【EC考察記録】アンファーに学ぶSDGsの取り組みとブランド戦略

アンファーのSDGsの取り組み

アンファーは環境負荷の低減を目的に、梱包素材を変更したことを同封チラシにてお知らせしました。

今回、アンファーが梱包素材を変更したことは、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを示すものといえるのではないでしょうか。

SDGs(エスディージーズ)とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連サミットで決められた国際社会共通の目標です。目標は全部で17個あり、その中に「持続可能な消費と生産」があります。

日本でも2020年7月のレジ袋有料化をはじめ、東京五輪選手村の段ボールベッドなど、近年SDGsに力を入れています。それに伴い、SDGsが私たちの間にも浸透してきています。

梱包材の変更内容

◎ 外装箱
FSC認証を受けた段ボールに変更。FSC認証とは、持続可能な森林活用・保全を目的として誕生した「適切な森林管理」を認証する国際的な制度です。

箱は開封しやすいように、テープが簡単にはがせるような工夫が施されています。

◎ クッション(衝撃)材

再生紙に変更。廃棄の際に分別しやすいように、素材を統一したといいます。

またそれに合わせて、2021年6月より、配送会社をヤマト運輸から佐川急便に変更しました。なお送料は今まで通りとのことです。

ちなみに、今回購入した商品はこちらになります。

ドクターズ ナチュラル レシピ ボタニカルライフプロテイン(きなこ味)
https://www.angfa-store.jp/product/DRPRN000A

きなこ味の他に、チョコレート味や抹茶味もあります。美味しいのはもちろんですが、水で簡単に溶けるのが何よりも嬉しいポイントです。機会があればぜひお試し下さい。

考察:SDGs の取り組みはブランド力の向上に繋がる

SDGsに取り組むことは大事なことですが、ビジネスの側面でみたときにどんなメリットがあるのでしょうか。一つには、企業のブランド価値が高まるといったメリットがあります。

今はモノが溢れかえっている時代になりました。それに加えて消費人口は減っています。そのため、商品を改良し、サービスの質を向上する必要があるのですが、競合他社に真似をされてしまうことも少なくはないでしょう。商品やサービスの付加価値はもちろんですが、ブランド力を高めることも必要です。

ブランド力の重要性として、よく例にあげられる話が、「ペプシパラドックス」です。ペプシコーラ社は、コーラの後発メーカーのため、いかにコカ・コーラ社より美味しいものを作るかに力を入れていました。

そして、自信作を開発した際に、試飲テストを行います。そのテストでは、ブランド名を明かさずにコーラ・コーラとペプシコーラを消費者に飲み比べてもらいました。すると、多くの人がペプシコーラの方が美味しいと言ったのです。

ところが、ブランド名の入っているペットボトルを置いて飲み比べてもらったところ、コカ・コーラを選ぶ人が圧倒的に多いという結果になりました。

この話からも、ブランドがいかに重要かわかるのではないでしょうか。とはいえ、ブランド力はすぐには高めることができません。地道な活動が必要なのです。アンファーの今回の取り組みもブランド戦略の一つなのでしょう。

また、アンファーは今回の取り組みはブランド力を高めるだけでなく、コストもしっかり意識しているように思われます。クッション材を再生紙にすることで、資材費を低価格に抑えることができます。また再生紙はかさばらないため、保管費も安くすみます。合わせて、配送会社をヤマト運輸から佐川急便に変更しているところもポイントでしょう。

ブランド力を高めるというと、テレビCMだったり、芸能人やインフルエンサーの起用だったりと莫大なお金をかける必要があると思いますが、こういった地道な活動の積み重ねも重要なのです。

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