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Google 広告とは？
Google 広告は、Google社が提供する広告プラットフォームです。検索エンジンとして「Google」を利用しているユーザーは多く、検索広告を始めるのであればまず取り組む広告として認識している方も多いかもしれません。
Google 広告では検索結果ページに表示される「検索広告（リスティング広告）」と提携メディアなどにバナーを掲載する「ディスプレイ広告」、動画を掲載する「動画広告」が利用できます。
また、配信にあたっては、時間帯や曜日、エリア、デバイスなどを指定し、ユーザー特性や予算に合わせた配信設定ができます。例えば、店舗を運営している場合には、来店可能範囲に絞って広告を出稿したり、予算が少ない場合にはコンバージョンしやすい曜日や時間帯に限って出稿することも可能です。
EC事業者にとっては自社ECサイトの集客方法として、有力な手段の１つとなることでしょう。なお、Google AdWordsとGoogle AdWords ExpressはGoogle 広告の旧称です。
EC事業者がGoogle 広告を使うメリット
自社ECサイトを運営しているEC事業者にとって、Google 広告を利用するメリットをご紹介します。
ショッピングキャンペーンが利用できる
ショッピングキャンペーンはオンラインと実店舗の商品を紹介できる機能で、テキストだけでなく商品の写真、商品名、価格、ショップ名なども表示できます。検索結果ページの目立つ位置に表示されるため、ユーザーの目に止まりやすく売上の向上につながります。
自社ECサイトはモールを利用するのに比べ利益率が高い一方で、集客が課題になることが多いです。特に立ち上げ初期の集客については、ショッピングキャンペーンの利用が有効でしょう。
顕在顧客にアピールできる
Google 広告の主要な配信面の1つは検索結果ページです。検索エンジンに自らキーワードを入力して検索するユーザーは、購買意欲が高く具体的な商品を探している状態にある場合が多いため、購入につながりやすい傾向にあります。
ブランド認知の拡大もできる
顕在顧客にアピールできれば売上につながりやすい一方で、新たなジャンルの商品や、これまでにない特徴を持った商品の場合は、ブランドの認知を獲得する必要があります。Google 広告では、提携メディアなどにバナーを表示するディスプレイ広告によって認知の拡大を図ることも可能です。
例えば同額の予算で運用し続ける場合、運用初期はディスプレイ広告の予算割合を多く取ってブランド認知を拡大し、ブランドの認知が拡大するにつれて検索広告の予算配分を増やして売上拡大を狙うといった施策が考えられます。
低予算から利用でき、予算調整がしやすい
Google 広告では1ヶ月あたりの配信予算を設定して出稿を開始します。この出稿予算内で成果につながるよう配信調整がされるため、予算の調整が負担になりません。また出稿予算は少額から設定可能で、一度設定したあともいつでも変更可能です。
出稿予算の設定画面では、予算を入力すると成果の見込みが表示されるため参考にしながら予算設定を行うことができます。
Google 広告のキャンペーンの種類
Google 広告のキャンペーンの種類をご紹介します。7種類が選択でき、それぞれに配信時間帯や曜日、エリア、ユーザーターゲットなどが指定可能です。
検索キャンペーン
検索キャンペーンはGoogle 検索の検索結果ページに表示される広告です。検索結果ページの上部もしくは下部に表示されます。Webサイトへのアクセス件数や売り上げの増加、見込み顧客の獲得といったビジネス目標が設定できるほか、広告表示オプションを使うことで、電話番号やWebサイトの特定のページのリンクを表示することも可能です。
ショッピングキャンペーン
先述の通り、ショッピング広告は検索結果の上部や下部に表示される商品情報を伝える広告で、テキストだけでなく商品の写真、商品名、価格、ショップ名なども表示できます。ECショップへの集客を図る際には必須ともいえるキャンペーンです。
ディスプレイキャンペーン
ディスプレイキャンペーンは、WebサイトやYouTube動画、Gmail、アプリなどを利用しているユーザーにバナー広告を表示できます。Googleディスプレイネットワークは200万以上のWebサイトに出稿でき、世界の90％ものインターネットユーザーにリーチが可能です。ブランド認知の拡大を図る際に適したキャンペーンといえます。
ファインドキャンペーン
ファインドキャンペーンはGoogle 検索のディスカバリやGmail、YouTubeなどのGoogleのツール上に配信できるものです。Cookie規制が厳格になるなか、ファインドキャンペーンではGoogleアカウント内の検索履歴データを元にターゲティングが行われるため、検索広告やディスプレイ広告とともに注目されています。
動画キャンペーン
動画キャンペーンはYouTubeで動画の視聴や検索を行っているユーザーに表示される広告です。売上に直結する行動を促すよりもブランド認知を拡大する目的で利用するのが良いでしょう。
アプリキャンペーン
アプリキャンペーンはGoogle 検索やYouTube、Google Playなどでアプリを宣伝できます。ユーザーのOSに合わせて最適なアプリストアに誘導されるため、ユーザーはスムーズにアプリのインストールが可能です。
また、アプリ広告は自動で最適化され、アピールしたいアプリと類似のアプリに関心を寄せているユーザーに広告が表示される仕組みになっています。
P-MAXキャンペーン
P-MAXキャンペーンは、ユーザーはオンライン、オフラインを問わずさまざまな場所で活動しているため、より多くのユーザーと接点を持つことで広告効果を最大化しようという考えによって設計されたキャンペーンです。
P-MAXキャンペーンでは、Googleのあらゆる広告枠と広告フォーマットを活用してリーチとコンバージョンの最大化が図られます。単独のキャンペーンに比べて配信面が多くなる分、効果を出すのに必要な予算も大きくなる傾向にあります。
Google 広告を利用する際の注意点
ご紹介してきた通り、Google 広告は利用できるキャンペーンの種類が多く、自由度の高い設定が可能な広告です。些細な設定漏れやミスにより意図しない広告配信になってしまうケースがあります。
また定期的な出稿キーワードの見直しや、バナークリエイティブの見直しでより高い効果が出るよう調整も必要になります。設定してそのままにならないよう、実績値を確認する習慣を持つのがおすすめです。
Yahoo!広告との違い
Yahoo!広告は「Yahoo! JAPAN」やその提携メディアに出稿できる広告です。Google 広告同様に検索広告とディスプレイ広告を利用でき、基本的な仕組みは同じと考えて問題ないでしょう。ただし、広告文の文字数制限やユーザー属性に少し違いがあるので、Google 広告と併用する場合には配慮が必要になります。
参考：Yahoo!広告とは？広告の種類やECショップでの活用事例を紹介
Microsoft 広告との違い
Microsoft 広告は2022年5月31日から日本での提供が開始されたマイクロソフト社の広告です。検索エンジンBingや、Microsoft Edge、MSN、Outlookなどに出稿可能です。Microsoft EdgeやOutlookはビジネスシーンで利用されることが多いため、BtoB商材やビジネスユーザー向けの商材に強みがあります。
参考：Microsoft（マイクロソフト）広告とは？Google 広告やYahoo!広告との違いを活かす
おわりに
Google 広告についてご紹介しました。検索広告の出稿を検討するにあたり、まず候補に上がるのがGoogle 広告ではないでしょうか。広告によって得たい成果やターゲットユーザーに合わせて自由度の高い設定ができる点は魅力であり、ミスがないよう配慮が必要な点でもあります。出稿状況はいつでも確認できるようになっているため、数値を見ながら改善を行い、成果につなげられるとよいでしょう。
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