鹿児島の魅力を全国に発信!特化型メディアコンテンツの挑戦

鹿児島県は北の端に位置する出水市から南端の与論島まで、南北600kmに及ぶ広さを誇ります。気候が温帯・亜熱帯・冷温帯にまたがる世界でも珍しい環境のなか、多種多様な文化や自然があり、それぞれの地域で特色ある農産物や加工品があることも大きな特徴です。また、各地でモノ作りに取り組む生産者の皆さまも魅力あふれる方たちばかりです。

そんな鹿児島の魅力を全国に広めていくために、『かごしまぐるり』では鹿児島にとことん特化したメディアコンテンツを展開しています。定期的にコンテンツをアップすることで、鹿児島の魅力発信はもちろん、サイト訪問者数も着実に増加しています。

今回は、定期的に記事コンテンツをアップするための社内体制と工夫についてお伝えします。

この記事の執筆者

大薗 順士
株式会社オービジョン

鹿児島県出身。2006年大手通信販売会社に入社後、マーケティングや広報PR、Web事業の立ち上げ、商品開発等、幅広い業務を経験。これまでの経験と、鹿児島の生産者とともに鹿児島の魅力を発信していきたいと一念発起して、2021年9月より起業して鹿児島に特化した「かごしまぐるり」を立ち上げる。
子供3人の父親として、休日は家族でアウトドアを楽しむ。
2022年に鹿児島市の初代『イクメンの星』として表彰される。

■かごしまぐるり
https://gururi-japan.com/

鹿児島特化型メディア運営の社内体制

鹿児島に特化したメディアコンテンツを定期的にアップするためには、社内体制は必要不可欠です。社内の各部門におけるKGI・KPIを共有する時間を毎週必ず設けて、その際にキャンペーンや新企画のためのブレスト会議を行っておりますが、それらとあわせて、鹿児島にまつわる掲載コンテンツの“ネタ出し”をスタッフ全員で行います。

メディアコンテンツを運営するにあたって、よく「ネタ探しに苦労しませんか?ネタ切れになりませんか?」といった質問をいただきますが、当社では全く問題ありません笑

鹿児島の旬の食べ物や季節の見どころ、スタッフがプライベートで訪問した飲食店やカフェ、地域の情報などなど、打ち合わせの場では、とにかくあれやこれやと毎週たくさんの情報が社内で飛び交っています。もちろん、季節やトレンドにあわせて、こういった記事をアップしていこうと方向性を確認することはありますが、基本的にスタッフそれぞれが書きたいものを書くというスタンスです。

自分たちが実際に体験し、直接食べて、訪問して感じたからこそ、読者の方にお伝えできることがあると思っていますので、テクニカルなアプローチよりも実際に記事を書くスタッフの熱量を大切に記事の掲載内容を決定しています。毎週、次から次に新しい情報が出て、スタッフそれぞれが記事にしたいことが溢れているので、社内で揉めないように私が交通整理を担当しています笑

また、会議の場だけではなく、日中の業務中でも、「こんな情報があった」や「周りからこんな情報を聞いた」など社内で積極的に情報共有を行うことを心がけています。年代や立場を問わずに、フラットにコミュニケーションができる環境を大切にしているので、他の会社と比べるとだいぶ騒々しいのではないかと思います笑

このようにして作成した記事は一旦社内でチェックを行い、特に問題がなければ、コンテンツとしてアップするといった一連の流れです。

さらに、スタッフだけの記事投稿にかぎらず、鹿児島県内の教育機関との連携による学生インターンの職場体験記事や生産者訪問記事、新規就農を目指す新米農家さんの奮闘記、鹿児島在住のインスタグラマーによるおすすめスポットの紹介記事など、社外の方にも定期的に記事を投稿してもらっています。社内スタッフとは異なる視点からのアプローチの記事を掲載して発信していくことで、幅広いユーザーにリーチしていけるように取り組んでいます。

多くのユーザーにリーチするための工夫

『かごしまぐるり』では、より多くのユーザーに鹿児島の魅力をお伝えできるよう、さまざまなSNSやブログコンテンツを通じて、作成した記事のアップやPRを行っています。

それぞれの媒体の特性にあわせて発信を行うよう工夫して取り組んでいます。以下は媒体ごとの取り組み内容です。

自社コンテンツで構築する鹿児島の情報拠点

かごしまぐるり よみもの
かごしまぐるり よみもの

カラーミーショップのWordPressオプションを用いて構築している自社のブログコンテンツは、企業のブランドイメージを直接伝えることができる重要なプラットフォームと位置付けています。

