「求められるECの撮影代行サービス」と「進む実店舗のDX化」 EC関連ニュースまとめ【2022年5月】

日々の業務でニュースをキャッチアップする時間がなかなか取れない方もいらっしゃると思います。そこで、2022年5月のEC・ネット通販関連ニュースをまとめました。今回は、「求められるECの撮影代行サービス」と「進む実店舗のDX化」を中心にみていきます。

また、運営堂の森野さんとニュースの詳細解説をポッドキャストにて配信しております。お時間がある方はこちらも合わせてチェックしてみていただければと思います。

ニーズを受けて撮影代行サービスを提供する支援事業者

2022年5月は、商品撮影に関するサービスのリリースが目立ちました。カートシステムを提供する、STORESやカラーミーショップも撮影代行サービスを提供し始めたことから、事業者の高いニーズが伺えます。

STORESは撮影代行サービスを利用するにあたって、商品を指定の場所に発送する必要があります。一方、カラーミーショップの場合はプロのカメラマンが出向き、撮影してくれます。

森野さん
プロのカメラマンに出向いてもらったほうが、良い写真は撮れると思います。
舟本
STORESとカラーミーショップとで、導入している事業者のニーズに合わせてい撮影代行サービスを提供されているのでしょうね。

また、商品撮影システムに返金保証制度が付いたり、写真を確認してから購入可能といったようなサービスが出たりと、リスクを抑えて新しいシステムやサービスの導入できるようになっています。

森野さん
自動撮影システムを実際に導入している事業者さんが、「めちゃくちゃ便利!」と言っていましたね。場所もそんなにとらないそうですよ。
竹内
返品保証制度があるので、商品撮影が毎日のようにある事業者さんには、ぜひ一度試してもらいたいシステムですね。

実店舗のDX化を支えるシステム・サービスの登場

徐々に増える人流

マクロミル社によると、今年は3年ぶりとなる行動制限のないゴールデンウィークだったこともあり、国内旅行は昨年の2倍という結果だったそうです。

また、eBay Japan社のアンケート調査から、夏は積極的に出かけたいと思っている方が6割以上ということがわかります。

森野さん
周りのEC・通販事業者さんの話を聞くと、母の日や父の日の動きが鈍いと感じますね。
舟本
母の日や父の日はモノを贈るのではなく、今年は外に出かけて食事や体験といったコトを贈る選択肢が戻ってきましたね。
森野さん
今年はギフト関連の商材は、ECの売上が伸び悩むのかなと思います。

ECだけでなく、実店舗でも進むDX化

アフターコロナに向けて、企業のDXは、ECだけにとどまらず、実店舗の運営においても進んでいます。そのような背景を踏まえて、様々なサービス・システムが登場しています。

例えば、ECサイトでは測定可能な顧客の来店数や店舗内動線、購買分析は実店舗でも同様に定量化・データ化できることが大切です。また、無人決済の導入も一つの選択肢として挙げられるでしょう。

今後も実店舗のDX化に役立つサービス・システムがますます出てくると思います。

森野さん
実店舗の分析も、Googleアナリティクスと同様に数値だけみても意味がありません。分析した結果を踏まえてどうアクションするかが大事です。
竹内
無人決済店舗システムは人件費の削減を目的とする事業者さんもいますが、より接客の業務に注力するために導入される事業者さんもいそうですね。

5月のおすすめ記事

お時間がありましたら、下記のインタビュー記事もご覧いただければです。小売事業者さんや支援事業者さんによる、事例を踏まえた内容となっていますので、日々の業務に何かしらお役に立つかと思います。

ポッドキャストでは、配信者のお気に入りの記事について、コメントや取材の裏話をお伝えしていますので、ぜひお聞き下さい。

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