大学生のQR決済利用率は35.1%!最も利用されているキャッシュレス決済方法とは?
ニュースの概要

2021年6月30日、消費者庁新未来創造戦略本部から「令和2年度大学生のキャッシュレス決済に関する調査・分析 報告書」が発表されました。決済手段が多様化していく中で、特に情報感度が高い大学生を対象に調査を行うことで、今後の消費者政策の企画・立案に向けて情報を収集する目的として行われた調査となっています。小売事業者様がキャッシュレス決済の導入に際して、優先度を考える際の参考となりましたら幸いです。

▼参照元
https://www.caa.go.jp/policies/future/icprc/assets/future_caa_cms201_210630_02.pdf

大学生のキャッシュレス決済の利用頻度

キャッシュレス決済の利用頻度

今回のアンケート調査によって、キャッシュレス決済を「ほぼすべての買い物で利用している」人の割合が17.6%、「買い物をする際の2回に1回程度は利用している」人の割合が42.4%となっています。調査の結果、約60%の大学生がキャッシュレス決済を日常的に利用していることがわかります。回答者全体の40.1%が「ほとんど利用していない」を選択していますが、2回に1回程度とまではいかないものの、定期的にキャッシュレス決済を利用している人がいることが次のアンケートの結果から伺えます。

決済手段別の利用有無

4週間で利用した決済手段別の利用有無

調査期間中、回答者251人が消費活動を4週間行う際に利用した決済手段の利用有無について、上図のような結果となりました。決済手段は多様化しているものの、キャッシュレス決済の合計の利用率と現金決済の利用率は同程度まで迫っていることがわかります。QRコード決済ではPayPayが後発のサービスでありながらも24.7%と利用率が最も高く、4人に1人が利用している結果となっています。

購入場所から見るキャッシュレス決済の比率

購入場所別キャッシュレス決済比率

購入場所別のキャッシュレス決済比率では、インターネットでの利用率が最も高いです。他の購入場所と比較し、クレジットカード決済を始めとし、キャッシュレス決済への対応が進んでいることが要因としては大きいように感じられます。最下位となる居酒屋では、割り勘をしづらいことから現金決済が多く利用されることが調査の結果明らかになっています。

QRコード決済ごとの利用状況

QRコード決済の利用状況

QRコード決済については、アカウントを最も持っている決済手段としてはPayPayの44.3%となっており、それ以外の決済手段は大きく保持率が変わっています。日常的に利用されている割合もPayPayの比率は高く、12.6%となっています。

QRコード決済の購入場所別買物場所

QRコード決済の購入場所としてはコンビニでの利用比率が最も高いです。QRコード決済を利用するポジティブな理由として、スマホだけで買物ができる利便性や、クレジットカードよりもスピーディに決済を行える点、ポイント還元などが挙げられていました。

最後に:日常の生活には欠かせないキャッシュレス決済

小売業のみならず、日常的な消費活動からキャッシュレス決済は切り離せないものとなっています。QRコード決済全体の利用率は35%ほどであり、キャッシュレス決済全体の利用率から見ると、まだまだ普及率は低いもののコンビニやスーパーなど積極的にキャッシュレス決済を採用し、レジ対応にかかる人件費の削減に取り組んでいます。

決済に対応するための専用機器の導入や決済にともなう手数料は発生しますが、顧客対応の効率化によりコスト削減ができることや現金決済を避ける消費者を誘引できることなど、メリットとデメリットのバランスを考えながら、導入を検討するのが良いかと思います。

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