株式会社バニッシュ・スタンダード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小野里 寧晃)は、スタッフDXアプリケーションサービス「STAFF START」の購買実績データに基づいたオンライン接客のデータ公開を開始します。
第一弾として、スナップ(コーディネート写真)のPV数あたりのCVRをもとに、投稿スタッフの属性による違いについての調査結果を公開いたします。なお、本調査は、2023年4月1日〜30日の間に「STAFF START」経由で投稿されたアパレルブランドの女性スタッフのデータに基づいています。
調査サマリー
- スタッフ全体の平均CVRは2.74%。年代では30歳〜34歳のスタッフが平均4.05%と最もCVRが高く、身長は平均よりも低身長・高身長どちらかに属するスタッフが平均3%を超える
- 消費者が購入の際にスタッフスナップ(コーディネート)を参考にする理由は「自分と似た体型のコーディネートが見られるから」が最も多く、次に「同じ服でたくさんのコーディネートが見られるから」という結果に

- スタッフCVR 年齢別ライフスタイルの変化が激しい30歳前後が最も高く、ファッション情報が少なくなる50代後半でまた高くなる傾向に

30歳〜34歳のCVRは4.05%と、全年代平均の約1.5倍の高さとなりました。40代で1.97%まで一度下がるものの、55歳〜59歳で2.8%上昇しており、ファッションの情報源が少なくなるシニア世代への過渡期でもスタッフのスナップが情報源になっていると推測できます。
また、30代・50代のスタッフがCVRが高いという結果を受け、同じく30代・50代の一般女性1,200名に対し、「スタッフスナップ」にまつわるアンケート調査を実施しました。
Q1.ネットショッピング(インターネット通販)を利用して服を購入する頻度を教えてください(単一回答)

Q2.ショッピングサイトやアプリ上で購入する際に、商品を使ったスタッフのスナップ(コーディネート)を参考にしますか?(単一回答)

Q3.スタッフのスナップ(コーディネート)が参考になると思う理由を教えてください(複数回答)

一般女性30・50代の方によると、約90%がネットで服を買うと答え、その中で約半数の方がスタッフのスナップ(コーディネート写真)を参考にするという結果でした。スタッフのスナップを参考にすると答えた人に理由を聞いたところ、半数以上の人が「自分と似た体型の人のコーディネートが見られるから」を選択しました。また、「自分と同年代のスタッフのコーディネートが見られるから」という理由も30%以上の人が選択しており、自分自身と似た条件のスタッフのスナップを参考にする傾向があることがわかりました。
- スタッフCVR 身長別低身長と高身長のゾーンに関して、特にスタッフの着用イメージがCVRを高める効果に

スタッフを身長別で分けると、成人女性の平均身長である158cm前後のCVRよりも、5cm以上離れた身長のスタッフの方がCVRが高い結果になりました。一般消費者アンケートの結果で「自分と似た体型のスタッフ」のスナップを参考にする人が最も多いことから、平均身長より少し離れた身長の人ほど、購入の意思決定にスタッフのスナップを参考にしていることがわかります。
- スタッフCVR 地域別群馬を筆頭に、地方店スタッフのCVRが高い

群馬や沖縄、秋田といった地方店所属のスタッフのCVRが高く、逆に東京や大阪、愛知、福岡などの大都市圏のCVRが低い傾向にあります。このことから、店舗数の少ない地域ではネットショッピングをする人が多く、その中で地域内での共感や、地方特性に強いスタッフのスナップが参考にされると考えられます。
STAFF START 調査概要
調査対象:STAFF START契約企業
ファッション総合・アパレルブランド企業
女性スタッフ(18歳-59歳)
調査期間:2023年4月1日〜2023年4月30日(1ヶ月間)経由売上実績から集計
調査項目:各社ECサイトでスタッフによるオンライン接客経由のCVRを集計
調査母数:17,809名
一般消費者 調査概要
調査期間:2023年8月9日〜10日
調査機関:インターネット調査(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域: 全国47都道府県
調査対象: 30代・50代の女性
有効回答数:1200サンプル
STAFF START調べ https://www.v-standard.com/news/230831
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