Recustomer、購入前に「お届け予定日」を表示する新機能を正式リリース―配送実績データを活用しCVR改善へ

2025年12月23日 2025年12月23日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

Recustomer株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:柴田康弘、辻野翔大)は、ECサイトの購入前画面に「お届け予定日」を表示できる新機能の正式リリースを発表しました。

今回リリースされた機能は、同社がこれまで提供してきた配送追跡プロダクトによって蓄積された膨大な配送実績データを活用するものとなっています。出荷元や配送エリアごとの到着傾向を詳細に分析することで、実態に基づいたお届け予定日の予測を実現しているとのことです。

同社では購入後体験の改善だけでなく、購入前の段階で配送情報を可視化することにより、顧客体験のさらなる向上を図る方針を示しています。

この記事の目次

1 開発に至った背景
2 新機能「お届け予定日」の詳細
3 導入によって得られるメリット
4 購入後体験プラットフォーム「Recustomer」について
5 Recustomer株式会社の会社概要

開発に至った背景

EC市場において顧客の購買行動が多様化する中、購入前のわずかな不安が購入離脱につながるという課題が顕在化してきています。特に「いつ届くのか分からない」という配送情報の不透明さは、多くの顧客が購入をためらう主要な要因となっているとされています。

従来、EC事業者は出荷までのリードタイムについては把握できていたものの、出荷後における配送会社や配送エリアごとの到着日数に関する実績データが手元になかったため、配送会社から顧客に荷物が届くまでの配送リードタイムを十分に把握することができていませんでした。

その結果として、多くのECサイトでは「◯日以内発送」や「到着日は目安」といった曖昧な表現にとどまり、顧客が購入を決断する前の段階で必要としている「実際にいつ届くのか」という具体的な情報を、適切なタイミングで提示できていない状況が続いていました。

同社は「Recustomer 配送追跡」のプロダクトを通じて、出荷元、配送先エリア、配送会社、到着までの日数といった配送に関する膨大な実績データを継続的に蓄積してきたということです。

この蓄積された配送実績データを分析することによって、「このエリアから出荷された場合、平均して何日後に商品が到着するのか」といった配送リードタイムの傾向を把握し、お届け予定日を予測することが可能になりました。

同社は、こうした実データに基づいた配送リードタイムの予測と、EC事業者が管理する出荷リードタイムや営業日情報を組み合わせることで、より実態に即した「お届け予定日」を購入前のECサイト上に表示できる仕組みを構築したとしています。

新機能「お届け予定日」の詳細

今回リリースされた新機能「お届け予定日」は、顧客が購入時に最も気にする「いつ届くのか」を購入前に分かりやすく表示できる機能です。購入前にお届け予定日をECサイト上に表示することで、顧客の不安を解消し、安心して購入判断ができる環境を実現するとされています。主な特徴は以下の通りです。

購入前のECサイト上に「お届け予定日」を表示

わかりやすいユーザーインターフェースにより、顧客が購入前にお届け予定日を確認でき、安心して購入判断を行うことができます。

リードタイムを柔軟に設定可能

商品単位、カテゴリ単位、発送元単位など、事業者の運用体制に合わせて細かなリードタイム設定が可能となっています。

営業日管理を簡単に運用

時間単位での受付締め切り設定や、カレンダー形式での休業日管理に対応しており、現場オペレーションに沿った正確なお届け予定日表示を実現します。

配送実績データ分析による、配送リードタイムをAI予測

同社がこれまでの配送追跡で蓄積してきた膨大な配送実績データをもとに、出荷元や配送エリアごとの到着傾向をAIで分析し、より実態に即した配送リードタイムを予測します。

これらの機能により、顧客は購入前のECサイト上で「注文すればいつ届くか」が明確になり、購入前の心理的ハードルが大きく下がることが期待されます。

導入によって得られるメリット

CVR(コンバージョン率)改善につながる安心感の提供

お届け予定日が購入前のECサイト上に明示されることで「届かなかったらどうしよう」という不安が払拭され、購入離脱が減少します。その結果、CVRの改善が期待できます。

CS問い合わせ削減によるサポート負荷の軽減

「いつ届くのか」に関する問い合わせが減少し、カスタマー対応の工数やコストを削減することができます。

顧客体験の一貫性強化とブランド価値向上

購入前から購入後まで一貫した安心で快適な体験設計により、ブランド信頼性と顧客満足度を高め、リピートやLTV向上につなげることが可能です。

購入後体験プラットフォーム「Recustomer」について

Recustomerは、購入後の体験向上と顧客接点創造を実現する購入体験プラットフォームです。具体的には、注文を追跡してお届け予定日を通知する「Recustomer 配送追跡」、返品・交換・注文キャンセル業務を自動化する「Recustomer 返品・交換」、「Recustomerキャンセル」、お試し購入を可能にする「Recustomerお試し購入」の4つのサービスを提供しています。

特別な購入後体験を提供することで、ユーザーの体験向上を実現し、EC事業者の売り上げ向上を支援しているとのことです。