ZOZOMOのプロジェクト責任者が語る!OMOプラットフォーム「ZOZOMO」がファッション業界にどのように貢献するのか?
インタビューの概要

株式会社ZOZO(以下、ZOZO)は、ZOZOTOWNとブランド実店舗をつなぐOMOプラットフォーム「ZOZOMO(ゾゾモ)」を2021年11月より始動しました。ZOZOMO とは一体どのようなものなのか。また、リリースから3ヶ月経った今、どのような反響があったのかを、同社のブランドソリューション本部の本部長である風間昭男さんに伺いました。

ZOZOMOを立ち上げた背景

――ZOZOMOは、実店舗の売上支援を目的に立ち上げたと伺っております。ZOZOTOWNの売上には直接関与しないと思うのですが、立ち上げた理由を教えていただけないでしょうか。

風間さん:これまでZOZOTOWNへのアクセスは、ZOZOTOWNの中だけで完結していました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ファッション業界がダメージを受ける中で、実店舗に何か貢献できればという想いで、ZOZOMOを立ち上げました。

現在、ZOZOMOが展開するサービスは全部で3つあります。

1.ZOZOTOWN上での「ブランド実店舗の在庫確認・在庫取り置き」
2.ショップスタッフの販売サポートツール「FAANS(ファーンズ)」
3.ブランド自社ECとZOZOTOWNの在庫シェアリング「Fulfillment by ZOZO」

ZOZOはファッションを買うだけの場所、売るだけの場所ではありません。ファッションを楽しむすべての人に寄り添う唯一無二の存在となり、誰もが笑顔であり続ける未来をつくっていきたいと思っています。それを成し遂げるための手段の一つとして、ZOZOMOを立ち上げたのです。

「ブランド実店舗の在庫確認・在庫取り置き」について

――ZOZOMOを立ち上げた背景について教えていただき、ありがとうございます。それぞれのサービスについて詳しく教えていただけないでしょうか。まず、ZOZOTOWN上で「ブランド実店舗の在庫確認・在庫取り置き」ができるとのことですが、運用の流れについてお話しいただきたいです。

風間さん:ブランド様は、ZOZOTOWNを訪れるお客様に対し、実店舗の在庫情報をお知らせすることができます。すると、お客様は、ZOZOTOWNの商品ページにある「店舗在庫を見る」から、各実店舗の在庫を確認できるようになります。お客様は、取り置きを希望する商品のカラーとサイズを選んで、受け取りたい店舗の「取り置き」ボタンを押します。

ZOZOTOWN上でお客様が「取り置き」を希望すると、ショップスタッフ様はZOZOが提供しているアプリ「FAANS」に届く通知から取り置き商品を確認し、取り置き完了後に、FAANSを通じてお客様へ取り置き完了の通知を行います。

あとは、お客様が取り置き完了のメール(もしくはお客様マイページ上)に添付されているQRコードを持って来店し、ショップスタッフ様がFAANSアプリを使って読み取るだけで、商品の受け渡しが可能です。商品代金は取り置きした店舗でのお支払いになります。

ブランド実店舗の在庫確認・在庫取り置きの流れ

「ブランド実店舗の在庫確認・在庫取り置き」を実装するには

―― ブランド様が在庫確認・在庫取り置きをするためにも、ZOZOTOWNと実店舗の在庫連携が必要になってくると思います。どのように在庫を連携しているのか伺ってもよろしいでしょうか?

風間さん:ZOZOTOWNに出店しているブランド様は、もともとZOZOTOWNと実店舗の在庫を連携していることが多いです。連携していないブランド様に関しては、ZOZO側に連携するAPIやCSVなどの複数の手段の中から選択し、対応されています。また、一元管理ツールを利用されている場合は、各ツールに合わせて連携されていますね。

サービスの実装自体は難しくないのですが、実店舗での運用体制が変わってくるため、最初は数店舗から導入を開始し、その後、全ての実店舗に導入されることが多いです。中には、最初から全店舗一括で導入されるブランド様もいらっしゃいます。お客様にとっても、在庫確認・在庫取り置きは全店舗導入していた方が使い勝手はいいですからね。

