まれている印象です。
舟本
AIエージェント経由の取扱高が15%以上というのは驚きました。商品提案がユーザーの購買行動にかなり影響していることがうかがえます。
森野さん
ChatGPT連携も面白いですね。普段からChatGPTを使っている人なら、そのまま商品を探して購入する流れも増えていきそうです。
竹内
今回の出店プラン改定は、LINEショッピングタブやAI機能の強化などと合わせて発表されています。こうした取り組みを見ると、サービス拡張に伴う見直しという説明にも納得感があります。

楽天市場は購買接点の拡張を推進

「SPU」にファミリーマートが参加

楽天グループ、楽天ペイメント、ファミリーマートは、「楽天市場」のポイントアッププログラム「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」において、2026年7月1日よりファミリーマートが対象サービスに参加すると発表しました。「SPU」の対象サービスに楽天グループ外企業が参加するのは初めてです。

全国のファミリーマートで「楽天ポイントカード」を提示のうえ、月間3,000円(税込)以上買い物をすると、「楽天市場」での買い物に対してポイントが+0.5倍となります。これにより、「SPU」の最大ポイント倍率は18.5倍、対象サービス数は17となります。

住所不要で贈れる「楽天ソーシャルギフト」を開始

楽天市場は、住所を知らない相手にもギフトを贈ることができる新機能「楽天ソーシャルギフト」の本格提供を開始しました。

同機能では、購入後に発行される「ギフト受取用リンク」をメッセージアプリやメール、SNSなどで送付し、受取側が配送先情報を入力することでギフトを受け取れます。また、「誕生日」「結婚祝い」などのテーマ別や、「スイーツ」「美容・コスメ」などのジャンル別に商品を探せるポータルサイトも開設しました。

楽天市場では、ギフトシーンにおける直前需要の取り込みや、カジュアルギフト文化の浸透を図るとしています。

森野さん
SPUにファミリーマートが入るのは驚きました。しかもコンビニなので、月3,000円なら条件を達成する人も多そうですね。
舟本
これまで楽天グループ内で完結していたSPUにグループ外企業が参加するのは大きな変化だと思います。楽天だけでは持てないアセットについては、今後もこうした連携が増えるかもしれませんね。
森野さん
楽天ソーシャルギフトも便利そうです。実際、相手の住所がわからずにギフトを送れないケースは意外とありますからね。
竹内
昔からの友人や、しばらく会っていない人にプレゼントを送りたいときなど。住所を聞かなくても送れるのは、今の時代に合った仕組みだと思います。

5月のおすすめ記事

お時間がありましたら、下記の記事もご覧いただければです。事業者さんや支援事業者さんによる、事例を踏まえた内容となっていますので、日々の業務に何かしらお役に立つかと思います。ポッドキャストでは、配信者のお気に入りの記事について、コメントや取材の裏話をお伝えしています。ここではその一部を紹介しますが、気になる方はぜひお聞きください。

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森野さん
現場からすると「経営者はECをわかっていない」と感じることもありますが、実際には重要性を理解した上で判断しているケースも多いと思います。 現場と経営で見ている視点は異なりますが、目指している方向は同じ。そのことを改めて考えさせられる記事でした。
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竹内
DXやBtoB-EC化を進める際、「すべてを一度にデジタル化しよう」と考えがちですが、実際には業務を切り分けながら段階的に進める方法もあります。BtoB-ECやDXに取り組んでいる方にとって、現場の負担を抑えながら進めるヒントになる記事だと感じました。
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舟本
私自身、ライブコマースを利用する機会は多くありませんが、この記事を通じて購入につながる心理や関係性づくりへの理解が深まりました。ライブコマースの可能性や消費者心理を知りたい事業者の方におすすめです。

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