水橋保寿堂製薬が「日本一の美肌プロジェクト」を開始 - 富山県の自然資源を活かした持続可能なスキンケア開発へ

2025年8月1日 2025年8月1日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

水橋保寿堂製薬株式会社（本社：富山県富山市、代表取締役：木下雄介）は、富山県の豊かな自然資源と同社が長年培ってきた製薬技術を活かした新たなスキンケア商品開発プロジェクト「日本一の美肌プロジェクト」を2025年7月31日（木）より開始することを発表しました。

このプロジェクトでは、現代社会における肌ケアの在り方を根本から見直すとともに、地元富山県の資源を活用した持続可能な商品開発を通じて地域活性化に貢献し、美容と社会の未来に寄与していくことを目指しているとのことです。

この記事の目次

1 プロジェクト発足の背景
2 富山のお米「富富富」の製造過程で生まれる米ぬかを化粧水にアップサイクル
- 2.1 「共に富山の未来をつくる」協賛企業・学生インターンを募集
3 新プロジェクト発足発表会を開催クリニックや地元農家など専門家や協賛企業が登壇
4 水橋保寿堂製薬について
- 4.1 会社概要

プロジェクト発足の背景

近年、地球温暖化や紫外線量の増加、SNSを通じた外見に対する意識の高まりなどの影響により、特に若年層を中心に肌トラブルが年々深刻化しています。水橋保寿堂はこうした若年層の肌トラブルを社会課題として捉え、肌ケアの在り方を根本から見直すことを目的に本プロジェクトを立ち上げたということです。

同社が本社を構える富山県は、日照時間が短く年間降水量も多いという特徴から、豊富な地下水に恵まれた「水の国」としても知られています。環境省が選定する『名水百選』においては、熊本県と並んで全国最多の水源数を誇り、富山大学の研究では『日本一おいしい水』と称されるなど、その水質の高さは広く評価されています。このような豊かな水資源を背景に、富山県は「くすりの富山」として医薬品産業が発展してきた歴史があり、肌にやさしい商品開発においても大きな可能性を秘めた地域です。

水橋保寿堂製薬は、創業から77年にわたって蓄積してきた製薬技術と、富山県の豊富な自然資源を組み合わせることで、肌への負担を最小限に抑えた新しいスキンケア製品の開発に取り組んでいくとしています。

富山のお米「富富富」の製造過程で生まれる米ぬかを化粧水にアップサイクル

富山県のブランド米「富富富（ふふふ）」は、同県が約10年の歳月をかけて開発した品種で、高温や病害虫に強く、安定した品質で栽培できることから、環境にやさしい持続可能な農業を支える品種として注目を集めています。

本プロジェクトの第1弾となる製品では、「富富富」の精米工程で発生する米ぬかに着目しているとのことです。これまで十分に活用されてこなかった米ぬかには、ビタミンやミネラル、保湿成分などが豊富に含まれており、スキンケア原料として有用な成分を多く含んでいます。この未利用資源をアップサイクルし、ミネラルバランスが豊富な富山湾の海洋深層水と組み合わせた化粧水を開発するとしています。商品販売によって得られた利益は地域へ還元することで、富山県に新たな経済循環を創出することを目指しているそうです。

第1弾商品の完成は2025年12月を予定しているとのことです。

「共に富山の未来をつくる」協賛企業・学生インターンを募集

本プロジェクトでは、富山県の地域資源を活用したアップサイクル型のスキンケア開発を、地域や次世代と連携して取り組むことで、富山県の活性化に貢献することを目指しているとのことです。

新プロジェクト発足発表会を開催クリニックや地元農家など専門家や協賛企業が登壇

新プロジェクトの発足に伴い、7月31日（木）に新プロジェクト発足発表会が開催されました。当日は、医療専門家・地元生産者などの関係者が一堂に会し、地域と連携したスキンケア開発の意義と可能性について意見が交わされたとのことです。

水橋保寿堂と共同開発の監修実績もある皮膚治療の専門家・青山スキンクリニックの冨田院長は「富山で採水される海洋深層水は、ミネラルが豊富で保湿効果などが高いことに加え、pHが肌に近く刺激が少ないため肌に負担なく使用できます。また富山の米ぬかにはビタミンやセラミドが含まれており、乾燥肌の改善にもつながります。この自然由来の素材を組み合わせることで非常に大きな美容効果が期待できます」とコメントしました。

また、ブランド米「富富富」の生産者であるアグリライズ南保の藤澤氏と蒼ファームの高山氏は「『富富富』は富山県独自の栽培基準によって生産管理されています。『富富富』というブランドが食だけでなく、化粧品として多くの方にブランドを知っていただけることはとても嬉しく思います」と述べられました。登壇者はそれぞれの立場から、富山の自然資源や未利用素材に秘められた可能性や、それらを活かしたスキンケア開発への期待を語られたそうです。

青山スキンクリニック冨田氏　コメント

「自然由来の素材と医療を掛け合わせることで消費者に長く使い続けていただける商品ができると確信しています。富山の魅力をふんだんに伝えられるような商品を作れるように尽力してまいります。」

アグリライズ南保藤澤氏　コメント

「富山の『富富富』というブランドがこのプロジェクトを通して、地方都市から全国へ、そして世界でも活躍していくような、富山を代表するブランドへと成長していきたいです。」

蒼ファーム高山氏　コメント

「入善町のお水は日本一きれいと言われているので、その美味しい水で作られた『富富富』というお米が、食べるだけでなく化粧品として多くの方に知っていただけることは、生産者としても非常に嬉しく思います。」

水橋保寿堂製薬について

水橋保寿堂製薬株式会社は、1948年（昭和23年）に富山県で創業し、医薬品・化粧品・健康食品の企画・開発・販売を行っている製薬会社です。創業以来77年にわたり、原料に徹底的にこだわった高品質な商品を提供し続けており、代表的商品のまつ毛美容液「EMAKED（エマーキット）」は多くのアワードで受賞しています。同社は製薬会社として培ってきた知見を活かし、時代に求められる価値を見据えた商品開発を進めていくとしています。