在庫確認・在庫取り置きサービスをリリースした際は、何か問題があってもいいように備えていたのですが、今のところ特に大きな問題がなくブランド様やお客様に利用いただいて、安心しております。

販売サポートツール「FAANS」とは

―― 2つ目の販売サポートツール「FAANS」についてですが、どんな機能があるのでしょうか? また、利用されるブランド様にどのようなメリットがあるのか教えていただきたいです。

風間さん:先ほどお伝えしたように、現時点では在庫確認・在庫取り置きの対応を簡単にできる機能が開始していますが、今後はコーディネートの投稿機能を提供予定です。

コーディネートは、ZOZOTOWNやファッションコーディネートアプリ「WEAR」、ZOZOTOWN PayPayモール店に表示される予定で、今後もブランド様のご要望をお聞きしながら、コーディネートの投稿面を増やしていくつもりです。合わせて、コーディネート経由の成果確認機能も提供しようと考えております。

販売サポートツール「FAANS」のイメージ

在庫シェアリング「Fulfillment by ZOZO」について

―― FAANSの今後が楽しみです。3つ目の在庫シェアリング「Fulfillment by ZOZO」について、お話しいただければと思います。

風間さん:Fulfillment by ZOZOは、2019年5月より開始しているサービスです。ブランド様にZOZOBASEという物流倉庫へ、ZOZOTOWNの在庫と自社ECの在庫を入れていただくことにより、ZOZOTOWNで注文された商品だけでなく、自社ECで注文された商品も、ZOZOBASE側で出荷対応するというものです。

Fulfillment by ZOZOを利用されるブランド様は、自社ECからZOZOBASE側に出荷指示を出していただくだけで、あとは、ZOZOBASE側から自社EC側へ発送完了の連絡がいきます。

これにより自社ECの売上が急増した際など、自社では対応できなかった注文の波動を、ZOZOBASEであれば吸収することができます。他にも災害の際に、ZOZOTOWN全体でかけているリスクマネジメントに乗れるメリットがあります。

また、ZOZOTOWNと自社ECの両サイト共通の在庫情報が、それぞれのサイトに表示されます。そのため、どちらかのサイトだけで在庫が切れてしまうことがなくなり、売り切れによってお客様が商品購入を諦めなければいけないという購入機会の損失を抑えることができるのです。今お伝えしたメリットに共感いただき、既に数十のブランド様に導入いただいております。

Fulfillment by ZOZOの仕組み

ZOZOMOの反響と今後の展望

―― ZOZOMOを立ち上げてから、ブランド様からどんなお声をいただいていますでしょうか? また、今後の展望についてもお聞かせください。

風間さん:まず何より店舗へお客様に来ていただけることを喜んでいただけています。またアプリの使い勝手の評判がよく、ブランド様に口コミで宣伝していただけたりして、期待以上の成果となっており、非常に嬉しく思います。

「FAANS」というアプリの開発にあたって、ブランド様をはじめ、お取引企業様に様々な意見をいただきました。また、ZOZOには元々実店舗で店長だった方も働いているので、現場目線で利用しやすいことを常に意識してサービスを提供しています。ローンチしてからも改修をし続け、どんどん良くなっているので、ぜひブランド様には使っていただきたいです。

ZOZOMOは個々のサービスを点で提供しているというよりは面として複合的に提供しているサービスです。新型コロナウイルスも、オミクロン株が出てきて、まだまだ落ち着かない状況が続くのではないでしょうか。その中で、ZOZOMOをはじめとした様々な取り組みを通じて、ファッション業界を盛り上げていきたいと思っています。

取材を通して:ファッション業界を盛り上げることがZOZOの成長にも繋がる

風間さんのお話を伺い、ファッションを「買う」ならZOZOから、ファッションの「こと」ならZOZOを目指されていることを感じました。そのために、ブランド様とZOZOが一緒になって取り組んでいることがわかります。

ZOZOMOの各サービスを通じて、ファッション業界が盛り上がればと思います。ZOZOMOについて、詳しく知りたい方は、ぜひお問い合わせしてみてください。

株式会社ZOZO 
ブランドソリューション本部 
本部長 風間昭男さん

▼ZOZOMOについてのお問い合わせはこちら
URL:https://corp.zozo.com/contact/

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