コマースロボティクス、AIヘルプデスク「Fastdesk」提供開始でヘルプデスク業務を最大60%削減

株式会社コマースロボティクス(東京都港区、代表取締役:伊藤彰弘)は、顧客からの問い合わせ対応を自動化するAIヘルプデスク「Fastdesk(ファストデスク)」の提供を2026年4月6日に開始しました。同サービスの導入により、従来のマニュアルサイトに頼らない顧客サポートが可能になり、ヘルプデスク業務における人的対応を最大60%まで削減できるということです。

AIによる対応が困難な個別判断を要する問い合わせに関しては、組み込まれた問い合わせフォームを活用することで、AI対応から人的対応へとスムーズに移行できる仕組みとなっています。

料金体系は月額40,000円で、5つまでのデスク(マニュアルサイト)を利用することが可能です。

開発背景

SaaSプロダクトを展開するBtoB企業では、カスタマーサポート部門の負荷が年を追うごとに増加している状況があります。「この機能はどこから使えますか?」「プランの変更はどうすればいいですか?」といった問い合わせは、マニュアルサイトやFAQページを整備しても減少せず、同一内容の対応に担当者の時間が継続的に奪われるという構造的な課題が存在しています。

さらに、マニュアルサイトの運用には継続的な記事の作成や更新が求められますが、「そもそも顧客に読まれていない」という根本的な問題も抱えています。検索して記事を探すというユーザー体験そのものが、現代の顧客ニーズに適合しなくなっているのが実情です。

同社においても、自社サービスの顧客サポートで同様の課題を経験してきたとのことです。社内でFastdeskを活用した結果、担当者が対応に追われていた定型的な問い合わせをAIが一次対応できるようになり、チームが本来注力すべき顧客への提案や改善業務に時間を使えるようになったといいます。この社内での成果をもとに、同じような課題を抱えるSaaS企業へ広く提供することを決定したとのことです。

Fastdesk(ファストデスク)は、こうした従来型マニュアルサイトの限界を超えて、「顧客が質問するだけで答えが返ってくる」対話型AIサポートへの転換を実現するために開発されました。

Fastdeskとは

Fastdesk(ファストデスク)は、FAQ、マニュアル、過去の問い合わせ対応を学習したAIが、顧客からの問い合わせに365日24時間、即座に回答するAIヘルプデスクサービスです。現在運用しているマニュアルサイトが不要となる点が特徴となっています。

AIが対応できない複雑なケースについては、Microsoft TeamsやZendeskなどにエスカレーションされます。一次対応の自動化と有人対応の使い分けを、ストレスなく実現できます。

想定される導入効果

以下は同社の社内活用実績および類似サービスの事例をもとにした試算値となっています。

SaaSプロダクトにおける問い合わせの大部分は、「使い方がわからない」「設定変更の手順を知りたい」といった定型的な内容で占められています。こうした一次対応をAIに任せることによって、サポートチームはオンボーディング改善やハイタッチ対応といった高付加価値業務に集中することが可能になります。

主な機能

1. マニュアルアップ機能
Word、PowerPoint、Excel、PDFで作成したマニュアルをそのままアップロードするだけで、AIが自動的に学習します。ユーザーはAIに質問するだけで、従来のようにマニュアルを探したり読み込んだりすることなく、必要な情報を即座に取得できるようになります。

2. 顧客からの問い合わせにAIが自動回答
Q&A、マニュアル、過去の問い合わせ履歴を学習したAIが、顧客の質問に即座に回答します。単語の一致ではなく、文脈や意図を理解した精度の高い回答を提供します。

3. AIが対応できない問い合わせは有人対応に自動切り替え
AIで解決できない質問は、Teamsなどのツールへリアルタイムでエスカレーションされます。顧客を待たせることなく、適切な担当者につなぐことができます。

4. フィードバック機能でナレッジを資産化
顧客が回答を評価(フィードバック)するたびに、そのデータから自動的にQ&Aが生成されます。対応すればするほど、AIの精度と組織のナレッジが育つ仕組みとなっています。

