
楽天市場の店舗運営にあたって、最低限おさえておきたいことをまとめました。商品の仕入れから梱包・発送、そして購入後のアフターフォローまで、店舗運営の流れにそって解説します。
この記事の目次
商品の仕入れ
銃刀類、麻薬・覚せい剤などは法令で販売や所持が規制されているため、販売することができないことは言うまでもありません。しかし、法令では禁止されていないものの、危険ドラッグやアダルトビデオなど、倫理的観点から取り扱いが禁止されている商材もあります。
また、販売にあたって免許や審査が必要な商材もあります。たとえば、医薬品や食品、酒類、たばこ、中古品などは販売にあたって免許が必要です。PC・ソフトウェア、金券、海外直送品などは審査が必要になります。またブランド品も、偽造品の取り扱いを防ぐ目的で、事前審査があります。
在庫の登録
適切な在庫数を登録するようにしましょう。売れ行きが好調だからといって、納期を後ろ倒ししながら受注を受け続けてはいけません。クレームや低レビューに繋がってしまう可能性があります。 また、よくある失敗としては、テレビ番組で商品が紹介されたりして、梱包・発送のリソースを超える注文が入ってしまい、納期に対応できない場合もあります。実際の在庫数を登録するのではなく、受注・発送可能な在庫数を登録することがポイントです。
商品価格の設定
セールのため通常価格の半額で販売と謳う場合、通常価格での販売実績がないと不当な価格表示に該当してしまいます。「当店通常価格」や「メーカー希望小売価格」を表記して、購買意欲を刺激する二重価格表示は、根拠のある元値表示を行いましょう。
当店通常価格
過去の販売価格と比較する二重価格表示の一つ。この場合、同一の商品について最近相当期間に渡って販売されていた価格である必要があります。
メーカー希望小売価格
製造業者などが、事故の供給する商品に設定している価格のこと。Webサイトやカタログ、商品本体などで、あらかじめ公表されています。そのため、メーカー希望小売価格を謳う場合は、メーカーが公表した価格であることが分かる画像や写真などのエビデンスを載せましょう。
受注処理
備考欄の記載事項は必ず目を通しましょう。また請求金額を確定する前に、クーポンの利用や、同梱を伴う送料変更の可能性がないか確認して下さい。
クレジットカード決済の場合は、注文者の氏名とカード名義氏名が一致しているかを確認しましょう。また、有効期限や限度額を確認するオーソリ処理が必要になります。オーソリ処理と同時に売上請求をしないように気をつけて下さい。売上請求をするのは、商品の発送後になります。
決済方法と受注処理のパターン
1)カード決済
2)代金引換
3)楽天バンク決済
4)銀行振り込み
5)マルチ決済(セブンイレブン・ローソン・楽天Edy・Suica・ペイジー・Alipayなど)
6)PayPal決済
梱包・発送
商品に同梱する明細書の入れ違いは個人情報の流出といっても過言ではありません。取り扱いには細心の注意を払いましょう。最近では、書類での明細書は不要という要望も増えています。明細書が必要かどうかの確認もするといいです。商品ごとに梱包材やサイズを変えることはもちろん、傷つきやすい商品は緩衝材で補強したり、ビニールで包んだり、箱内で固定するようにしましょう。
R-Backofficeに伝票番号と配送会社を入力しておくと、購入者が楽天市場のユーザーページにある「購入履歴一覧」から、注文の配送状況を確認できるようになります。加えて、発送完了メールには、配送状況が分かるように伝票番号を記載するとより良いです。
購入後のアフターフォロー
購入者が問い合わせしやすいように、営業日と営業時間を記載しておきましょう。購入後の対応によって、リピート購入に繋がるかどうか決まります。また、商品やショップレビューを定期的に確認することも忘れないで下さい。
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