
株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田祐司、証券コード:3775)が、日本円連動型ステーブルコイン「JPYC」を用いた次世代決済インフラの受託開発をスタートしたことを発表しました。中間コストを限りなく削減した新たな決済システムの構築を目指すとのことです。
今回のソリューションでは、スマートコントラクトを用いた直接決済の仕組みを導入することで、これまでのEC運営で必須とされてきた「決済代行業者」を経由しない構造を実現するとしています。シリーズBラウンドで17.8億円の資金調達を完了し、「社会実装フェーズ」へと進んだJPYCのエコシステムと協力することで、大幅な手数料削減と運営側の資金管理におけるリスク排除という新しい決済・分配の体験を提供していくということです。
この記事の目次
開発の背景:既存決済システムの限界とステーブルコインの「実需」
これまでのECサイトやフリマアプリケーションにおいては、決済代行事業者に対して数パーセントの手数料を支払う必要があったほか、売上金の入金サイクルに遅れが生じること、さらに「売上金の一時的な預かり」に付随する供託金や分別管理といった莫大な運営コストと資金の滞留リスクが大きな障壁となっていました。
その一方で、日本円ステーブルコイン「JPYC」については、累計発行額が13億円(2026年2月時点)を超え、日次資産回転率が100%を上回るなど、決済および送金における「実需」が爆発的に成長しています。同社は、こうした課題をブロックチェーン上のプログラム(スマートコントラクト)によって解決するとしています。LINE NEXTの「Unifi」を採用するなど、生活インフラとして浸透が進むJPYCを中心として、企業の決済DXを力強くサポートしていくとのことです。
提供ソリューションの主要メリット
1. ECサイト構築:決済代行業者不要で激安手数料の実現

中間コストの排除について: 銀行や決済代行事業者のネットワークを介することなく、購入者から販売者へ直接JPYCが送られる仕組みを構築するということです。既存のクレジットカード決済などと比べて、劇的に低価格な決済手数料を実現することが可能とのことです。
即時分配(自動レベニューシェア)について: プログラムによって、売上を関係者(生産者、紹介者、プラットフォーム運営者など)へ即座に自動で分配します。アフィリエイト報酬の支払い事務や振込手数料も不要になるとしています。
マルチチェーン・エコシステム対応について: Polygon、Ethereum、Avalancheなど、JPYCが対応している全チェーンに対応可能です。LINEユーザーが使用する「Unifi」などの最新ウォレットとの連携も視野に入れた開発を進めていくとのことです。

2. フリマアプリ構築:運営リスクをゼロにする「自律型エスクロー」

「お金を預からない」安全運営について: 従来のポイント管理や現金の預かりとは異なり、資金はスマートコントラクト上で一時的にロックされます。運営者が多額の現金を保有するリスク(信託保全などのコスト)を技術的に解消することができるとのことです。
自動化された受金体験について: 「発送から受取評価」というプロセスと連動してスマートコントラクトが自動的にロックを解除し、販売者へ送金します。不透明性のない、クリーンな決済体験を実現するとしています。

ガイアックスの受託開発・支援体制について
同社は、「Blockchain Biz」での情報発信や、多数のDAO(自律分散型組織)立ち上げ支援によって培ってきた知見を活用し、企業のビジネスモデルに最適化したカスタマイズ開発を実施していくとしています。
責任者は、峯荒夢氏(ガイアックス開発部責任者・Chief web3 officer、日本ブロックチェーン協会(JBA)理事、日本DAO協会代表理事)が務めるとのことです。
提供価値としては、ステーブルコイン導入におけるUX設計から、スマートコントラクトの安全性、最新の法規制動向(改正資金決済法など)を踏まえた実務的な構成を提案していくということです。
責任者 峯荒夢氏のコメント

峯氏は「ステーブルコイン決済の本当の価値は、単なる手数料の安さではなく、スマートコントラクトによって『運営の在り方』そのものを変えられる点にあります。中央集権的なプラットフォームが資金を抱え込む必要がなくなることで、運営コストは下がり、ユーザーやクリエイターへの還元を最大化できます。ステーブルコインが示した『実需の拡大』という潮流を、私たちはECやフリマという具体的な事業の場に実装し、決済の民主化を企業の皆様と共に形にしていきます」とコメントしています。
出典元:PR TIMES













