Shopifyと楽天市場の連携方法とは?アカウント連携で業務を効率化

ECモールと共存するShopify

近年、急速にシェアを伸ばしているShopifyは、アメリカではAmazonキラーとも言われています。Shopifyが自社ECサイトを構築するカートシステムであり、北米における流通総額はAmazonに次いで2位だからです。しかし、ECモールと自社ECサイトはそれぞれの良さがあり、両方活用している事業者も多いのが現状です。

ShopifyもAmazonを排除しようと思っていないと言っていますし、実際に今はアメリカとカナダのみの対応となってはいますが、Amazonと連携することができます。日本では、楽天市場と連携することが可能です。

この記事ではShopifyと楽天市場を連携する方法やメリット、連携する上での注意点を解説します。世界中で利用されているECカートシステムであるShopifyと、日本最大のECモールである楽天市場を連携させれば、管理運営面でもマーケティング面でも様々なメリットがあります。まだShopifyと楽天市場を連携させていない方や、集客・販売にお困りの方は、この記事を参考に連携してみてください。

Shopifyと楽天市場を連携することでできることは?

最初に楽天市場とShopifyを連携してできるようになることを紹介します。

  • 管理運営を一元化できる
  • 自社ECサイトとECモールのデメリットを補える
  • 多くの顧客にリーチできる

楽天市場とShopifyはECプラットフォームという点では同じですが、ECモールと自社ECサイトの違いや、集客方法などに違いがあります。違いがあるからこそ、双方のデメリットを補うことが可能になります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

管理運営を一元化できる

楽天市場とShopifyを連携することにより、管理運営を一元化することが可能です。連携していない状態だと、顧客情報や在庫状況などを別々のプラットフォームで管理する必要があります。

Shopifyの連携機能を利用せずにそれぞれ運営する場合は、別途有料のシステムを利用して情報を連動させたり、エクセルなどで手動計算したりする手間がかかります。しかし、Shopifyの管理画面から連携を行えば簡単に管理情報を一元化できます。

具体的には、Shopifyに登録した商品を楽天市場の商品としてコピーできたり、楽天市場で売れた商品の受注情報をShopify上で管理できたりするようになります。

自社ECサイトとECモールのデメリットを補える

Shopifyはカスタマイズ性が高く、自由度の高い自社ECの運営を行えるメリットのあるサービスです。反対に楽天市場ではShopifyのように自由度高くカスタマイズできないデメリットもあります。また、集客面においては、ECモールと違って、Shopifyは自社で集客・販促をする必要があります。

一方で楽天市場では、プラットフォーム側で集客・販促をしているため自社への集客をしやすい側面があります。このことから楽天市場とShopifyを連携させれば、双方のデメリットを補うことができるのです。

例えば、自社EC立ち上げ初期の集客は楽天市場から行い、自社のブランディングにはカスタマイズ性の高いShopifyで行うような運営もできるでしょう。

多くの顧客にリーチできる

Shopifyで制作した自社ECサイトと楽天市場に出店した場合では、リーチできる顧客が異なります。Shopifyと楽天市場を連携することで、異なる顧客にリーチできるメリットがあります。

楽天市場は日本国内で圧倒的な知名度を誇っており、楽天ポイントや関連サービスなどによって幅広い世代のユーザーが利用しています。

Shopifyの集客対策では、リスティング広告やSEO対策などによりターゲットを絞って行いますが、楽天市場では潜在層など商品を認知していないユーザーも幅広く集客できます。

Shopifyと楽天市場を連携する上での注意点

次にShopifyと楽天市場の連携を行う前に、知っておくべき注意点を紹介します。

  • 楽天市場への出店申し込みが必要
  • 1つのShopifyストアにつき1つの楽天RMSアカウントしかリンクできない
  • 楽天市場の商品をShopifyに出品はできない
  • 楽天市場で収集したメールアドレスは入手できない

まず必ず知っておくべきことは、楽天市場との連携を行うには事前の出店申し込みが必要になることです。Shopifyでショップ運営を行っていたとしても、楽天市場への出店審査や出店費用を免除される訳ではないです。

基本的に楽天市場のショップ開設に約2週間〜1ヶ月、オープン前審査に約2週間〜1ヶ月がそれぞれ必要になると想定して、前もって準備を進めておきましょう。

次に、1つのShopifyストアにつき1つの楽天RMSアカウントしかリンクできない決まりがあります。複数のアカウントを運営していたとしても1つしか連携できないので、複数店舗の運営を行う場合は有料の多店舗管理システムを推奨します。

