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POIZON(ポイズン)とは?
POIZONは中国発のブランド品に特化したMAU(月間アクティブユーザー)が1億人を上回る大型のショッピングアプリです。中国から始まったPOIZONは2020年にヨーロッパへと展開し、2021年に日本に上陸しました。従業員数はグローバルで2万人以上、日本でも200人以上と、利用者数や従業員数から規模の大きいグローバル企業であることがわかります。
新品や中古品、CtoC(個人間取引)からBtoCまで、取引の形態が幅広くさまざまです。また、POIZON独自の真贋対策はユーザーに安心してブランド品を購入できる環境を提供しています。日本国内への販売も行えますが、ユーザーの多くは中国のZ世代であり、ブランド品を購入することに意欲的な層が多いことが特徴といえるでしょう。
POIZON誕生の背景
2015年のアプリリリース時、POIZONには売買の機能は搭載されておらず、あくまで真贋に関する情報を提供するプラットフォームでした。2017年にスニーカーの売買機能と鑑定機能が搭載されたことで知名度が向上していきます。その後、2018年にスニーカー以外の商品カテゴリーを拡充し、急速に成長を遂げました。

POIZONのユーザー層
男性が56%、女性が44%と、やや男性が多い傾向にありますが、MAUで1億人、DAU(日間アクティブユーザー)が約1,200万人いるため、性別に関係なくトレンドを抑えた商品であれば売れやすい傾向にあります。
年齢層は1990年以降に生まれたユーザーが全体の85%を占めています。中国の他のECモールなどと比較し、若年層のユーザー比率が圧倒的に高いことが特徴です。中国のこの世代(Z世代)はブランド品の購入に熱心であり、その中でもPOIZONは安心して本物のブランド品を購入できることを理由に愛されています。注文平均単価が4万円以上と通常のショッピングアプリと比較して突出して高い金額になっていることが、ユーザーのPOIZONへの信頼度の高さを示しているのです。
POIZONがユーザーに選ばれる理由
次に、ユーザーがPOIZONを利用する理由として特徴的なものを2つご紹介します。
信頼されているブランドの真贋機能

POIZONは元々スニーカーの真贋鑑定をするアプリとしてサービスを開始しました。鑑定機能を中国で提供した最初のショッピングアプリです。多くの真贋鑑定を請け負う中で培ったノウハウにより、売買の機能が展開されてからもユーザーの強い信頼を受けて順調に流通金額を伸ばしています。
3DやARなど最先端技術の導入

商品を360度、細部まで確認できる3D機能や、ARで自分の足にスニーカーを合わせられる機能など、ユーザーの購買体験を高める機能が導入されているため、高額な商品であっても納得して購入できる環境が整っているのです。
POIZONではどのような商品が売れるのか
出品されている商品の割合はスニーカーが多く、アパレルやアクセサリー、カバン、化粧品と続きます。特に、有名なデザイナーズブランドやストリート系のウェアブランド、伝統あるビッグブランドなど、知名度の高いブランドアイテムが中国のZ世代から人気を集めています。
事業者にPOIZONが選ばれる理由
POIZONは中国の他のECモールと異なり、ブランド品の購入意欲が高い層のユーザーを多数集客しています。また、ECモールでは度重なるイベントにより、割引や広告利用、ページの修正などのコスト面や運用面での負荷が大きい一方で、POIZONでは運用の手間は少なく、事業者側が集客に広告を掛ける必要がありません。加えて、POIZONは外部集客にも力を入れており、中国版TikTokのDouyin(抖音/ドウイン)にPOIZON自ら広告出稿をするなど、絶えず情報感度の高いZ世代を集客するために工夫しています。
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POIZONでの販売方法
POIZONで商品の出品及び出店するための条件や費用、販売に必要な手順について解説します。
販売するための必須条件
- 所在地が日本である法人または個人
法人と個人どちらであっても所在地が日本にあることが条件です。また、個人と法人で出品方法や料金形態が異なるため注意が必要です。
- 日本から発送可能、かつPOIZON日本国内倉庫へ納品すること
注文を受けた商品は事業者からPOIZONの日本倉庫へ発送します。
- 注文から7日間以内に納品
注文を受けてから7日間以内にPOIZONの日本倉庫へ納品することが条件です。日本倉庫で真贋鑑定を実施してから中国に発送されます。
出店・販売にかかる費用
初期費用・月額固定利用料は一切無料で商品を出品できます。かかる費用としては、販売手数料と物流費用の大きく2つです。
商品が売れることで成約手数料として5%。加えて決済手数料が1%かかるため、売上に対して6%の費用が発生します。また、商品の真贋鑑定や梱包作業をPOIZONに委託するため、倉庫操作費用が販売件数ごとにかかります。法人の場合は1件あたり50元(約1,025円)、個人の場合は1件あたり860円発生します。
それ以外に入金サイクルや保証金など、個人と法人によって費用感が多少異なるため、詳細を知りたい方は資料をダウンロードして確認すると良いでしょう。
販売するための手順
商品ページの作成や商品画像の撮影は不要です。必要な情報はPOIZON側で手配してくれます。そのため、事業者は商品登録と価格設定さえ完了すれば販売を開始できます。
個人の場合はPOIZONのモバイルアプリから販売する商品ごとに出品作業が必要です。一方、法人の場合は、専用のフォームが用意されるため、出品する商品の販売価格と在庫数を入力します。専用フォームの入力は難しくなく、一定の商品点数を取り扱う場合はPOIZONに相談することで出品作業をより簡単に行える可能性があるでしょう。
審査チームでは商品に人気があるかどうか事前精査が行われます。そのため、取扱商品数が多い法人は、出品前にPOIZONとどのような商品をどれくらい売れそうか話し合いを行います。
注文が入ってからはPOIZONの日本倉庫に納品すれば対応完了です。倉庫で真贋鑑定が行われ、POIZONが中国への発送対応を行うので、事業者が海外配送の手続きを行う必要はありません。注文の多くが中国在住者であるため、消費税還付が受けられるのは魅力的な点といえるでしょう。
まとめ:自社ブランドの運営者や有名ブランドを取り扱う事業者はまず問い合わせを
中国を対象にした越境ECや海外販売はハードルが高いといわれています。中国国内で知名度の高いECモールに日本から出店する場合、販売を開始する前から費用が数百万円かかることもあるのです。
そういった環境下で、POIZONを活用すれば初期費用やランニングコストをかけずに中国に向けた販売が可能になります。まずはアプリをダウンロードし、どのような商品が販売されているのかご自身で利用してみると良いでしょう。自社で取り扱っている商品と相性が良いと感じたら、POIZONに問い合わせしてみることをおすすめします。
▼POIZONへの問い合わせはこちら
info.jp@poizon.com
▼POIZONホームページ
https://www.poizon.com/ 【英語】
https://www.poizon.com/?lang=ja 【日本語】
▼POIZONのサービス資料
https://www.commercepick.com/archives/24706
▼POIZONアプリのダウンロード
・App Store
・Google Play
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