uniple、日本円ステーブルコイン「JPYC」活用のEC向け決済基盤「uniple checkout」を2026年7月提供開始

東京都港区に本社を置く株式会社unipleが、JPYC株式会社が発行する日本円ステーブルコインである「JPYC」を活用したEC向け決済基盤「uniple checkout」を、2026年7月21日より提供開始することを発表しました。同社の代表取締役は鈴木亮市氏が務めています。

uniple checkoutは、既存のECサイトにプラグインを導入することで、JPYC決済機能と、AIエージェントによる購入に必要となる連携機能(商品同期・送料込み見積もり・注文作成)を追加できる決済サービスです。このプラグインを導入したECサイトは、人による購入だけでなくAIエージェント経由での購入にも対応し、「人からも、AIからも、注文が届くショップ」を実現できるとのことです。購入者はLINE内ブラウザで支払いを完了でき、初回セットアップ以降は確認画面から円滑に支払いへ進むことが可能となっています。加盟店はWooCommerce、EC-CUBE、Shopifyなどのプラグインを通じて、既存の商品や注文フローを活かしたまま導入することができます。

プラグインひとつでJPYC決済導入とAIからの注文受付が可能なECサイトへ

WooCommerce、EC-CUBE、Shopifyなどの既存ECサイトに対して、JPYC決済と、AIエージェント購入に必要となる商品同期・見積もり・注文連携を追加することができます。AI購入対象については商品ごとに管理することが可能となっています。

また、ChatGPTやClaudeなどのMCP対応AIアシスタントから、uniple対応の参加店舗を横断して商品を検索・比較し、購入できる「uniple Hosted MCP」をTechnical Previewとして公開されます。AIは商品検索、送料込み見積もり、購入画面の生成までを担当し、購入者の秘密鍵を預かることや、自動で送金を行うことはありません。支払いについては、購入者本人がLINE内ブラウザまたはWalletConnectで購入内容と合計金額を確認してから実行する仕組みとなっています。

初回セットアップ後はスムーズな支払いが可能

購入者は初回のみウォレット接続と利用許可を行い、2回目以降は確認画面から支払いへ進めます。実際の決済では購入ごとの金額のみが支払われ、利用許可についてはウォレットからいつでも解除することができます。購入ごとにウォレットで確認する方式も選択可能です。

ChatGPTやClaudeの検索対象に店舗が追加

「uniple Hosted MCP」を登録することで、AIとの会話の中で参加店舗を横断した商品検索・比較から、送料込み見積もり、購入画面の生成まで進むことができます。AIが秘密鍵を預かることや、自動で送金を行うことはなく、支払いは購入者本人がLINE内ブラウザまたはWalletConnectで確認して実行します。AI購入対象は商品ごとに管理可能となっています。

購入者はガス代を用意せずに利用可能

uniple対応の決済・セットアップでは、購入者がPOLやKAIAなどのガス代を用意する必要はありません。

開発の背景

ECサイトでは、クレジットカード以外の決済手段や即時性の高い入金、そしてAIエージェント時代に対応した新しい購入導線への関心が高まっています。

一方で、ステーブルコイン決済やAIエージェント購入については、ウォレット接続、ネットワーク対応、注文作成、決済結果通知など、EC事業者が個別に実装するには負担が大きい領域となっています。

uniple checkoutは、既存ECサイトにプラグインを導入するだけで、JPYC決済とAIエージェント購入への対応を追加できる決済基盤として開発されました。

主要機能

1. ECサイトプラグイン

WooCommerce、EC-CUBE、Shopifyなどに対応し、既存の商品ページや注文フローを活かしたまま、JPYC決済を追加することができます。WooCommerce向けプラグインはWordPress.orgで公開され、EC-CUBE向けプラグインおよびShopify向け連携は加盟店申請後に個別提供されます。あわせて、x402商品同期により、ECサイトの商品をAIエージェントからの検索・購入対象として公開できます。AI購入対象は商品ごとに管理可能です。決済結果はECサイトへ自動通知され、加盟店管理画面で注文ID、決済状況、手数料、分配結果を確認することができます。

