株式会社イングリウッド(東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:黒川隆介)が、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井敬太)と連携して、アメリカ発のアスレチックウェアブランドChampion(チャンピオン)の国内事業を展開するヘインズブランズ ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区)の全株式を、2026年6月にHanes Holdings U.S. Inc.より取得したことを発表しました。
データとテクノロジーを活用してリテール業界の課題解決を手掛ける同社は、マジョリティ出資者として対象企業の経営と事業運営を主導し、リテール×データの知見やクリエイティブ力、商品開発力を活かしてChampionブランドの国内における商品企画・開発から販売までを推進していくとのことです。一方、伊藤忠商事はグローバルブランドマネジメントの大手企業であるAuthentic Brands Group LLC(本社:米国ニューヨーク)とマスターライセンス契約を締結し、事業の成長をバックアップする役割を担います。
なお、対象企業の代表取締役社長には、イングリウッドの代表取締役社長兼CEOである黒川隆介氏が就任(兼任)することになりました。さらに、株式取得に合わせて社名を「Champion Japan株式会社(チャンピオン ジャパン)」へ変更する予定となっています。
株式取得に至った経緯
イングリウッドは「リテールに革命を」というビジョンを掲げ、20年以上にわたって商品の企画・開発や販売を通じて蓄積したデータと知見を基盤に、データドリブンな事業運営を展開してきました。冷凍宅配食ブランド『三ツ星ファーム』、スキンケアブランド『Aurelie.(オレリー)』『Fleuri(フルリ)』、ヘアケアブランド『AKNIR(アクニー)』など、衣食住やビューティーに関連する多様なジャンルで自社ブランドを展開しています。2026年5月には自社ブランドとして初となるアパレルプロジェクト『Prompdo(プロンプド)』をスタートさせました。こうした自社ブランドの展開を通じて、商品の企画開発・販売に関するノウハウのさらなる蓄積と強化に取り組んでいます。そして、自社事業の成長だけでなく、リテール市場にさらなる価値を創出するために、独自の価値を持つ優れた商品・ブランドを保有する企業とのM&Aや資本業務提携を積極的に進めています。
Champion ブランドの代名詞ともいえる「リバースウィーブ®」
Championは、1919年にアメリカ・ニューヨーク州ロチェスターで誕生したアスレチックウェアブランドです。その優れた耐久性が認められ、米国陸軍士官学校のトレーニングウェアとして採用されたほか、ミシガン大学をはじめとする数多くの大学の運動部にも商品を提供してきており、アスレチックウェア業界において確固たるポジションを築き上げてきました。1934年には、ブランドの代名詞ともなるスウェットシャツ「リバースウィーブ®」を開発し、スウェットシャツの原型を確立した先駆的ブランドとして幅広く認知されています。
現在では、スウェットシャツやTシャツ、パーカー、アクティブウェアをはじめとする多彩なカジュアル/スポーツウェアを展開しています。機能性・耐久性・素材・縫製といった細部へのこだわりに裏付けられたクラフトマンシップにより、世代を超えて幅広い層から「定番アイテム」として支持を獲得しつつ、同時に豊かなカルチャー背景を活用し、その時代のトレンドを反映したブランド運営を行っています。
近年のアパレル・小売業界においては、消費者ニーズの多様化への対応やデジタル化、それに伴うサプライチェーンの最適化が急務となっています。100年以上の歴史を誇るChampionブランドにおいても、これまで培ってきた強固なリアル店舗の基盤に加えて、デジタルとデータを基盤とした新しいリテールモデルへの進化が求められていました。このような状況の中、Championの「いつの時代も最高水準の品質とデザインにこだわり、挑戦を続けることで革新的な商品を提供する」というブランドフィロソフィーを尊重しながら、イングリウッドの強みである「AIを基盤としたデータドリブンのマーケティング・リテール事業運営」を導入することで、今以上に多くの顧客にChampionという商品・ブランドを届けていきたいという想いが一致し、今回の株式取得が実現したということです。
今後の事業展開について
今後は、イングリウッドのデータドリブンな経営基盤を活用し、最先端のテクノロジーを導入した小売事業運営を実現していくとのことです。具体的には、EC販売の強化とデータ活用の積極化によって、顧客一人ひとりに最適な商品提案を実施するとともに、店舗とオンラインを統合した一貫性のあるブランド体験(OMO戦略)の提供を目指します。あわせて、Championブランドの価値の再定義に基づく商品ラインナップの拡充や、積極的なマーケティング活動を展開することで、従来からのファンはもちろん、新しい世代の顧客にも、ブランドの魅力を幅広く届けていくとしています。
伊藤忠商事には、ABG社からのマスターライセンサーとしての立場、ならびにグローバルブランドビジネスにおいて培ってきた知見やネットワークを活用し、ブランド価値のさらなる向上およびサプライチェーン領域における支援等を通じて、これらの取り組みをサポートする役割を担うとのことです。
最先端のリテールDXソリューションを持つイングリウッドと、伊藤忠商事のブランドビジネスにおける圧倒的な知見と実績を組み合わせることで、Championブランドの次世代への進化と、さらなる価値創造を力強く推進していくとしています。
対象企業の概要
会社名:ヘインズブランズ ジャパン株式会社(商号変更後は「Champion Japan株式会社」)
所在地:東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館3階
設立:1992年7月
代表者:代表取締役社長 黒川 隆介(株式会社イングリウッド 代表取締役社長兼CEO 兼任)
事業内容:Championブランドのカジュアルウェア、スポーツウェアの企画・製造・販売
イングリウッドのM&A戦略について
イングリウッドでは、ビジョン「リテールに革命を」を実現するための中長期戦略として、既存事業である自社ブランド等での商品企画・開発、販売及びマーケティング・コンサルティング支援事業の継続的な成長に加え、M&Aを通じたソリューションおよびプロダクトの拡充により非連続的な成長を目指しています。
2025年4月にスキンケア・化粧品事業を展開するメディカルコート株式会社をグループ化し、同社のデータソリューションとマーケティングノウハウを注入することで同社の成長を強力にバックアップしてきました。今回のChampionブランドのグループ参画により、同社のマルチブランド・ロールアップ戦略をさらに加速させることとなります。
イングリウッドのM&A戦略
今後も積極的なM&Aとデータドリブンな事業運営を通じて、より良い商品を国内外に幅広く届け、リテール市場におけるさらなるイノベーションを実現していくとのことです。
イングリウッドの企業概要
イングリウッドは「リテールに革命を」をビジョンに、データとテクノロジーの力で小売業界のあらゆる課題を解決するリテールテックカンパニーです。
会社名:株式会社イングリウッド
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ13F
設立:2005年8月24日
代表者:代表取締役社長兼CEO 黒川隆介
事業内容:自社ブランドを中心とした商品の企画開発・販売、リテール×データ知見を駆使したコンサルティング・マーケティング支援
出典元:株式会社イングリウッド














