株式会社リザーブリンク(本社:東京都港区、代表取締役:井出勝彦、以下リザーブリンク)が運営する、日本で唯一の予約研究機関「予約ラボ(https://yoyakulab.net/)」は、2023年2月7日(火)に実店舗とECの利用状況や利用するジャンルなど「リアル店舗に求めるもの」についての調査を実施しました。

【背景】
購買行動が多様化する中、予約ラボは消費者がリアル店舗に求めるものを調査しました。
調査項目は2019年3月に実施した「実店舗・ECの利用率」および「実店舗を利用するジャンル」調査と同様に行い、コロナ禍前後で消費者の購買意識に変化があるのか比較しました。

【調査概要】
・調査企画:予約ラボ
・調査対象:「店舗とオンラインショップ(EC)両方を利用している」と回答した全国の20代〜60代男⼥
・調査期間:2023年1月27日(金)~1月30日(月)
・調査方法:インターネットリサーチ
・サンプル数:有効回収数560⼈

【概要】

実店舗利用率は前回調査と同じく「弁当・惣菜などの食料品」「生鮮食品」といったジャンルが7割以上と大きくなっていました。さらに「スイーツ」も6割以上、「酒・たばこ・コーヒーなどの嗜好品」も5割以上と、飲食品は店舗での購入が目立ちます。コロナ禍以前の調査と比べて目立った変化はないものの、全体的なリアル店舗の利用率は微減の傾向が見られました。

リアル店舗を利用したい理由としては「オンラインを利用するには不向き(生鮮食品など)」というものが最多でしたが、「実物を確かめてから購入したい」という理由も半数以上となっていました。ほかには「店舗に直接出向いたほうが早い」といった“購入するまでの時間”や、「店舗にしかない限定商品がある」など“リアル店舗ならではの体験価値”も影響していると考えられます。

さらに、主にECを利用する理由に関しては、最多の「リアル店舗より価格が安い」という理由を除外すると「24時間好きな時間に利用できる」「店舗に行くのが面倒、時間がない」といった“購入にかかる時間“が多くを占めていました。

【調査結果】
・主に店舗を利用する商品ジャンル


「弁当や惣菜といった食料品」が約73%、「生鮮食品」が約71%、「スイーツ」が63%、「酒・たばこ・コーヒーなどの嗜好品」が約56%。全体的に、リアル店舗利用率が微減している傾向にあります。

・ECではなく主に店舗を利用する理由

 「(食品など)オンラインを利用するには不向き」という理由が約63%と最多。次いで「商品のサイズやカラーを実際に確かめてから購入したい」が約55%、「店舗に直接出向いたほうが早い」が約24%、「店舗にしかない限定商品がある」が約23%となっています。実店舗ならではのサービスや体験価値を求める人も多いと考えられます。

・主にECを利用する理由
「リアル店舗より価格が安い」という理由が約53%と最多でしたが、「24時間好きな時間に利用できる」「店舗に行くのが面倒、時間がない」「持ち帰らなくてよい」という時間や手間を省きたいという理由が、それぞれ半数近い値となっていました。また購入までの時間に関しては「実店舗においてその商品を売っている場所が分からない」「必要なものを探し回らなくてよい」という少数意見もありました。

・今後も店舗を利用したいと思うジャンル
「生鮮食品」が約73%で1位。「弁当・惣菜などの食料品」も約70%とかなり高い値となりました。「スイーツ」が約56%、「酒・たばこ・コーヒーなどの嗜好品」約42%。全体的に、生鮮食品を除いては、今後の実店舗利用意向が現状より低い傾向が見られました。

・主にネットショップ(EC)を利用したいと思うジャンル
最多は家電で約36%、映像や音楽、書籍などのデジタルメディアが約32%でした。乗り物、宝飾品やめがね用品などは低い傾向です。食料品や生鮮食品は“今後も実店舗を使う”という意見が多かったものの、1割前後となっていました。

合わせて読みたい

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