
LINEヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ショッピング」は、iOS版およびAndroid版のアプリにおいて、生成AIが購買行動全般をサポートする「Yahoo!ショッピング AIエージェント」の機能拡充第二弾として「AIお買い物メモ」の提供を順次スタートすると発表しました。
今回提供される機能は、日常生活の中でふと思いついた欲しい商品や買い足したいアイテムをメモとして記録するだけで、AIが自動的に内容を分析し、関連する商品の候補を提示してくれるというものです。利用者はメモから商品の検索、比較、購入までをスムーズに進めることが可能となり、これまで後回しになりがちだった買い物をより手軽に行えるようになります。
この記事の目次
買い物の検討前段階の課題を解決する新機能
「Yahoo!ショッピング」では、生成AIを活用した買い物体験の進化を推進しています。AI機能拡充の第一弾として5月に提供をスタートした商品選びをサポートする「AIおまかせ比較」に続き、第二弾として提供される「AIお買い物メモ」は、買い物の検討前段階における課題の解決を目指した機能となっています。
「後で購入しよう」と考えていた商品を忘れてしまう、検索や比較に時間がかかるといった課題に対して、AIがメモの内容をもとに商品の提案を行うことで、購入までをサポートします。「AIおまかせ比較」が商品比較を支援する機能であるのに対して、今回の機能は買い物のきっかけづくりから商品探しまでを支援する機能として位置づけられています。
多彩な入力方法とバックグラウンド処理に対応
今回の機能は、「Yahoo!ショッピング」アプリ(iOS版、Android版)のトップページや「マイページ」からアクセスすることができ、テキスト入力に加えて、写真や画像からもメモを作成することが可能です。
商品の提案は、AIがバックグラウンドで処理を実行するため、利用者はAIが商品を探している間に、他の商品を探したり、「Yahoo!ショッピング」から離れて別のアプリでニュースを閲覧したり、動画を視聴したりすることもできます。通常数分程度で処理が完了し、商品候補の準備が整うとプッシュ通知などで知らせが届きます。
提案される商品は、お買い物メモに記載された内容や追加条件などを踏まえて、AIが利用者ごとに最適な商品候補を提案します。表示された商品はそのまま比較検討でき、「Yahoo!ショッピング」内で購入まで完結します。また、同一ストアで購入可能な商品を優先的に提案することで、送料負担の軽減も支援します。
AIエージェントの新ブランド「Agent i」の体験強化
また今回の機能は、LINEヤフーが提供するAIエージェントの新ブランド「Agent i」における体験強化の一環として位置づけられています。利用者が欲しいものを思いついた瞬間から購入までをシームレスにつなぐことを目指し、メモした内容や画像、会話内容をもとにAIが適切な商品候補を提案します。これにより、「後で買おう」と思った商品を忘れることなく、商品探しや比較検討の手間を軽減し、よりスムーズな購買体験を実現します。
AIお買い物メモの主な利用シーン
テキストで欲しいものをメモ
欲しい商品名や買い足したいものを入力すると、AIが関連する商品候補を提案します。音声入力にも対応しています。
例えば、「お米」「水」「トイレットペーパー」などの日用品をメモしておくことで、買い忘れを防止することができます。
写真からお買い物リストを読み取る
手書きのメモやプリントを撮影するだけで、AIが内容を読み取り、お買い物メモとして整理します。
例えば、子どもの新学期準備で配布された持ち物リストを撮影すると、「鉛筆」「消しゴム」「定規」など必要な商品をまとめて管理することができます。
目的をメモするとAIが必要な商品を提案
商品名だけでなく、やりたいことや予定をメモするだけで、AIが必要な商品候補を提案します。
例えば、「沖縄旅行に行きたい」と入力すると、紫外線対策グッズとして「帽子」「日傘」「日焼け止め」、そのほか「水着」「モバイルバッテリー」など、旅行に必要な商品の候補をAIが提案します。さらに、LINEヤフーが提供する「Yahoo!トラベル」「Yahoo!天気」「Yahoo!マップ」などのサービスと連携することで、利用者の目的達成を横断的に支援します。
過去の検索履歴からメモを作成
過去に検索したキーワードからメモに取り込み、希望条件を追加することができます。AIが条件に合わせて商品候補を提案します。
例えば、「リュック20L」の検索履歴からメモを作成し、「安すぎない」などと条件を追加すると、AIが価格帯や商品の特徴を考慮しながら商品候補を提案します。
商品詳細ページからメモを作成
閲覧中の商品や商品画像をもとに、探したい商品や追加条件をメモすることができます。AIが内容を理解し、関連する商品候補を提案します。
例えば、プリンターの商品詳細ページで「このプリンターで使えるインク」と入力すると、AIが対応する型番を確認し、適合するインクを提案します。ほかにも、ドライヤーの商品詳細ページで「このブランドの上位モデル」と入力すると、AIが同ブランドの新しい型番や上位モデルを提案します。
なお、一部の商品は本機能の対象外となります。また、本機能はOpenAIのAPIを使用しています。
Yahoo!ショッピング AI化計画を推進
「Yahoo!ショッピング」では、お買い物全体をAIでサポートする「Yahoo!ショッピング AI化計画」を推進しています。
LINEヤフーは、全サービスのAIエージェント化を目指すAIカンパニーとして、コマース領域においても生成AIの導入を推進し、利用者がこれまで以上に便利にお買い物をできるサービスの提供に努めていくとしています。
出典元:LINEヤフー株式会社プレスリリース














