国内シェア率No,1のBtoC取引向けBNPL決済サービスを提供する(※1)株式会社ネットプロテクションズ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:柴田 紳、以下当社)は、全国20代~60代の男女を対象に消費者の利用する決済に関する意識調査を実施しました。
※1)矢野経済研究所「オンライン決済サービスプロバイダーの現状と将来予測2022年版」P86より、後払い決済サービス市場のシェア(2020年度)を参照。

■調査背景
 キャッシュレス化が促進される中、近年さまざまな種類の決済サービスが提供されるようになりました。また、コロナウイルスによるネットショッピングのニーズの高まりなどにより買い物の場所にも変化が見受けられます。
今回は、買い物における選択肢が増えた今、消費者はどんな決済をどんな理由で利用しているのか、決済動向を知るべく調査を実施しました。

■調査サマリー
・多くの人が3~4種類の決済手段を使い分けて利用している。
・使い分け方として、「積極的にポイントがつく支払い方法を選ぶようにしている」「現金は、現金でしか支払えない場所でしか使用しない」「支払う場所によって、支払い方法と使い分けている」が上位に並ぶ
・どの決済においても「支払いが簡単だから」という理由で決済を選択する人が多い。
・ネットショッピングにおいては「セキュリティの高さ」と「お得さ」によって決済を選択する人が多い

■実施概要
調査方法:インターネット調査(楽天インサイトのモニターパネルを対象とした)
調査時期:2022年12月6日~12月9日
調査対象:20~69歳の男女
サンプル数:3,000人

■調査結果詳細

  • Q1, 直近半年以内に利用した決済は現金・クレジットカードが約90%を占める中、QR(※2)/バーコード決済も60%以上が利用している・直近半年で利用した決済を聞いたところ(複数回答)、1位「現金」、2位「クレジットカード」、3位「QR/バーコード決済」4位「電子マネー」となりました。

・上位4つの利用者がいずれも過半数を超えていることから、3〜4種類の決済を使い分けしている方が多いことが分かりました。
※2)「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

・20代に着目すると「QR/バーコード決済」が73.5%となっており、クレジットカードの利用との差が20%未満に迫る勢いとなっており、身近な決済として利用が進んでいると分かります。

  • Q2, 決済の使い分け方として「積極的にポイントがつく支払い方法を選ぶようにしている」を選んだ人が最も多い

・「現金は、現金でしか支払えない場所でしか使用しない」が2番目に選ばれており、「現金離れ」している人が多くいることがわかります。

・その他に「支払うタイミングで、一番使いやすい支払い方法を選んでいる」「金額によって、支払い方法を使い分けている」も含め、上位5つが主な使い分けの選択基準と思われます。
 

  • Q3, 利便性の高さと、お得さで支払い方法を選んでいる人が多い

・どの決済においても「支払いが簡単だから」という理由で決済を選択する人が多く、利用に慣れている決済を選択する傾向が見られます。その一方で現金は「使いすぎる心配がない」という理由が多いことから、キャッシュレスは使いすぎを心配する人が多いことが推察されます。
・クレジットカードにおいては「自分の集めているポイントがつくから」「銀行からお金を下ろす手間が省けるから」が多く選ばれており、お得さと利便性の高さによって選ばれる傾向が見られます。
・QR/バーコード決済においては「スマホで支払えるから」というスマホ決済がライフスタイルにマッチした人に多く選ばれる傾向が見られます。・一方で、後払い決済においては「セキュリティが高く、安心できるから」という理由で選択する人が他の決済方法よりも多く見られました。

  • Q4, ネットショッピングでは利便性よりも「セキュリティの高さ」と「お得さ」がどの世代でも決済を選ぶ理由の上位となっている

・50代・60代では「よりセキュリティが安心決済方法を選びたい」が決済を選ぶ理由として一番多い
・20代~40代では「よりお得な決済方法を選びたい」が決済を選ぶ理由として一番多い

■総括
 今回、消費者はどんな決済をどんな理由で利用しているのか、決済動向を知るべく調査を実施しました。調査結果から、決済手段を複数使い分けることが当たり前になってきており、決済手段が購買活動において「お金を支払うための手段」としての役割以外にも、「ポイント」や「セキュリティ」などユーザーの求めるメリットがあるかが重視されていることがわかりました。
 また、4月からの新生活が始まることにより、お買い物の場所・金額・頻度など「お金の使い方」が変わる方が増えると考えられます。新生活に向けて、それぞれの支払い方法の特徴を確認して、自分に合った決済スタイルを今一度見直しても良いかもしれません。

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