Yahoo!広告とは?広告の種類やECショップでの活用事例を紹介

Yahoo!広告(ヤフー広告)とは?

Yahoo!広告は、Yahoo! JAPANのサービスに広告を掲載できるサービスです。Yahoo! JAPANは約100のサービスを展開しており、月間PV数は約840億を誇ります。つまり、Yahoo!広告を活用することで、日本のネットユーザーに幅広くリーチを広げることができるのです。

Yahoo!広告は、広告がクリックされた回数に応じて費用が発生する「クリック課金制」となっています。1日の予算を設定して運用することで、出稿額をコントロールできるため、成果と予算のバランスを調整しながら取り組むことができます。

Yahoo!広告の種類

Yahoo!広告は大きく分けて2種類あります。

リスティング広告

リスティング広告とは、検索結果に表示できるテキスト広告のことをいいます。出稿した広告は、Yahoo! JAPANで検索しているユーザーの検索結果ページに掲載されます。ユーザーが自ら入力して検索しているため、サービスに対して意欲が高いタイミングで広告を出稿できるのが特徴です。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Yahoo! JAPANのトップページなどに表示できる画像広告や動画広告のことをいいます。画像や動画を用いたわかりやすいクリエイティブで商品を紹介できるため、ブランディングにも効果があります。

ECショップがYahoo!広告を活用するメリット

ECショップがYahoo!広告を活用するメリットをみていきましょう。

幅広いユーザーにリーチできる

先述の通り、Yahoo!JAPANは展開する約100のサービスにユーザーが集まっており、月間PV数は約840億を誇ります。男女比率はおおむね均等で、幅広いユーザー層から支持を得ています。Google広告やSNS広告と比べて、40代以上のユーザーが多いのが特徴といえるでしょう。年齢層が高めのユーザーをターゲットとする商品やブランドはもちろん、その他の年齢層にも幅広くアプローチできます。

出稿の目的に応じて効果を最大化できる

Yahoo!広告は目的に応じて、リスティング広告とディスプレイ広告の2種類を使い分けることで、効果の最大化を図ることができます。例えば、認知が高い商品であればリスティング広告を、ブランディングもしたい場合にはディスプレイ広告を中心に出稿するのも良いでしょう。

予算に合わせた広告運用ができる

Yahoo!広告は1日あたりの出稿予算を設定することができます。繁忙期やイベントに合わせて予算を上げたり、売上が上がりにくい時期には、出稿を止めるなど予算をコントロールしながら広告運用を行えます。また、いつでも広告を停止できるので安心して利用できます。

ターゲティング設定ができる

Yahoo!広告では、商品のターゲットに絞って広告を配信できるよう、デバイスや年齢、性別、地域、時間帯、検索ワードなどを設定可能です。ターゲティングの精度が高まれば、予算を抑えてユーザーを獲得できます。

Yahoo!広告がおすすめのECショップ

Yahoo!広告を出稿する目的に合わせて、リスティング広告とディスプレイ広告のどちらに出稿すべきか検討すると良いでしょう。それぞれの広告におすすめのECショップは次の通りです。

リスティング広告がおすすめのECショップ

  • 認知が高い商品やECショップ
  • 取り扱う商材カテゴリが一般的で、検索するユーザーが多いECショップ
  • ニーズが明確で、購買意欲の高い顕在層にアプローチしたいECショップ
  • 出稿予算は少額から始めたいECショップ

ディスプレイ広告がおすすめのECショップ

  • アパレルなど視覚的に伝えたい商材を取り扱うECショップ
  • 認知アップ、ブランディングを図りたいECショップ
  • 潜在層へアプローチしたいECショップ
  • ターゲティング設定を活用したいECショップ

Yahoo!広告を活用したECショップの事例

ここからはYahoo!広告を活用したECショップの事例をご紹介します。

ヨシヤス株式会社

ヨシヤス株式会社は、ボタンや、テープ、レースなどを販売する服飾付属品卸の企業。アパレル企業の生産拠点が海外に移ったのを機に、ECショップ「assure(アシュレ)」の運営を開始しました。

Yahoo!広告の運用にあたっては、アシストプランを活用し、サポートセンターに相談しながら行い、売上が1.7倍になりました。費用対効果が高い広告として今後も利用を続けていこうと考えています。

参考:検索広告をはじめて、売り上げが1.7倍になりました │ Yahoo!広告

鈴市商店

鈴市商店は、落花生の製造販売を行っています。ECサイトを開設後、早い段階でYahoo!広告を導入し、アクセス数が伸び、ネット売上の約3割がYahoo!広告経由となっています。主にキーワード検索で「落花生」もしくは「ピーナッツ」を調べるユーザーを中心に、その関連キーワードを調べるユーザーに対し広告表示をしています。

今後は実店舗への集客を強化するため、商圏を絞ったディスプレイ広告の出稿を検討していきたいと考えています。

参考:Yahoo!広告をはじめてオンラインショップの売上があがりました │ Yahoo!広告

株式会社キュー

株式会社キューは、ブライダルジュエリーやダイヤモンドジュエリーを販売する「BRILLIANCE+(ブリリアンスプラス)」を運営しています。販売経路を簡略化することで他社のブランドの販売価格の半額から1/3程度で販売できるのが特徴です。

ブランドコンセプトが伝わりにくいという課題に対し、サーチターゲティングとディスプレイ広告のインフィード広告を活用しました。併用してリターゲティング広告も活用することで、コンバージョン数が5倍程度増加しました。

参考:ディスプレイ広告のサーチターゲティングとインフィード広告で 5倍以上のコンバージョンを獲得できました

株式会社花工房

株式会社花工房は、生花の販売を中心に花束やアレンジメント、胡蝶蘭、プリザーブドフラワーのようなギフト商品を取り扱っています。

オーガニックサーチでの集客を狙っていましたがなかなか成果が上がらず、広告運用を開始しました。イベントごとにキャンペーンを分け、キーワードを設定。LPもそれぞれに対して作成しました。また、インフィード広告のリターゲティング広告も活用したことでYahoo!プロモーション経由で25倍の売上になりました。

参考:Yahoo!広告をはじめて売上が25倍に上がりました

おわりに

ECショップの売上アップに貢献するYahoo!広告についてご紹介しました。幅広いユーザー層に対して、自社の顧客になりうる顧客属性をターゲティングしながら出稿できる広告です。ECショップの目的や予算に応じて、広告の種類やターゲティングを設計し、売上につなげていきましょう。

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