主要AI5社の洗濯機購入推薦調査、ヨドバシカメラが最多ポイント獲得―Stellagent調査

AIエージェント時代の購買・予約体験を支えるエージェンティックコマース基盤の開発を行うStellagent株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:鈴木章広)が、主要な生成AIサービスが洗濯機購入の相談に対してどの購入先や家電量販店を推奨するかについての調査を実施し、その結果を発表しました。

今回の調査では、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity、Microsoft Copilotの5つの主要AIサービスを対象として、6つの異なる購入シナリオでそれぞれ5回ずつ質問を行い、合計150件の回答を収集・分析したとのことです。家電量販店に限定して、現在地や過去の対話履歴を使用しない全国一般論の条件で比較を行った75回答(S4R〜S6R)においては、ヨドバシカメラがランキングポイント240点で最も高い評価を獲得しました。同じ75回答において、1位推薦件数ではケーズデンキが28件で最多、推薦回数ではビックカメラが68件で最多となり、評価指標によって最上位の店舗名が異なる結果となりました。

調査実施の背景

消費者は洗濯機の買い替えにあたっても、「どこで購入すればよいか」「搬入や設置で失敗しない購入先はどこか」といった質問をAIに相談するケースが増えています。AIの回答において最初に挙げられる購入先や店舗名は、消費者が比較検討を開始する際の入口となるため、その影響力は非常に大きいといえます。

洗濯機の購入においては、本体価格だけでなく、搬入経路、設置スペース、給水栓、排水口、防水パン、リサイクル回収、保証といった複数の条件が購入後の満足度を左右します。そのため販売事業者にとっては、検索エンジンやECモール上での露出だけでなく、AIがどの購入先を、どの量販店を、どのような理由で推薦するかが重要な要素となっています。

同社は、主要な生成AIが洗濯機購入相談に対してどの購入先や家電量販店を推奨し、搬入・設置、給水栓、排水口、防水パン、リサイクル回収、保証、店舗相談への導線までを案内するかを確認することを目的として本調査を実施したとしています。

調査概要

今回の調査における主要項目は以下の通りです。

調査結果画像
  • 調査対象:主要生成AIによる洗濯機購入先推薦回答
  • 対象AI:ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity、Microsoft Copilot
  • 調査シナリオ:購入先カテゴリ比較3シナリオ、家電量販店内比較3シナリオ
  • 実行回数:5AI×6シナリオ×5回、計150回答
  • 推薦抽出数:740件
  • 調査日:2026年7月15日
  • 集計方法:推薦回数、1位推薦回数、ランキングポイント、シナリオ別傾向、確認項目への言及率を集計

家電量販店内比較ではヨドバシカメラが最多ポイントを獲得

家電量販店内での比較(S4R〜S6R、75回答)においては、具体的な家電量販店名としてヨドバシカメラがランキングポイント240点で最も多くのポイントを獲得しました。ランキングポイントは1位5点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点で算出されています。

ヨドバシカメラはランキングポイントの高さで際立っており、ケーズデンキは1位推薦が28件で最多となりましたが、ヨドバシカメラの27件と僅差で拮抗している状況です。一方、ビックカメラは推薦回数が68件と多い結果となりましたが、1位推薦は2件にとどまり、2位以下の候補として挙げられやすい傾向が見られました。

総合順位の詳細は以下の通りです。

  • 1位:ヨドバシカメラ(推薦回数62件、1位推薦回数27件、ランキングポイント240点)
  • 2位:ビックカメラ(推薦回数68件、1位推薦回数2件、ランキングポイント208点)
  • 3位:ケーズデンキ(推薦回数62件、1位推薦回数28件、ランキングポイント207点)
  • 4位:ヤマダデンキ(推薦回数60件、1位推薦回数16件、ランキングポイント202点)
  • 5位:エディオン(推薦回数55件、1位推薦回数2件、ランキングポイント122点)
  • 6位:コジマ(推薦回数22件、1位推薦回数0件、ランキングポイント56点)
  • 7位:ノジマ(推薦回数14件、1位推薦回数0件、ランキングポイント26点)
  • 8位:Joshin(推薦回数8件、1位推薦回数0件、ランキングポイント23点)

AIサービスごとに推薦傾向が異なる結果に

全体ではヨドバシカメラが最多ポイントを獲得しましたが、AIサービスごとには明確な差異が確認されました。家電量販店内比較(S4R〜S6R、n=75)においては、ChatGPTとGeminiはケーズデンキを、Claudeはヤマダデンキを、PerplexityとCopilotはヨドバシカメラを1位に配置する傾向が強く見られたとのことです。

設置条件の確認項目はAI回答で抜け落ちやすい

洗濯機の購入においては、搬入、設置スペース、給水栓、排水口、防水パン、リサイクル回収、保証といった要素が重要となります。家電量販店内比較の75回答においては、配送・設置、保証、店舗相談については全回答で言及されていた一方で、給水栓・水栓については43件、防水パンについては45件、ドラム式/縦型については28件にとどまり、洗濯機選定において重要な設置条件が抜け落ちる回答も残る結果となりました。

確認項目の言及率

販売事業者への示唆

洗濯機購入相談における今回の調査結果から、販売事業者にとって以下の点が示唆されます。

1つ目は、洗濯機においては「安さ」だけでなく「設置までの安心感」が推薦理由になるという点です。AI回答では、価格やポイントに加えて、搬入・設置、リサイクル回収、保証、店舗相談が量販店推薦の理由として繰り返し使用されていました。販売事業者は、商品ページ上において本体価格だけでなく、配送設置、回収、保証、追加料金の条件を構造化して明示する必要があるとしています。

2つ目は、同じ上位店舗であってもAIごとに評価軸が異なるという点です。ChatGPTとGeminiはケーズデンキを、Claudeはヤマダデンキを、PerplexityとCopilotはヨドバシカメラを強く推奨する傾向が見られました。各社は、自社がどのAIでどの購入シナリオに強みを持つかを確認し、AIに引用・要約されやすい公式情報を整備する必要があるとのことです。

3つ目は、給水栓・排水口・防水パンなどの確認項目がAI回答において抜け落ちやすいという点です。配送・設置や保証については多くの回答で触れられていましたが、給水栓、防水パン、ドラム式/縦型の確認は相対的に少ない結果となりました。量販店は、AIが購入相談において確認すべき項目として、洗濯機本体寸法、搬入経路、防水パン内寸、蛇口高さ、排水口位置、ドア開閉方向を構造化して公開する余地があるとしています。

調査上の限界について

同社は調査における限界として以下の点を挙げています。

本調査は5AI×6シナリオ×5回の探索的調査であり、統計的な一般化を目的としたものではありません。AI回答は2026年7月15日時点のWeb UI上での出力であり、同じプロンプトであっても日時、モデル、検索設定、アカウント状態によって変動します。総合順位はランキングポイントを第一指標として算出しており、推薦回数や1位推薦回数を第一指標とした場合とは順位が変わる可能性があります。理由語の抽出は機械照合による参考値となります。

Stellagentについて

Stellagent株式会社は、AIエージェント時代の購買・予約体験を支えるエージェンティックコマース基盤の開発を行っています。

  • 会社名:Stellagent株式会社
  • 代表者:鈴木章広(代表取締役)
  • 所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい8F WeWork
  • 設立日:2022年2月22日

出典元:Stellagent株式会社プレスリリース(PR TIMES)

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