ブランド立ち上げ時に必読!初めてのSNS運用術

ブランドを立ち上げたばかりで、まずはSNSでの集客を始めたいと考えているけれど、どのSNSを使えばいいのか迷うことはありませんか?

ブランドの立ち上げ時には戦略的なSNS運用が欠かせない一方で、昨今はSNSの種類も多く、何から手をつけるべきか悩む方も多いでしょう。

そんな悩みを抱えている方に向けて、総フォロワー数90万以上のSNSファッションメディアを運営する株式会社FUNEEのSNSプランナー・佐藤が、「初めてのSNS運用」のポイントをお届けします!

この記事の執筆者

佐藤 三歩
株式会社FUNEE
SNSプランナー

大学在学中に株式会社FUNEEの創業メンバーとしてジョイン。SNSコンサル事業の中核を担い、大手アパレルメーカーなどのInstagram運用に従事する。自社SNSも総フォロワー数90万に成長させる。早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科卒

株式会社FUNEE | ファニー
https://funee.jp/

とりあえずおさえておくべきは、InstagramとTikTok

商材やブランドのターゲット層の如何にかかわらず、まずアカウントを開設したほうがいいSNSは、TikTokとInstagramの2つになります。

利用率(※)で見ると、X(旧Twitter)やYouTubeのほうが高いように見えますが、TikTokは10・20代の若年層を中心に利用が多く、Instagramは全年代で一貫して支持を獲得している特徴を有しています。

(※)総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
(※)総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

ブランド運営は大きく「新規顧客獲得」「ファン作り」の2つが肝になるのですが、これらの目的を果たすのに、TikTokとInstagramが大きく寄与してくれます。

TikTokでは「新規顧客獲得」を狙う

TikTokには、ユーザーの嗜好に合ったショート動画が絶え間なく流れてくる特徴があります。アカウントフォローまではされなくても、“興味があると判断された動画”は必然的にユーザーの目に触れることになります。その結果、「このブランド、最近よく見かけるな」という印象を持ってもらいやすくなるのです。

こうした点を活かして、TikTokでは「露出を増やし、短期的な売上向上に繋げる」ための運用を心がけましょう。具体的には3つのポイントがあります。

ポイント1:1系統1アカウントの徹底
アカウントに統一感がないと、一度興味を持ったユーザーが離れてしまう可能性があります。例えば、ガーリー系ファッションを紹介するアカウントが、急にストリート系のファッションコンテンツを扱い始めると、混乱を招きます。明確なテーマを決め、そのテーマに従ってアカウントを運用することが重要です。

ポイント2:台本(セリフ)の統一
投稿内容も一貫性を持たせることで、「何度も見かけるな」という印象を持ちやすくなります。

ポイント3:複数パターンの試行
アカウント開設初期は、複数のコンテンツパターンを試し、どのスタイルが受け入れられるかを探ることが有効です。

Instagramでは「ファン作り」を徹底

Instagramは、ユーザーが気に入ったアカウントの投稿を定期的に見るために、“フォロー文化”が根付いています。これはTikTokとの大きな違いです。そのため、フォロワーとの関係を築きやすく、ブランドへの信頼感を育む場として活用できます。

また、もしTikTokまで手が回らない場合、Instagramの「リールズ」機能を活用して、ショート動画コンテンツを提供するのも一つの方法です。

こうした点を活かして、Instagramでは、「長期的なファン作り」のための運用を心がけましょう。今回も3つのポイントがあるので、順に見ていきましょう。

ポイント1:フォローされる仕組み作り
先述の通り、Instagramは「フォロー」の文化があるSNSです。つまり、アカウントのプロフィール画面に遷移することになるので、ブランドイメージが崩れないように、フィードのトンマナを揃えましょう。

ポイント2:信頼できるアカウントのイメージ醸成
ブランドの信頼感を高めるために、公式マークの取得がおすすめです。

ポイント3:投稿時間の最適化
ブランドのターゲット層によって、Instagramの視聴時間は異なります。そのため、アカウント開設初期はさまざまな時間帯に投稿し、どの時間帯が最も反応が良いかを見極め、その時間に統一していくことを推奨します。

事例紹介

TikTokとInstagramの特徴と運用ポイントをおさえた上で、当社が運営する「digdig」アカウントの事例をご紹介します。

TikTok(@digdig_snap
まず、街で見かけたお洒落な人のファッションをインタビューすることで、「1系統1アカウント」をブラさないようにしています。また、セリフも毎回「今日 何着ていますか?」を入れることで、ユーザーの記憶に残るような動画構成にしています。

TikTok(@digdig_snap)

Instagram(@digdig.official
公式マークはもちろん、ブランドイメージを保てるように、フィード投稿のトンマナを揃えています。投稿時間は、試行錯誤の結果、フォロワーに一番見てもらいやすい「17:00以降」にしています。

Instagram(@digdig.official)

まとめ

いかがでしたでしょうか? ブランドの成功可否は、SNS運用が大きな鍵を握ります。InstagramとTikTokを上手に使い分け、短期的な露出と長期的なファン作りを並行して進めていくことで、ブランドの認知度と信頼度を高めていきましょう。

株式会社FUNEE | ファニー
https://funee.jp/

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