WooCommerce、EC-CUBE、Shopifyの既存ECサイトに、JPYC決済とAIエージェント購入対応をプラグインで追加できる

WooCommerce、EC-CUBE、Shopifyの既存ECサイトに、JPYC決済とAIエージェント購入対応をプラグインで追加できます

2. LINE内ブラウザでの決済

ChatGPTやClaudeに「uniple Hosted MCP」を接続することで、AIとの会話の中で、uniple対応の参加店舗を横断した商品検索・比較、送料込み見積もり、購入画面の生成までを行うことができます。例えば「商品価格が安いコーヒーを3つ探して」と依頼すると、参加店舗を横断して候補を提示し、配送先の確認後に送料込み合計を見積もります。商品データの連携には、AIエージェント向けのオープンな決済規格である「x402」を利用しています。

AIが担当するのは検索・見積もり・購入画面の生成までで、購入者の秘密鍵を預かることや、自動で送金を行うことはありません。支払いについては、購入者本人がLINE内ブラウザまたはWalletConnectで購入内容と合計金額を確認して実行し、決済完了後に加盟店ECへ入金済み注文が作成され、webhookで通知されます。配送先情報の取り扱いは最小限とし、ChatGPT経由の購入では住所を含まない購入リンクを使用、Claude経由では購入者本人が確認した配送先のみを見積もりに利用します。unipleがAIとの会話内容を保存することはありません。

現在はChatGPT・Claudeへのカスタム接続で利用可能で、両サービスの公式ディレクトリへの掲載申請を進めているとのことです。開発者・エージェント開発者向けには、Agent Skillおよび関連仕様を個別提供しています。

AIエージェント購入では、ユーザーが商品と合計金額を確認し、明示的に承認した範囲内でのみ決済が実行される

AIエージェント購入では、ユーザーが商品と合計金額を確認し、明示的に承認した範囲内でのみ決済が実行されます

3. 売上の自動分配

決済のたびに、売上を最大16の宛先へ自動分配することができます。仕入先・共同制作者・配送業者・納税用ウォレットなどへ、割合(%)と固定額(JPYC)を組み合わせて着金と同時に分配され、月末の振込作業や買掛金管理の手間を削減します。分配の明細と結果については、加盟店管理画面で確認することができます。

配送・梱包は固定額、仕入先や広告パートナーは割合。固定額と割合を組み合わせて、決済のたびに最大16の宛先へ自動分配できる

配送・梱包は固定額(JPYC)、仕入先や広告パートナーは割合(%)。固定額と割合を組み合わせて、決済のたびに最大16の宛先へ自動分配できます。分配結果は加盟店管理画面で確認できます。

4. ECエージェント体験

uniple対応ECでの購入がどのように進むかを、LINEのブラウザ機能上でそのまま試せる「ECエージェント」も公開されます。導入を検討中の加盟店や開発者は、購入者側の体験を事前に確認することができます。

uniple対応ECでの購入体験を、LINE内ブラウザ上でそのまま確認できるECエージェント

uniple対応ECでの購入体験を、LINE内ブラウザ上でそのまま確認できる「ECエージェント」

利用料金

システム利用料は受取金額の1.0%(税込)、送金手数料は受取先1件につき0.5 JPYC(税込)となっています。購入者のガス代負担はなく、uniple対応の決済・セットアップのガス代はunipleが負担します。

※料金は2026年7月時点のものです。

今後の展望

同社は、ECサイト、QR決済、クリエイター向けの応援送金、AIエージェント購入を同じJPYC決済基盤で扱える環境を整備していくとしています。

今後は、加盟店の要望に応じた対応ECカートの拡充、Agent Skill / MCP serverの改善、x402を活用したAIコマース対応を進めていくとのことです。

あわせて、ブロックチェーン決済の透明性に起因して加盟店の売上情報や購入者の取引履歴が第三者から閲覧可能となる課題に対し、法令遵守および取引の適切な監査可能性と両立する形で、ゼロ知識証明などを活用したプライバシー保護技術の研究・検討を進め、人も、AIも、安心して購入できるEC体験の実現を目指すとしています。

会社概要

会社名:株式会社uniple
代表者:代表取締役 鈴木 亮市
所在地:東京都港区南青山2-2-15 13F
事業内容:ブロックチェーン技術を用いた決済システムの開発・運営

出典元:株式会社uniple プレスリリース

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