また、Shopifyに登録している商品は楽天市場に情報を連動させられますが、反対に楽天市場に登録している商品はShopifyに出品できません。なので、まだ楽天市場を運営していない場合は、先にShopify上で商品登録を行った後に、楽天市場に出品することをおすすめします。既に、楽天市場で多くの商品を出品している場合、Shopifyに商品情報をインポートすることが可能ですが、一括アップロードできるわけではなく、非常に手間がかかってしまうため、おすすめはできません。

最後に、楽天市場で収集した顧客のメールアドレスは、仕様により入手できません。メールマーケティングを行いたい場合は、Shopify上でメールアドレスを収集する必要があります。

楽天市場とShopifyの連携方法について

続いて、楽天市場とShopifyの連携方法を解説します。既にRMSアカウントを持っている場合と、新規出店から始める場合について、それぞれ紹介していきます。

既にRMSアカウントを持っている場合の連携方法

まずは既にRMSアカウントを持っている場合の連携方法を解説します。新規出店申し込みを行う必要がないので、時間がかからず簡単に行えるのが特徴です。連携前の準備として、ShopifyとRMSどちらにも同じメールアドレスを設定している必要があります。

Shopifyに登録しているメールアドレスは、管理画面から「設定」→「一般設定」→「送信元のメールアドレス」で設定できます。

次に「オンラインストア」から「Rakuten Ichiba(JP)」横の+をクリックして、販売チャネルを追加します。

「出店申し込みをする」が表示されますが、その下の「出店情報を入力する」をクリックして、店舗URLやRMS APIライセンスキー、SMTP ID、SMTPパスワードを入力します。

店舗URLは公開しているURLを入力するだけですが、その他3項目は楽天市場ページから取得する必要があります。取得の方法は下記になります。

RMSアカウントにログインしたら「拡張サービス一覧」から「各種申請・設定変更」をクリックして、ページ下部の「設定変更」を選択します。

次に「RMS Service Square」をクリックして、検索フォームからShopifyを検索します。

Shopifyの「Sales Channnel App」という製品が表示されるので「お申し込みフォームへ」をクリックして登録を行います。

登録が完了すると、登録したメールアドレスに「お申し込み完了のご連絡」というメールが届き、再度RMSにログインすると「Sales Channnel App」が追加されており、「RMS APIライセンスキー」を確認することができます。

STMP IDとパスワードは、RMSアカウントのメニューから「R-Login」をクリックしてログインを行い「あんしんメルアドサービスメニュー」をクリックします。すると、STMP IDとパスワードが表示されています。

最後に全ての店舗情報を入力したら「接続」をクリックしてください。

楽天市場の新規出店から始める場合の連携方法

次に楽天市場の新規出店から始める場合の連携方法を解説します。

Shopify管理画面から「オンラインストア」→「Rakuten Ichiba(JP)」横の+をクリックして、販売チャネルを追加します。

そして「出店申し込みをする」をクリックして、新規出店登録の案内に従って進めて行きます。申し込み情報に漏れがないように注意して進めていき、申し込みを完了させます。

申し込み申請の結果には約2週間〜1ヶ月ほど必要になるので、早めに申請しておきましょう。出店審査が完了すると店舗情報が開示されるので、上記で解説した手順と同様の流れで店舗情報の取得を行います。

ここまででShopifyと楽天市場の連携は完了しますが、楽天市場ではオープン前審査を受けてから販売を開始する決まりがあるので、商品ページや必要なページを準備できてから審査に出してください。オープン前審査でも約2週間〜1ヶ月ほどの期間が必要です。

まとめ

今回はShopifyと楽天市場を連携する方法やメリット、注意点を解説しました。Shopifyと楽天市場を連携させることで、双方のデメリットを補うことができ、多くの顧客にリーチできるようになります。しかし、楽天市場に既に出店済みかつ一定以上の売上が立っている場合、商品数が多いため、今回解説した方法による連携よりも一元管理システムなどを利用することを推奨します。また、楽天市場の新規出店には審査が必要になりますが、出店後の連携は簡単に行えるので、この記事を参考に進めてみてください。

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