三井住友カード株式会社(代表取締役社長:大西 幸彦、以下、「三井住友カード」)とGMOペイメントゲートウェイ株式会社(代表取締役社長:相浦 一成、以下、「GMO-PG」)、GMOペイメントサービス株式会社(代表取締役社長:向井 克成、以下、「GMO-PS」)は、2022年5月23日(月)付で、Buy Now Pay Later(以下、「BNPL」)における業務提携(以下「本提携」)に関する基本合意書を締結しましたので、お知らせします。

  • 【本提携の目的】

 BNPLとは、「今買って、あとで支払う」を意味し、海外市場での利用拡大に伴い、クレジットカード機能を補完する決済方法として注目されている決済手段です。日本国内では「後払い決済」などと呼ばれ、クレジットカードの番号入力がなく簡単に決済手続きが完了し、且つ、商品到着確認後に支払いを行うことができることから、その利便性が支持され、ECサイトを中心に特に若年層での利用が拡大傾向にあります。

 三井住友カードとGMO-PGの2社では、これまで、決済プラットフォーム「stera」のリリースなど、国内のキャッシュレス市場における事業者・利用者の課題を解決するための様々な取り組みを行ってきました。この度、国内市場でも拡大するBNPL分野においても新たな共同ブランドを立ち上げ、今までにないサービスを提供し、国内No.1のBNPLのサービスを目指すことで、三井住友カードとGMO-PG及び連結会社のGMO-PSの3社で合意致しました。

 三井住友カードは、新たにBNPLのマーケットへ参入し、クレジットカードの枠を超え、あらゆる決済手段を事業者の皆様へワンストップで提供することで、総合決済事業者としての圧倒的なポジションの確立を目指します。GMO-PG及びGMO-PSは、「GMO後払い」(GMO-PS:2013年~)「こんど払い byGMO」(GMO-PG:2020年~)として後払い決済サービスを提供しております。これまでの実績・ノウハウをいかし、更なるBNPLサービス展開として三井住友カードとともに新たなサービス(以下、「新サービス」)をリリースします。

  • 【本提携の内容】

 三井住友カードとGMO-PG及びGMO-PSの共同による新サービスは、2023年春頃までの事業開始を予定しています。

 新サービスは、GMO-PGがグループでこれまでに培ってきた後払い決済サービスのノウハウとシステム基盤をベースに、 三井住友カードが培った50年を超えるクレジットカード事業の与信・分割払いのノウハウを加えることで、これまでにない新しいBNPLのサービスを事業者・利用者の双方に提供します。

 現在の日本国内の後払い決済サービスは、主にECサイトでの購買を対象とし、購入の都度、購入商品の内容をもとに審査を行い、決済を完了させます。利用者の支払いは、商品到着後のコンビニ払いなどによる1回払いの支払い方法が主流ですが、今回、3社で立ち上げる新サービスでは、従来型の後払い決済サービスに対応することは勿論ながら、長期の分割払いへの対応を予定しています。また、三井住友カードとGMO-PGが提供する決済プラットフォーム「stera」※1の基盤を活用し、「stera terminal」を設置いただく加盟店を中心に、店頭での対面取引でも決済が可能となるサービスの提供を予定しています。

 その他、三井住友カードでは、BNPLを利用されるユーザー向けに、自社の会員向けアプリ「Vpass」と連携した新たなサービスの提供をしてまいります。また、個品割賦事業と新サービスをデジタルで融合させたサービスの提供なども検討してまいります。

 今後3社間で集中的に協議を進め、具体的なサービスの内容(名称含む)や商品性が決まり次第速やかに報告いたします。

※1決済プラットフォーム「stera」は、キャッシュレス導入に際した課題を解決するため、三井住友カードが、GMO-PG・GMOフィナンシャルゲートおよびVisaと共同で構築した事業者向け決済プラットフォームです。


 三井住友カードとGMO-PG及びGMO-PSは、今後もお客さまに、より安全で利便性の高い決済手段を提供し、更なるキャッシュレス化の推進に努めてまいります。

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