イルグルム、広告効果測定「アドエビス」がMCP対応へ AIエージェントと広告計測データの連携を実現

株式会社イルグルム(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:岩田 進氏)は、同社が提供する広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」において、生成AIやAIエージェントと広告計測データを標準的な手法で連携させるMCP(Model Context Protocol)への対応を発表しました。2026年9月上旬から、アドエビスを利用している一部の顧客を対象に先行して提供を開始する予定です。

今回の対応により、生成AIやAIエージェントがアドエビスに蓄積されている広告計測データへ直接アクセスし、広告成果の分析やレポートの作成が可能となります。さらに、複数のAIエージェントが共通の広告計測データを基に協働しながら、分析から施策の検討、報告に至るまでの一連の業務を実行することも実現します。ただし、いかに優秀なAIエージェントであっても、参照元となるデータの精度を超える判断を下すことは不可能です。アドエビスは、高い精度を誇る広告効果測定を「AIの判断基盤」として提供し、AIエージェント時代におけるマーケティング業務全体を下支えするデータ基盤へと発展していくとしています。

導入の背景

生成AIやAIエージェントの技術進化に伴い、企業におけるAI活用は、個別業務の効率化や分析のサポートから、複数のAIエージェントが役割を分担しながら業務を推進する段階へと移行しつつあります。マーケティングの現場でも、データの収集や分析、レポート作成といった業務をAIに委ねる動きが急速に拡大しています。

その一方で、AIによる分析や判断の品質は、その基となるデータに大きく依存します。媒体ごとの管理画面に散在している数値や、重複したコンバージョン、間接的な貢献が反映されていないデータを基に分析を実施すれば、AIは高速かつ大量に誤った判断を下してしまいます。加えて、広告計測データをAIで活用する際には、必要なデータをその都度抽出・加工しなければならないなど、データ連携の手間が継続的な活用を妨げる要因となるケースも存在します。

こうした背景から、正確で信頼性の高い広告計測データを蓄積するだけでなく、生成AIやAIエージェントが必要なタイミングで、安全かつ標準的な手法で利用できる環境の重要性が、従来以上に高まっているとのことです。

アドエビスのMCP対応がもたらす広告計測データ活用の拡大

MCP(Model Context Protocol)は、生成AIと外部システムやデータを標準的な手法で接続するための共通の仕様です。アドエビスがMCPに対応することにより、生成AIやAIエージェントから、アドエビスに蓄積された広告計測データを参照・活用することが可能になります。

アドエビスMCP対応イメージ

生成AIを用いた広告分析・レポート作成

例えば、対話形式での分析やレポート作成への活用が可能となります。「先月、最もCV数が多かった広告は何か」「昨日、CPAが悪化した広告とその要因を教えて」といった問いかけをするだけで、条件に応じた広告データを取得・分析できるようになります。また、必要な期間や媒体ごとのデータを集計し、報告用の表やグラフを作成することも可能です。管理画面を開いてデータを書き出し、表計算ソフトで加工してレポートにまとめるといった一連の作業が効率化され、マーケターは成果の解釈と次の施策の検討に時間を使えるようになります。

複数のAIエージェントによるマーケティング業務の実行

さらに、MCP対応により、広告成果の監視、要因分析、施策立案、レポート作成など、それぞれの役割を担う複数のAIエージェントが、アドエビスの広告計測データを共通の判断材料として連携できるようになります。例えば、「毎朝、前日の広告成果を確認し、CPAが悪化した広告があれば要因を分析した上で、改善案とともに報告する」といった業務を、都度の指示を待たずに継続的に進める運用も視野に入ります。

これは、レポーティング業務の効率化にとどまるものではありません。報告・共有のための作業を大幅に軽減し、要因の分析や施策の立案といった、データに基づく改善活動へよりスムーズに移行できるようになります。MCP対応は、従来のマーケティング業務のあり方そのものを前進させる一歩となるとしています。

こうした活用を通じて、アドエビスは、高精度な広告効果測定に加えて、AIエージェント時代におけるマーケティング業務全体を支えるデータ基盤へと進化を遂げるとのことです。

株式会社イルグルム 代表取締役 岩田 進氏のコメント

同社の代表取締役である岩田 進氏は、次のようにコメントしています。

「AI時代において重要なのは、AI自体だけではなく、AIが活用するデータです。マーケティングにおいて、広告や施策の成果を正確に計測できなければ、人もAIも適切な判断を行うことはできません。アドエビスは20年以上にわたり、高精度な広告効果測定を追求してきました。AIの活用が広がる現在、その土台となる広告計測データの重要性は、これまで以上に高まっていると考えています。

今回のMCP対応は、アドエビスに蓄積された広告計測データを、AIがより利用しやすい形で活用できる環境を提供するための取り組みです。

AIエージェントがマーケティング業務の実務を担う時代は、私たちの想定よりも早く訪れると考えています。そのとき問われるのは、AIに何を判断させるかであり、その判断を支える正しいデータをどれだけ保有しているかです。アドエビスを、AI時代のマーケティングにおける『判断の基準点』にしていきたいと考えています。」

アドエビスのMCP対応に関する概要

  • 先行提供開始予定:2026年9月上旬
  • 提供対象:アドエビスをご利用中の一部のお客様

※先行提供にあたっては、生成AI「Claude」を用いて事前検証を実施しているとのことです。

「アドエビス」について

アドエビスは、高精度なデータで意思決定を支える広告効果測定プラットフォームです。ユーザーのプライバシーにも配慮した計測データと、その分析・活用を通して企業が進むべき未来を示します。

株式会社イルグルムについて

大阪本社:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-2-22 ハービスENTオフィスタワー8F

東京本社:〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町12F

代表者:代表取締役 岩田 進

設立:2001年6月4日

事業内容:マーケティングAI事業、コマースAI事業

出典元:株式会社イルグルム

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