
購入体験プラットフォーム「Recustomer」を手がけるRecustomer株式会社(東京都中央区、代表取締役:柴田康弘・辻野翔大)は、76か国以上に展開するグローバルeコマース物流プラットフォーム「TracX Logis」を提供するTracX Logis Pte. Ltd.(シンガポール)とのAPI連携を開始したことを発表しました。
この連携により、Recustomerの「返品・交換」サービスを利用するEC事業者は、シンガポールをはじめとした海外顧客からの返品に対し、自宅での集荷サービスならびにシンガポール全域に1,000か所以上設置されているPick Networkのスマートロッカーへの持ち込みによる返送を、管理画面からの設定のみで自動的に実現できるようになります。同社は2025年11月に「返品・交換」「キャンセル」「配送追跡」の多言語・多通貨対応を完了しており、今回の提携により、購入後の顧客体験におけるUI・通知から返品物流まで、グローバルに一貫したサービス提供が可能になったとしています。
連携の背景
越境ECおよび海外EC市場は年々成長を続けており、日本国内のEC事業者がアジア圏を中心とした海外の顧客へ直接販売するケースや、海外拠点から現地の顧客に販売するケースが増えています。その一方で、海外での返品対応については、国際配送の手配・現地における物流の調整・通関に関する手続きなど、国内での返品対応と比べて格段に複雑であることから、EC事業者・購入者の双方にとって大きな課題となっていました。
特に購入者の立場では、返品する際の返送手段が制限されており、国際配送を自分自身で手配しなければならないケースも少なくなく、返品のハードルが高いことが購買意欲の低下や顧客満足度の悪化を招いていました。
こうした課題の解決を目指し、Recustomerは累計出荷数1億件以上の実績を持ち、Shopify、Lazada、Coupang、eBay Japanなどの主要ECプラットフォームとのAPI連携実績を有するTracX Logisとの連携を実現し、海外の購入者がより手軽に、より身近な方法で返品できる体制を構築しました。
連携概要
本連携では、TracX LogisのSmartShip APIを活用して、以下の返送方法をRecustomerの返品フローの中でスムーズに提供します。
集荷サービス(TracX Pickup)
購入者が返品申請を行うと、TracX Logisの集荷サービスが自動的に手配されます。購入者は希望する集荷日を指定することで、自宅にいながら返品商品を引き渡すことができます。集荷ネットワークはシンガポール国内を広くカバーしており、申請から集荷手配までがRecustomerのプラットフォーム上で完結します。
ロッカードロップオフ(TracX Locker × Pick Network)
購入者は最寄りのPick Networkスマートロッカーに返品する商品を持ち込むだけで返送手続きが完了します。Pick Networkはシンガポール全土の住宅地・ショッピングモール・コミュニティハブなどに1,000か所以上のロッカーを設置しており、FedExをはじめとした世界的な物流企業も採用している信頼性の高いインフラとなっています。24時間いつでも利用可能なため、購入者は自身の都合に合わせて手軽に返品することができます。
いずれの方法についても、Recustomerの多言語対応が完了している返品申請UIから直接選択することができ、返品申請の受付から返送手配までが一気通貫で自動化されています。EC事業者側では個別の物流手配や海外キャリアとの調整を行う必要は一切ありません。
EC事業者にとってのメリット
越境・海外返品業務の完全自動化
返品申請と連動してTracX Logisへの返送手配が自動的に実行されるため、越境返品にかかる業務工数を大幅に削減することができます。海外からの注文も国内の注文と同一の管理画面で一元的に処理することが可能です。
海外顧客の返品体験向上
自宅への集荷やシンガポール全土に1,000か所超設置されているスマートロッカーなど、現地の購入者にとって身近で便利な返送手段を多言語のUIで提供します。返品のハードルを大幅に低減することで、顧客満足度とLTVの向上に貢献します。
グローバルEC展開の加速
「海外の返品対応が不安」という障壁を解消することで、越境EC・海外EC展開への意思決定を後押しします。Recustomerの多言語・多通貨対応と組み合わせることで、購入後の顧客体験をグローバル品質で提供することが可能になります。
TracX Logisについて
TracX Logisは、2011年にシンガポールで設立されたグローバルeコマース物流のリーディングカンパニーです。「Simplifying all the complexities of logistics(物流のあらゆる複雑さを簡素化する)」をミッションに掲げ、76か国以上をカバーする国際配送ネットワークを構築し、プラットフォーム利用者数24万以上、累計出荷数1億件以上という実績を誇っています。
主力サービスであるSmartShipをはじめ、SmartFulfillment(統合フルフィルメント)、SmartPost(個人向け国内・国際配送)、SmartCargo(B2B航空・海上輸送)の4つのサービスを展開しています。Shopify、Lazada、Coupang、eBay Japan、Rakuten、TikTokなどの主要ECプラットフォームとのAPI連携に対応し、注文収集から出荷までを自動化するスマートロジスティクス基盤を提供しています。
独自開発したAI搭載プラットフォーム「TRENDS」では、市場インテリジェンスや消費者動向に基づいたデータドリブンな物流最適化を実現しています。さらに、最先端のエージェンティックAIを活用した次世代ワークフロー構築にも取り組んでいます。情報セキュリティの国際規格ISO/IEC 27001を取得済みであり、2021年には韓国ブランドアワード(物流代行サービス部門)を受賞するなど、品質と信頼性において高い評価を受けています。
Recustomerについて
Recustomerは、購入前後の体験向上・顧客接点創造を実現する購入体験プラットフォームです。具体的には、注文を追跡してお届け予定日を通知する「Recustomer 配送追跡」、返品・交換・注文キャンセル業務を自動化する「Recustomer 返品・交換」、「Recustomerキャンセル」、お試し購入を可能にする「Recustomerお試し購入」、再オーソリの特許技術で柔軟な販売方法を実現する「Recustomer 予約購入/再入荷確保」の5つのサービスを提供しています。特別な購入後体験を提供することで、ユーザーの体験向上を実現し、EC事業者の売り上げ向上を支援しています。
出典元:Recustomer株式会社