魅力的な生産者様のご紹介をはじめ、鹿児島の旬の食材や観光地情報、人気の飲食店などなど、鹿児島の知られざる魅力を、スタッフが直接足を運んで、取材した内容を中心に掲載しています。現場に直接足を運んだからこそ伝えることができる内容を盛り込みつつ、SEO対策を施すことで、鹿児島に関連するキーワードにおいて検索エンジンからの流入を見込んでいます。

鹿児島に関する情報を求める方に対して、効果的にアプローチするとともに、サイト訪問者にとって魅力ある情報を提供できるよう心掛けて、記事の掲載数や閲覧数をKPIに掲げながら、取り組んでいます。

noteで深掘りする「中のヒト」

かごしまぐるり公式note
かごしまぐるり公式note

noteによる発信では、スタッフの日々の業務や日常の出来事など、『かごしまぐるり』を運営している「中のヒト」にスポットを当てた内容を定期的に掲載しています。日々こんな風に過ごしています、こんなことに取り組んでいますといった内容を発信することで、運営サイドの顔が見える、人柄が伝わることを重要視しています。

定期的に行うオフラインイベントの準備の様子や、知られざる業務の裏側も発信することで『かごしまぐるり』スタッフの日常が垣間見える内容は読者からも大変ご好評いただいております。

noteに関しては、特にKPIを設けずに各自が自由にカジュアルに発信していくことで、鹿児島の魅力だけではなく、『かごしまぐるり』に携わるスタッフそれぞれの魅力が伝わればいいなと思っています。私自身の鹿児島に対する愛着はもちろんですが、スタッフの鹿児島に対する愛着も相当なものです笑 スタッフの熱量をぜひnoteを通じて感じていただけたら嬉しいです。

Instagramで伝える鹿児島のビジュアルストーリー

かごしまぐるりInstagram公式アカウント
かごしまぐるりInstagram公式アカウント

Instagramでは、ストーリーズ投稿機能を活用して、自社ブログ・noteの最新記事をアップした内容を投稿しています。また、定期的に鹿児島にまつわるミニクイズやアンケートをストーリーズ投稿で行い、ユーザーエンゲージメントを高め、ユーザーとかごしまぐるりによる双方向のやり取りを生み出すとともに、ユーザーの興味関心のニーズ調査も同時に行うことで、今後の記事コンテンツ作成の参考にさせてもらっています。

『かごしまぐるり』では生産者とユーザーが触れ合うオフラインイベントの開催にも力を入れていますが、イベント開催前にInstagramで告知し、イベント当日はイベントや現地の様子を発信することで、より多くの方へのリーチ、双方向のコミュニケーションを促進しています。

Xで広がる鹿児島の最新情報

かごしまぐるりX公式アカウント
かごしまぐるりX公式アカウント

Xは、即時性が高く、短文での情報発信が得意なプラットフォームです。鹿児島の最新情報やイベント情報、お天気情報などちょっとした内容をタイムリーに伝えることで、ユーザーとの交流を図っています。

また、鹿児島の地元のニュースや話題なども発信することで、他のメディアにはないリアルタイムによるユーザーとのコミュニケーションを大切にしています。

コーポレートサイトで企業ブランディング

株式会社オービジョン コーポレートサイト
株式会社オービジョン コーポレートサイト

コーポレートサイトは企業の取り組みや動向を伝えるためのコンテンツとして位置付けています。『かごしまぐるり』にまつわる事業はもちろん、企業として取り組んでいる講演やイベント登壇、他社との連携協定など、企業の「顔」がみえる情報発信を行うことで、企業ブランディングを促進しています。

最近は「かごしまぐるり」のブランドだけではなく、企業として興味関心を持たれる機会も増えてきておりますので、コーポレートサイトによる情報発信も充実させていけるよう定期的なアップを心がけています。

ユーザー生成コンテンツ(User Generated Content)でコミュニティを活性化

ユーザーからの投稿や、『かごしまぐるり』にアンバサダー登録を行っている方からのレシピ投稿などを用いたコンテンツ作成も行っています。お料理好きな方によるアレンジレシピや魅力的な料理写真を自社サイトに掲載することによって、コンテンツの充実を図るとともに、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを活性化できるよう取り組んでいます。

終わりに

ここでご紹介させてもらったとおり、鹿児島の魅力をより多くの方に届けるために各メディアの特性を活かした情報発信を行っています。鹿児島の豊かな自然や文化、人の魅力を広く伝えていくために、社内体制の構築とさまざまな工夫に日々取り組んでいます。

これからもさまざまなメディアを活用しながら、鹿児島の魅力を発信し続けていきます。まだまだ鹿児島に知られざる魅力が溢れているので、『かごしまぐるり』が運営するメディアを通じて、全国の方に鹿児島を好きになってもらえたら嬉しいです。

■かごしまぐるり
https://gururi-japan.com/

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