マニュアルターゲティングで、Amazonスポンサープロダクト広告を改善

Amazonスポンサープロダクト広告とは

Amazonスポンサープロダクト広告とは、検索結果上位ページや商品ページの広告枠に表示される広告です。

Amazonスポンサープロダクト広告とは

Amazonの発表によると、70%の人が1ページ目で購入する商品を決めてしまうというデータがあります。つまり、自然検索で1ページ目に表示されていなければほとんどの購入機会を失っている可能性があるのです。今回は、これからスポンサープロダクト広告でAmazon内での露出の機会を増やそうとしている方向けに基礎知識をまとめました。

Amazonスポンサープロダクト広告を利用する前に

Amazonは楽天市場やYahoo!ショッピングなどの国内大手ECモールと違い、一つの商品ページに複数の出品者からの商品が紐づいています。その中でショッピングカートボックスを取得している商品がまず購入される傾向が非常に高いです。逆に言うと、このショッピングカートボックスを取得できていないと、露出向上したとしても購入されるのは別店舗の商品となってしまいます。

ショッピングカートボックスを取得するためには、出品形態が大口出品であることや、注文不良率、キャンセル率、出荷遅延率などの指標が一定水準を満たしていること、注文数が一定以上必要などの複数の条件をクリアする必要があります。

ショッピングカートボックス取得率はセラーセントラルのトップページ、またはビジネスレポートで確認が可能です。

ショッピングカートボックスでの一位率
ショッピングカートボックスでの一位率

他にも、在庫がなくなってしまえば広告で露出していても機会損失となるため、注意が必要です。また、商品ページ内では転換率を向上させるための施策も合わせて検討していきましょう。

Amazonスポンサープロダクト広告の基本的な設定方法

スポンサープロダクト広告の対象となるのは出品商品(SKU)単位となり、クリック課金型の広告です。広告の操作はセラーセントラル内の「広告」タブ内で行います。

大きく手順を分けると下記のようになります。
キャンペーン作成>広告種類決定>広告グループ作成>各種設定

このように、大きなキャンペーンの括りの中にグループを作成していきます。細かく手順を見ていきましょう。

広告キャンペーンマネージャーを開く⇒初めて作成する場合は「広告設定画面へ」をクリック⇒「キャンペーンを作成する」クリック

「スポンサープロダクト広告」の「続ける」をクリック

「スポンサープロダクト広告」の「続ける」をクリック

キャンペーン名などの各種項目を入力しターゲティングは「オート」

キャンペーン名などの各種項目を入力し※ターゲティングは「オート」

「動的な入札額 (アップとダウン)」を選択

入札戦略を選ぶ※「動的な入札額 (アップとダウン)」を選択

広告グループを作成

広告グループを作成

出稿する商品を選択

出稿する商品を選択

入札額を設定

入札額を設定

Amazonスポンサープロダクト広告の設定項目の詳細

上記手順で出てきたもので「ターゲティング」と「入札戦略」について詳細をご説明します。

ターゲティング

オートターゲティング
広告に設定された商品の中から関連性のあるものをAmazonが自動選択して広告掲載する仕組み

マニュアルターゲティング
設定したキーワードや商品の関連性に基づいて掲載する仕組み

つまり、オートターゲティングは手間をかけずにある程度自動で運用可能で、マニュアルは設定を細かくする必要がありますが、特定のカテゴリやキーワードでの掲載やより効率的な運用が可能になります。

最初はオートターゲティングで実施し、慣れて運用のノウハウがたまってからマニュアルターゲティングに移行していくとよいでしょう。

入札戦略

動的な入札額(ダウンのみ)
購入につながらないものを自動判定して入札額を下げていく運用

動的な入札額 (アップとダウン)
動的な入札額(ダウンのみ)にプラスして、購入につながりやすいものは入札額を上げていく運用

・固定入札額
自動での変更をせず、入札額を維持する運用

動的な入札額 (アップとダウン)によってある程度まで上げ下げをすることで、それぞれ最適化した状態を保つことができます。運用を続ける中でノウハウが貯まれば固定入札額などで細かな設定を増やしていきましょう。

まとめ:まずはオートターゲティングで運用してみよう

今回はAmazonでのスポンサープロダクト広告の最初の一歩をご紹介しました。その他のモールと比べて違いが多く戸惑うことも多いですが、まず初めて見ることも重要です。

オートターゲティングを利用することで、時間をあまり取らなくとも広告を出稿、運用することが可能です。まだAmazonスポンサープロダクト広告を利用されていない方はぜひご検討ください。

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