
TikTok を運営しているBytedance株式会社(以下、Bytedance)は、2021年9月29日に初のグローバルイベント「TikTok World」を開催しました。本イベントではクリエイティブ、ブランディング、コマースの3つの領域において新しいソリューションがTikTok に導入されるという発表がありました。ここではコマース(物販)に関するソリューションについてまとめています。
この記事の目次
TikTok Shoppingにおける新たな6つの機能とは
TikTok Shoppingによって、TikTokを通じて小売事業者は顧客と良好な関係を築き、購買へとつなげることができます。「TikTok World」にて、TikTok Shoppingの新しい6つの機能が発表されたので紹介していきます。
【Direct Integration(ダイレクトインテグレーション)】
商品登録から発送、フルフィルメント、購入履歴まで、TikTok Shopping内で管理することができます。
【Partner Integration(パートナーインテグレーション)】
TikTokはShopifyやSquare、Ecwid、PrestaShopと提携をしているため、商品データを連携させることが可能です。WixやSHOPLINE、OpenCart、BASEも、まもなく連携できるようになると発表しています。
2021年の後半には、TikTok Shopping APIを提供する予定だそうです。これにより事業者は自社の商品データをTikTokに統合することができるようになるため、オーガニックのTikTok動画に自社の商品を掲載できるようになります。
【Product Links(プロダクトリンクス)】
オーガニックのTikTok動画から特定の商品をハイライトすることが可能になります。ユーザーに商品詳細ページを表示させることで、購買を促すことができるのです。
またTikTok Shoppingを利用することで、自社の商品が含まれている動画に、その商品を紹介するカードを表示させることができます。それにより、動画を見たユーザーはアプリから離脱することなく、商品の詳細について知ることが可能になります。
【LIVE Shopping(ライブショッピング)】
ライブ配信を通じて、リアルタイムで視聴者とつながることができます。視聴者と会話を交わしていく中で、商品やサービスページのリンクを共有することが可能なので、購買への促進につながるでしょう。
LIVE Shoppingでは、TikTok Shoppingの商品をライブ中でも画面遷移することなく閲覧可能です。これにより、ユーザーはストリームを見ながら商品やサービスを購入できるようになるでしょう。LIVE Shoppingは、事業者がユーザーと会話をする中で、自社のブランドを知ってもらい、購入につながる機会を増やしてくれます。