
2022年5月30日(月)よりストアクリエイターPro上で、LINE公式アカウント経由実績が確認できるようになります。これにより、Yahoo!ショッピング及びPayPayモールに出店されている事業者は、LINE公式アカウントから流入があった注文を把握することができます。
機能を利用するにあたって
LINE公式アカウントの経由実績確認機能を利用するには、LINE Tag機能を『オン』にする必要があります。『オン』にした時点から計測が可能になります。計測できる数値は、「流入数」「注文数」「CVR」「注文単価」「経由流通」です。
LINE Tag機能を「オン」にするには
LINE Official Account Managerにログイン後、ホームタブの『データ管理』より『トラッキング(LINE Tag)』を選択します。『LINE Tagの利用を開始する』ボタンをクリックすると、トラッキングが『オン』になるため、次の画面での追加対応は不要です。
下記URLの(@〇〇〇)に、自社のLINE公式アカウントベーシックIDを入力すると、LINE Official Account Managerに飛びます。
https://manager.line.biz/account/@〇〇〇/linetag
詳細については、各担当営業、またはヘルプデスクに確認するといいでしょう。
LINE公式アカウントの申込方法
2021年11月9日以降に出店された場合は、出店時にLINE公式アカウントの申し込みが完了しています。開店後にLINE公式アカウントの審査合格のメールが届いたら、アカウントの発行手続きを行いましょう。
2021年11月9日より前に出店された事業者は、LINE公式アカウントの申し込み手続きが必要になりますので注意が必要です。
専用のLINE公式アカウントの開設がまだのストアは下記URLの「Yahoo!ショッピングストアLINE公式アカウント申込フォーム」からお申し込みください。
https://store-info.yahoo.co.jp/shopping/topics/others2021/01/210629-6.html
※上記URLをご覧いただくにはストアクリエイターProのログインが必要です。
ECモールでもチャットコマースが可能に
今回の機能アップデートはあくまで、効果測定を行うための設定に関する内容です。想定できる用途としては一斉配信によって消費者がどれくらい流入し、どの程度購買につながったかが確認できることでしょう。
今後の展開として、LINE公式アカウントとの連携が発表されてからヤフーが進めているチャットコマースの機能連携に、この効果測定機能がつながってくるのではないでしょうか。チャットコマースは自社ECサイトを中心に消費者に利用される機会が広がっています。一方で、現時点ではECモールでは消費者の購買情報と照らし合わせながらチャット上で決済を促せる導線設計のツールは提供されていません。ヤフーとLINEの経営統合により、Yahoo!ショッピングおよびPayPayモールがECモールにおけるチャットコマースのパイオニアとして業界を牽引していくように感じられます。
今後は、LINEのコミュニケーション機能だけでなく、Yahoo!ショッピング・PayPayモールとLINEの会員データ連携によりCRM施策の幅が広がるのではないでしょうか。
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