Amazonのマーケットプレイス配送サービスとは?配送料金や利用方法・注意点を解説

マーケットプレイス配送サービスとは?

2021年11月1日に、Amazonがヤマト運輸と共同でマーケットプレイス配送サービスの提供を開始しました。マーケットプレイス配送サービスは、Amazonに出品している事業者が、自社出荷の際にヤマト運輸が提供する宅急便・宅急便コンパクト・ネコポスの配送サービスを特別運賃で利用できるサービスです。Amazonに出品する事業者であれば、事業規模にかかわらずヤマト運輸と条件交渉や手続きなしに、特別運賃で商品を配送することができます。

マーケットプレイス配送サービスの特別運賃について

前月の利用箱数に応じて3種類の運賃が設定されます。最も割安な運賃は、利用箱数が「合計500箱以上」の場合です。初めて利用する月の配送料金は、開始月の月末まで「合計500箱以上」の配送料金が適用されます。

ネコポスで配送する場合(同一地域内の配送の場合)

【前月の利用箱数と配送料金】

  • 合計500箱以上:174円(税込)
  • 合計250箱以上:201円(税込)
  • 合計250箱未満:218円(税込)

宅急便コンパクトで配送する場合(同一地域内の配送の場合)

【前月の利用箱数と配送料金】

  • 合計500箱以上:381円(税込)
  • 合計250箱以上:404円(税込)
  • 合計250箱未満:437円(税込)

宅急便60サイズで配送する場合(同一地域内の配送の場合)

【前月の利用箱数と配送料金】

  • 合計500箱以上:436円(税込)
  • 合計250箱以上:454円(税込)
  • 合計250箱未満:537円(税込)

マーケットプレイス配送サービスを利用するには

配送ラベルとして、使用可能なA5サイズのB2クラウド送り状用紙をヤマト運輸から入手し、印刷します。利用できる用紙品番は、レーザープリンターで印刷する場合は323番、インクジェットプリンターの場合は395番です。配送ラベルを購入した際に指定した出荷日までに、ヤマト運輸への荷物を引き渡す必要があります。

ラベル用紙は、下記のいずれかの方法でヤマト運輸に依頼して入手してください。

  • ヤマトカスタマーサポート(番号番号:0120-019-625)に電話する
  • ヤマト専用サポートアドレスmsssellerinfo@kuronekoyamato.co.jpに問い合わせる
  • ヤマト運輸のホームページで最寄りのヤマト営業所を検索し、電話する
  • ヤマトビジネスメンバーのメインメニューよりWeb注文する(アカウントがある場合のみ)

配送ラベルは、ブラウザから印刷します。配送ラベルの購入ボタンをクリックすると、配送ラベルの画像が表示されます。ブラウザから印刷する際は以下の条件を設定し、ラベル用紙の左側に印刷してください。ラベルは適切なサイズで印刷されます。

配送ラベルは、ブラウザから印刷

配送ラベルは、以下の図の通りラベル用紙の左側に印刷してください。

配送ラベルは、ラベル用紙の左側に印刷

配送ラベルは、PDFファイルとして印刷することもできます。PDFファイルで保存する場合は、以下の条件を設定してください。

配送ラベルは、PDFファイルとして印刷することも可能

【利用時の注意点
マーケットプレイス配送サービスは、代金引換およびお届け日時指定便には対応していないため、注意が必要です。

2021年11月1日から2022年5月25日までのキャンペーン

マーケットプレイス配送サービスの提供に合わせて、2021年11月1日から2022年5月25日までの間、キャンペーンの実施をしています。キャンペーン期間中は、通常適用される料金から割引された配送料金が適用されます。

下記は、東京都から東京都の宛先に配送する際の配送料金割引の例です。利用2か月目以降の配送料金に、前月1日から月末までの利用箱数に応じて割引料金が適用されます。

2021年11月1日から2022年5月25日までのキャンペーン

最後に:配送料金やルールの変更といったリスクを常に意識しよう

Amazonの配送に限った話ではありますが、従来の配送料金と比較して、非常に抑えられた価格設定になっています。しかし、 配送料金がいつ上がるかわかりませんし、ルールが変わる可能性もあります。

FBA (Amazonが提供するフルフィルメントサービス) を利用しなくてもプライムマークを付与することができるマケプレプライムの要件が2021年7月に変更されて以来、事業者の方々からはAmazonの売上が低迷したいという声が上がっていました。

配送料金やルールの変更といったリスクを常に意識しながら、日々運営をすることを心がけていくことが大事になってくるのではないでしょうか。

合わせて読みたい

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