
楽天グループ株式会社が展開するオンライン書店「楽天ブックス」は、夏休みシーズンに向けて「楽天ブックス」の利用者1,556名を対象とした「子どもの自由研究に関する調査」を実施しました。あわせて、親子で楽しめる家庭内遊びのアイデアをInstagramで配信しているインフルエンサー「スウ」さんが推奨する自由研究のテーマや、自由研究に関する見解も公表されています。
昨今、自由研究を夏休みの必須課題として設定しない教育機関が増加している状況の中、本調査では、自由研究が学校の任意参加や自由参加という形式であっても「取り組ませたい」と答えた保護者が64.6%に達したということです。その一方で、前年の自由研究準備において「負担を感じた」と回答した保護者も60.1%となっており、「探究的な学びを経験してほしい」という保護者の期待と、サポート面での困難さという実態が浮き彫りとなる結果となりました。
調査結果のポイント
今回の調査から明らかになった主要なポイントは以下の通りです。
自由研究が任意の課題であっても「取り組ませたい」と考える保護者は6割を超えている一方、前年の準備作業に「負担を感じた」保護者も約6割に上っています。
自由研究のテーマとしては「工作・ものづくり」が4割を占め、情報源については「書籍・本」が「インターネット検索」に続く2位となっています。
「書籍・本」を活用した家庭における探究心向上率は7割を超え、何も参考資料を使用しなかった家庭と比較して34ポイント高く、子どもが主体的・中心的に取り組んだ割合も約7割に達しています。
保護者が最も求めているサポートは、過半数が「子どもが自分でテーマを決められるきっかけ」となっており、トップとなりました。
調査結果の詳細
任意でも取り組ませたい保護者は6割超、準備に負担を感じた保護者も約6割
自由研究が学校の任意参加や自由参加という位置づけであっても、今年の夏休みに取り組ませたいかという質問に対して、「ぜひ取り組ませたい」(16.5%)と「できれば取り組ませたい」(48.1%)を合計した64.6%が「取り組ませたい」と答えました。学校の必須課題ではなくなっても、子どもの探究心を育てたいという保護者の意識が読み取れます。
その一方で、前年に自由研究に取り組んだ保護者のうち、準備作業が「かなり負担だった」(14.3%)、「やや負担だった」(45.8%)と回答した割合は合わせて60.1%に上りました。「探究的な学びを経験してほしい」という保護者の願いと「大変だった」という現実が同時に明らかになる結果となっています。
準備作業で困ったこととしては「子どもがテーマを決められなかった」(40.7%)がトップでした。また、2位は「時間が取れなかった(親の関与が大変だった)」(29.0%)、3位は「まとめ方がわからなかった」(20.4%)と続いています。
自由研究テーマは「工作・ものづくり」が4割、情報源は「書籍・本」が2位
自由研究のテーマについては「工作・ものづくり」が4割を占める結果となりました。また、準備作業の際に参考にした情報源(複数回答)では、「インターネット検索」(55.5%)に次いで「書籍・本」(43.8%)が2位となり、デジタルツールが普及している現代においても書籍が重要な情報源になっていることが明らかになりました。なお、「AI(ChatGPT・Gemini等)」の活用は2.3%にとどまっています。情報源として「書籍・本」を活用した家庭が参考にした書籍は、「図鑑・百科事典」(51.2%)が最も多く、次いで「自由研究の方法・テーマが載った専用本」(38.4%)、「実験・観察の本」(31.4%)と続きました。
「書籍・本」を活用した家庭の探究心向上率は7割超
自由研究を通じて子どもの探究心が高まったかという質問では、「強くそう感じた」が15.0%、「ある程度そう感じた」が48.6%となり、全体では63.6%が探究心の向上を実感する結果となりました。特に「書籍・本」を活用した家庭においては、「探究心が高まった」と感じた保護者が77.3%(「強くそう感じた」「ある程度そう感じた」合計)に上り、「特に何も参考にしなかった」家庭と比較して34ポイント高い結果となっています(43.2%・「強くそう感じた」「ある程度そう感じた」合計)。また、「書籍・本」を活用した家庭では、子どもが主体的・中心的に取り組んだ割合が72.7%と、情報源別で最も高い数値となりました。
保護者が最も求めるサポートは「子どもが自分でテーマを決められるきっかけ」
今年の夏休みの自由研究であると特に嬉しいサポート(複数回答)の1位は「子どもが自分でテーマを決められるきっかけになるもの」(56.4%)となりました。また、「まとめ方・レポートの書き方を子ども自身が学べるもの」(45.8%)、「子どもが一人で読み進められる、わかりやすい本・教材」(42.8%)、「親が手伝わなくてもよい、自走できる仕組み」(33.7%)と続いています。保護者からは子ども自身が主体的に取り組める環境へのニーズが高いことが分かる結果となりました。
「スウ」さん推奨の自由研究テーマ
小学校低学年向け: ダイラタンシー現象(片栗粉スライム・小麦粉スライム)
幼児期に親しんだ「粘土遊び」の延長線上として楽しむことができます。不思議な感触を楽しみながら、科学の入り口に触れることができる、低学年の児童にぴったりの実験です。
小学校中学年向け: 手作り時計・万年カレンダー
カナヅチや釘などの道具を使用し、少し難易度の高い手作り時計、万年カレンダーに挑戦できます。中学年になり、一段と成長した子どもの「自分でできた!」という達成感を育むことができます。
※詳細な手順や解説は、スウ氏の著書にて詳しく解説されています。
おうち遊びクリエイター「スウ」さんからのアドバイス
自由研究の進め方について、保護者の方々へ向けた「スウ」さんからのアドバイスが3点紹介されています。
「失敗」を最大の研究結果として楽しむ
実験がうまくいかなかったり、思った通りの形にならなかったりしても、決して落ち込む必要はありません。失敗したその過程こそが自由研究の醍醐味です。「次はどうなるかな?」と親子で一緒に工夫する時間は、子どもにとって何よりの宝物になります。完璧を求めず、その子にしか出せない結果を面白がってみてください。
自分で動き出せる「環境」を整える
子どもがいつでも制作に取りかかれるよう、工作材料を透明なケースで見えるように収納し、机と椅子をセットにしておくなど「ノーアクション」で作業に入れる環境作りが推奨されています。親を呼ばずとも自分で考え、自分で行動できる環境が、子どもの主体性を大きく育てます。
「すごいもの」を作ろうとハードルを上げない
自由研究=大作を作らなければいけない、という思い込みを手放すことが大切です。些細な作品でも、親が「どうやって作ったの?」「思いつかなかった!」とプロセスを認めてあげるだけで、子どもは自信を持ちます。親子で笑って取り組んだ経験は、将来に向けた大切な「種まき」になります。
「スウ」さんのプロフィール
低予算で簡単に、をテーマに不器用でも100均材料を中心に作れる子どもが喜ぶ遊びを発信しています。
著書として『超集中!おうち遊び100 - 頭のいい子を育てる -』があります。
調査概要
調査エリアは全国で、調査対象者は「楽天ブックス」のユーザーとなっています。回収サンプルサイズは1,556サンプルで、調査期間は2026年6月19日(金)から6月22日(月)までです。調査方法はインターネット調査で、調査実施機関は「楽天ブックス」です。
※本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。
出典元:楽天グループ株式会社














