
AI model株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:谷口 大季)が、アパレルEC向けに独自開発の生成AIを活用した「AIささげ動画生成サービス」の提供を開始したことが発表されました。このサービスでは、AIモデルが商品を着用したささげ画像を生成し、様々なポージングや動きを動画で表現することが可能となっています。CVR向上や売上アップに貢献するだけでなく、TikTokショップやInstagramショッピングとの連携による新たな収益創出も期待されています。

この記事の目次
本サービスの導入で実現できること
同サービスをアパレルECのささげ業務に導入することで、リードタイムの短縮やクオリティアップなどを実現し、生成AIを活用した業務改善や収益性の向上などに繋げていくとのことです。第一弾として、三越伊勢丹ECサイト「三越伊勢丹オンラインストア」で社内外への撮影サービスを運営するイセタンスタジオと連携し、「JUNYA WATANABE MAN」のEC販売においてAIモデルとAIささげ動画生成サービスの提供を開始することが発表されました。
AI model株式会社は、このサービス提供により商品一覧ページや商品詳細ページをはじめ、SNSや店頭サイネージなど様々なチャネルにおける表現の幅を拡張し、生成AIを活用した新たな価値の創造を通じて、アパレル業界の発展に貢献していく方針です。



AIささげ動画生成サービスとは
AIささげ動画生成サービスは、AI model社による独自開発の生成AIを活用したサービスです。「ささげ業務」における労働集約的な業務負荷を低減することで、人間がよりクリエイティブな業務に注力できるようになります。これにより、アパレルブランドのブランド価値や顧客体験の向上に繋げることが可能となります。
従来の静止画だけでは伝えきれない商品の魅力や素材感・シルエットなどを、動画で商品着用イメージを視覚的に表現することで顧客の購買体験を向上させます。これによりECサイトやSNSをはじめ、ブランディングやマーケティングなどに活用できる新たなソリューションとして提供されています。
このサービスは、生成AIを活用したささげオペレーション改善やECサイト運用・SNS運用、コンテンツ施策展開などを総合的に支援するものとなっています。特に、アパレル商品の購入においては実際の着用イメージが購買決定に大きく影響するため、AIによる動画表現は顧客の購買体験を大きく向上させる可能性を秘めています。
同社は、人口減少・高齢化や経済成長の停滞などが続く中で、AIを活用した新たな価値創造を通じてファッション業界をはじめ様々な業界の発展に繋げることを目指しています。AIモデルの導入・運用などでDXを推進している企業や、AIを活用した販路拡大などを共に展開するモデル事務所や芸能プロダクションなど、様々な企業との共創でその実現を目指していくとのことです。
サービスの特徴と活用方法
AIささげ動画生成サービスの最大の特徴は、生成AIによって高品質な商品着用動画を効率的に作成できる点にあります。これにより、以下のようなメリットが期待できます。
業務効率化と生産性向上
従来のささげ撮影は、モデルの手配や撮影セッティング、編集作業など多くの工程と時間を要していました。AIモデルを活用することで、これらの工程を大幅に簡略化し、リードタイムの短縮が可能となります。
表現の幅の拡大
様々なポージングや動きをAIで生成することで、一度の撮影では捉えきれない多様な商品表現が可能になります。これにより、顧客は商品の特徴をより詳細に把握することができるようになります。
マルチチャネル活用
生成された動画コンテンツは、ECサイトだけでなく、SNSやデジタルサイネージなど様々なチャネルで活用することができます。特にTikTokショップやInstagramショッピングとの連携により、新たな販売機会の創出が期待できます。
コスト削減
モデルやスタジオの手配、撮影機材など、従来のささげ撮影にかかるコストを削減することができます。特に多数の商品を扱うアパレルECにとって、この点は大きなメリットとなります。
三越伊勢丹ECサイトとの連携
AI model株式会社は、第一弾として三越伊勢丹ECサイト「三越伊勢丹オンラインストア」で社内外への撮影サービスを運営するイセタンスタジオと連携し、「JUNYA WATANABE MAN」のEC販売でAIモデルとAIささげ動画生成サービスの提供を開始しています。
高級ファッションブランドを多数扱う三越伊勢丹との連携は、AIささげ動画生成サービスの品質と実用性を証明するものと言えるでしょう。特にデザイン性の高い「JUNYA WATANABE MAN」の商品においては、動画による立体的な表現が商品の魅力を伝える上で重要な役割を果たすことが期待されています。
今後の展望
AI model株式会社は、AIささげ動画生成サービスを通じて、アパレルEC業界における新たな価値創造を目指しています。特に以下のような展開が期待されています。
AIモデルの多様化
様々な体型、年齢、人種などを反映したAIモデルの開発により、より多くの顧客層に訴求する商品表現が可能になると考えられています。
AIと人間の共創
AIが定型的な業務を担うことで、クリエイターやマーケターはより創造的な業務に注力できるようになり、新たな表現やマーケティング手法の開発が進むことが期待されています。
業界横断的な活用
アパレル業界にとどまらず、様々な商品カテゴリーにおいてAIモデルと生成技術の活用が広がる可能性があります。
アパレルEC業界は常に新しい技術やトレンドによって変化を続けています。AIささげ動画生成サービスは、その変化の中で新たな可能性を切り開く技術として注目されています。顧客体験の向上と業務効率化の両立を実現する同サービスが、今後どのような進化を遂げていくのか、引き続き注目されるでしょう。
AI model株式会社について
社名:AI model株式会社
本社所在地:東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー
CEO:谷口大季
設立:2020年8月

出典元: AI model株式会社 プレスリリース