5. マルチデスク対応
1社、1案件で複数のデスクを作成可能です。サービスや部門ごとにデスクを使い分けることができます。

6. プロンプト最適化機能
独自開発のプロンプトヘルパーにより、AIが最適な回答プロンプトの作成をサポートするため、生成AIの専門知識がなくてもスムーズに運用できます。

7. 公開・非公開設定
デスクごとにWeb公開、非公開の設定が可能です。社外向け、社内向け、招待ユーザー限定など、用途に合わせて柔軟に運用できます。

セキュリティへの取り組み

Fastdeskでは、以下のセキュリティ対策が実施されています。

AI学習されない設定については、入力情報がAIの学習に利用されないよう制御されています。

通信・保存データの暗号化により、機密情報の漏えいリスクを軽減しています。

ウェブアプリケーションファイアウォールにより、多様なサイバー攻撃をリアルタイムで検知し、遮断します。

アクセス制御(最小権限の法則)により、誤操作や不正アクセスを防止しています。

同社はISMS認証(IA190213)およびプライバシーマーク(第21004646)を取得しています。

無料トライアルについて

現在、30日間の無料トライアルが実施されています。

代表者コメント

代表取締役の伊藤彰弘氏は次のようにコメントしています。

「マニュアルサイト、そろそろやめにしませんか?」

「マニュアルを整備しても問い合わせが減らない、こうした声を多くの企業からいただいてきました。その根本原因は、ユーザーが自分で探すという体験設計にあります。」

「私たち自身も自社サービスの運営の中でこの課題に直面し、Fastdesk(ファストデスク)を社内で活用してきました。AIが一次対応を担うことで、サポートチームが本来注力すべき顧客への提案や改善に集中できるようになった効果は明確でした。」

「Fastdesk(ファストデスク)は、顧客が質問するだけで期待する答えが返ってくる、本来あるべきサポート体験を実現します。対応を重ねるほどナレッジが蓄積され、組織の資産として活用できる点も大きな特長です。」

「SaaSをはじめとしたBtoB企業のサポートチームに、新しい顧客対応のあり方としてご活用いただければ幸いです。」

今後の展望

Fastdesk(ファストデスク)は、労務や人事領域に特化した「AI労務君」「AI労務君PRO」とともに、株式会社コマースロボティクスが開発するeerp AIユニットの中核サービスとして展開していく予定です。今後はSaaSプロダクト向けのナレッジテンプレートの提供や、CRM、ヘルプデスクツールとの連携強化を予定しているとのことです。toB企業の顧客サポートをAIで変革するプラットフォームとして、継続的な機能拡張を進めていくということです。

関連サービス

同社では以下の関連サービスも提供しています。

AI労務君(企業向け)では、社内労務問い合わせをAIが自動対応します。

AI労務君PRO(社労士向け)では、社労士事務所の業務効率化やビジネス拡大を支援します。

AI議事録では、会議内容をナレッジ資産として蓄積します。

株式会社コマースロボティクスについて

企業向けクラウドDXサービスを提供するグローバル企業です。「すべての商取引がEコマース化する」という前提に基づき、事業ドメインをB2CコマースからB2Bコマース、SCM、クロスボーダーコマースへと拡大し、企業と個人を結ぶ革新的なビジネスプラットフォームを構築しています。

本社は東京都港区新橋5-10-5 PMO新橋II 4階にあり、2013年7月に設立されました。資本金は6億6,592万円(資本準備金含む)で、事業内容はSaaS事業、Global事業、AI事業、ERP事業となっています。プライバシーマークは第21004646、ISMS認証はIA190213を取得しています。

※Microsoft Teamsは、Microsoftの登録商標です。
※Zendeskは、Zendesk, Inc.の登録商標または商標です。

出典元: 株式会社コマースロボティクス プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