マカフィーがオンラインショッピング詐欺に関する調査結果を発表、大型セール期間中の41%がトラブル経験

オンラインセキュリティ製品の提供を行うマカフィー株式会社(東京都千代田区)が、オンラインショッピングに関する最新の調査結果を公表しました。この調査は、日本に居住する18歳以上の850名を対象として実施されたもので、毎年開催される大型サマーセールイベントに関連した消費者の行動変化や、AI技術の悪用による巧妙化が進むオンライン詐欺への懸念などが浮き彫りになっています。

調査から得られた主要な結果は以下の通りです。

  • 大型セールイベント期間中は詐欺リスクが増加:大型セールイベント開催中に何らかのトラブルやネガティブな体験をした人は41%に達することが明らかになりました
  • 物価上昇により詐欺検知が見逃される可能性:買い物スタイルに変化があった人は81%に上り、半数を超える61%が安価な商品を探すことを優先していることが判明しました
  • 詐欺回避への自信は低水準で被害は深刻:オンラインショッピング詐欺を避けられる自信を持っている回答者は3人に1人程度にとどまり、金銭的被害を受けた人の41%は全額を取り戻せていない状況です

大型セールイベント期間中は詐欺リスクが高まる

調査対象者の64%がAmazonで実施されるセールやプロモーションを頻繁に確認すると答えており、続いて楽天市場が51%という結果になりました。今年のプライムデーに関しては、3人に2人を上回る64%が購入する予定と回答した一方で、41%がプライムデーや同様の大型セールイベント開催中に、何らかのトラブルまたはネガティブな体験をしたことがあると答えています。

消費者が実際に経験した好ましくない体験の具体的な内容は以下の通りです。

  • 偽装されたレビューや評価に遭遇(12%)
  • 疑わしいアカウント認証に関するメッセージを受信(11%)
  • 誤解を招くような内容、またはAIで生成されたと疑われる商品ページに遭遇(10%)
  • 偽の配送・配達に関する通知を受信(10%)

さらに、49%が大型セールイベント開催期間中に詐欺行為や不正な行為に遭遇することへの懸念を抱いていることも分かりました。

物価上昇により詐欺検知の可能性が見逃されるリスク

近年の物価上昇の影響により、回答者の81%が買い物のスタイルに変化が生じたと回答し、半数を超える61%が安い商品を見つけることを重視していることが明らかになりました。また、84%がオンラインセールイベント開催期間中に、お得なセールが終わってしまう前に「早く購入しなければならない」という焦燥感を少なくとも一度は経験したことがあると答えています。特に若い世代でその傾向が顕著で、45歳未満の層では13%が「非常に頻繁に感じる」と回答し、それより上の年齢層(6%)と比較して明らかに高い数値となりました。消費者は、従来以上に低価格を求めるあまり、詐欺の兆候を見逃してしまう可能性が高まっており、お得に購入できる魅力的なタイミングが、金銭を失う危険性を伴うリスクへと変わっている状況が浮き彫りになっています。

詐欺回避への自信は低く、被害の損失は大きい

約3人に1人に相当する34%は、自分がオンラインショッピング詐欺を回避できると自信を持っている一方で、半数を超える52%は「わからない・判断できない」と回答しています。実際に、63%がオンラインショッピング利用中にさまざまな種類の詐欺に遭遇した経験があると答えています。

消費者が実際に経験したオンライン詐欺の具体例は以下の通りです。

  • 配送業者になりすました、荷物のトラブルに関する通知メッセージ(26%)
  • 決済情報やアカウント情報を要求するメッセージ(支払い請求など)(25%)
  • 偽装された注文確認、または配送状況の更新に関する通知(20%)
  • アカウント確認、または不審なアクティビティ(ログインなど)に関する警告(18%)

また、オンラインショッピング詐欺によって金銭を失った経験がある回答者は4人に1人を超える26%に上り、失った金額の全額を取り戻すことができた被害者はわずか39%で、41%は全く取り戻せなかったという結果になっています。詐欺へのAI活用も進化しており、消費者の62%が、AIで生成された疑いがあるオンラインショッピング関連のコンテンツ(商品の画像、レビューなど)に遭遇したことがあると回答し、さらに55%が「AIによってオンライン詐欺を見分けることが難しくなっている」と感じており、その手口の巧妙化に対する懸念を示しています。

マカフィーアジア統括代表のコメント

同社のアジア統括代表であるタイラー・マクギー氏は、次のようにコメントしています。

「近年の物価高騰を考慮すれば、多くの消費者が大型セールで『できるだけお得に買い物をしたい』と考えるのは自然なことです。しかしながら、詐欺師たちもまた、日常的な買い物行動に巧みに紛れ込むようになっています。荷物の到着を待っている時や、オンラインで買い物をしている時には、偽装された配送通知や不審な割引コード、あるいは注文に問題が発生したというメッセージが本物のように感じられてしまうことがあります。マカフィーが実施した調査は、価格にばかり注目しすぎると、詐欺の兆候を見逃してしまうリスクが高まることを明確にしています。

個人の努力や『注意する』だけで詐欺を見抜くことが難しい時代に突入しています。マカフィー® リブセーフ、マカフィー® トータルプロテクション、そしてマカフィープラスといったマカフィーのオンライン保護ツールは、まさにこのような状況のために存在しており、不審なリンクやメッセージ、オファーをリアルタイムで検知して警告を発します。それによって、一瞬の判断が大きな代償を伴う事態になることを事前に防ぎます。」

大型セールイベントにおけるオンラインショッピングの対策

同社では、大型セールイベントにおけるオンラインショッピングの対策として、以下のポイントを挙げています。

  • 大幅値引きや見慣れない販売元には警戒する:「今だけ〇〇%オフ」といった極端な値引きや、「1時間以内に購入してください」などの購入を急がせるカウントダウンには注意が必要です。また、非常に魅力的な価格であったとしても、これまでに見たことのない販売元からの購入は避けることが推奨されています。
  • テキストメッセージ、メール、ダイレクトメッセージで送られてきたリンクには注意する:セールで注文した商品を待っているまさにその時、小売業者や配送業者になりすましたメッセージには特に注意が必要です。特に、注文やアカウント、配送に問題が発生したと主張する警告アラートを受け取った場合には、正規のアプリや公式ウェブサイトにアクセスして、本物の通知かどうかを確認することが重要です。
  • 決済前に一度立ち止まる:詐欺師は、消費者の「焦り(緊急性)」を利用しようと狙っています。「素晴らしいお得な条件」であったとしても、クリック、購入、決済情報を共有する前に一度立ち止まることが重要です。
  • セキュリティ対策を導入する:マカフィー® リブセーフや、マカフィー® トータルプロテクション、McAfee+のような総合的なオンライン保護を活用し、個人情報、プライバシー、デバイスを最大限に保護することが推奨されています。不審なリンクやサイトへのアクセスを防ぎ、より安心してオンラインショッピングを利用できるようになります。

調査方法について

この調査は2026年5月に、日本の18歳以上850人を対象として、オンラインショッピングの意向、オンラインショッピング詐欺の認識、および購買行動やオンラインでのショッピング体験に関する内容で実施されました。

出典元:マカフィー株式会社

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