【2025年調査】敬老の日ギフト、贈る予定は45.1%にとどまる - 敬老の日.jpが全国調査で実態を明らかに

Groov株式会社が運営する「敬老の日.jp」が、全国の10代～60代の男女359名を対象に実施した敬老の日に関するアンケート調査の結果を公開しました。この調査によると、敬老の日にギフトを贈る予定の人は45.1%にとどまり、「未定」と答えた人が33.4%と高い割合を占めるなど、現代の敬老の日の実態が明らかになっています。

調査トピックス

• 「今年、敬老の日にギフトを贈る予定」と答えた人は45.1％にとどまっています
• 「まだ未定」も33.4％と高く、"気持ちはあるけど迷っている"層が多数となっています
• 「贈らない予定」も20.6％。背景には施設入居や贈れない事情もあるようです
• 「毎年贈っている」は39.8％、「2〜3年に一度」が32.6％となっています

アンケート回答者サマリ

「贈る予定」は45.1％、"確定しない"層が過半数に

敬老の日に特化した情報ポータルサイト「敬老の日.jp」が全国の10代～60代の男女359名を対象に実施したアンケート調査によると、「今年の敬老の日はギフトを贈りますか？」という質問に対する回答は以下のような結果となりました。

敬老の日が「気持ちを伝える大切な機会」として多くの人に認識されている一方で、そのスタイルやタイミングは家庭ごとに柔軟に捉えられている傾向が見られます。

「ギフトを贈る予定」と回答した人は45.1％と半数近くに達しており、今年も敬老の日に合わせて何らかの形で感謝を伝えようとしている人が多いことがわかります。

一方で、「まだ未定」と回答した人も33.4％と3人に1人以上を占めています。これはギフト選びに迷っていたり、当日の予定や相手の状況を見て判断しようとしている人が多いことを示唆しています。この"未定層"は、行動に移るきっかけ次第で贈る側に回る可能性もあり、今後のギフト需要における潜在層として注目されるポイントです。

「贈らない予定」と回答した人も20.6％と一定数存在しており、必ずしも全員がギフトを贈るわけではない現実も浮かび上がっています。家族構成の変化や高齢の親族が近くにいない状況、あるいは贈り物ではなく別のかたちで思いを伝えたいと考えている人もいることが考えられます。

全体として、敬老の日は"こうすべき"という固定観念から徐々に離れつつあり、それぞれの家庭やライフスタイルに合った方法で「ありがとう」を伝える、自由度の高い行事へと変化している様子がうかがえます。

実際に「贈る」と決めている人は約4割強。過半数は"行動が確定していない"状況であることが明らかになりました。

背景には、「施設入居」や「贈れない事情」も？

敬老の日にギフトを贈らない理由としては、「忙しくて準備ができなかった」「何を贈ればよいかわからない」といった声だけでなく、祖父母が介護施設や病院に入居しており、物理的にギフトを届けにくい・受け取れないといった状況も考えられるとのことです。

こうした背景から、「贈りたい気持ちはあるけれど、贈れない」というケースも少なくないと推測されます。

母の日・父の日に比べて"控えめな存在"となりがちな敬老の日

日頃の感謝を伝える記念日としては、母の日や父の日と並ぶ敬老の日ですが、認知度や優先度ではやや低い位置づけとなっている印象があるようです。

「敬老の日のギフトはどれくらいの頻度で送っていますか？」というアンケート調査では、経験者は78.8％と多数を占めるものの、"毎年贈っている"のは39.8％にとどまり、2〜3年に一度の頻度という回答も32.6％となっています。

「毎年贈っている」と回答した人が39.8％と最も高い割合を示していますが、「2、3年に一度の頻度で贈っている」も32.6％と高い数字を示しており、全体の7割以上が"何らかの形でギフトを贈る経験がある"ことがわかります。

この結果からは、敬老の日が"年中行事"というよりも、"節目の思い出づくり"として位置づけられている家庭も少なくないことが推測されます。毎年ではなく、誕生日や喜寿・米寿などと組み合わせて特別感を持たせて贈るというスタイルが浸透しているのかもしれません。

また、「ギフトではなく気持ちだけを伝えている」と回答した8.4％の人々からは、必ずしも"物を贈ること"が重要なのではなく、"感謝の気持ちを伝えること"が本質と捉えている人たちもいることがうかがえます。

一方で「とくに何もしない」と回答した人も19.2％と一定数存在しており、家族構成や生活環境、敬老の日の存在感の強さによって、対応が分かれている可能性も考えられます。

つまり、敬老の日は"思い出したときに贈る"記念日として認識されている家庭が多いことがうかがえる結果となっています。

まとめ：敬老の日は"義務"ではなく、"思い出すきっかけ"に変化している

今回の調査から見えてきたのは、敬老の日が"毎年きちんと行う行事"というよりも、「思い出したときに、無理のないかたちで感謝を伝えるきっかけ」として浸透しているという現状です。

贈ることが大切なのではなく、気にかけること、想うことが何よりのプレゼント。形式よりも、相手との関係性や生活背景に寄り添った、柔軟な敬老の日の在り方が広がりつつあるようです。

敬老の日ギフトの意識調査アンケート2025年版 調査概要

敬老の日.jpについて

2025年の敬老の日は、9月15日（月）。敬老の日についての様々な情報を発信している、敬老の日に特化した情報メディアサイト「敬老の日.jp」では、毎年の敬老の日はいつ？を解決してくれるコンテンツをはじめ、今人気の敬老の日ギフト・プレゼントがわかる300以上のギフトランキングなど、プレゼント選びでお悩みの方に役立つ情報を発信しています。

また、ギフトの予算、どこで購入しているか、選ぶ時に重視するポイントなど、みなさんの気になる「世間のギフト事情」も定期的に調査しているとのことですので、これから贈り物を選ぶ方は、ぜひアンケートを参考にしてみてください。

出典元：敬老の日.jp（Groov株式会社）プレスリリース