2026年上半期Z世代トレンド予想調査、10代〜20代女性が注目する7部門のランキングを発表

株式会社Creative Groupが運営する10代〜20代女性向けのトレンドメディア『Trepo(トレポ)』が、2026年上半期のZ世代トレンド予想に関する調査結果を発表しています。10代〜20代の女性を対象にWEBで実施されたアンケート調査の結果が届けられました。

本調査では、10代〜20代の女性読者である「Trepo girls」を対象に、「芸能・インフルエンサー」「アーティスト」「モノコト」「キャラクター」「フード」「ファッション」「スポット」という7つの部門に分けて、2026年上半期のZ世代トレンドがランキング形式でまとめられています。

なお、Trepo girlsとは、トレンドメディア『Trepo』の女性読者および公式Instagramのフォロワーを指しています。また、Z世代とは1990年後半頃から2012年頃に生まれた世代で、ソーシャルメディアやスマホ時代に生まれたソーシャルネイティブのことを意味しています。

芸能・インフルエンサー部門、恋愛リアリティ番組のカップルが1位を獲得

芸能・インフルエンサー部門

第1位 きんりのカップル

芸能・インフルエンサー部門の第1位には、内田金吾さんと多田梨音さんによる「きんりのカップル」がランクインしました。

2人は2025年夏にABEMAで配信された恋愛リアリティ番組「今日、好きになりました。夏休み編2025」に出演し、カップルとして成立しています。

現在共に高校2年生という2人が持つ柔らかな雰囲気と、出演番組やYouTube企画を通じて伝わる自然体で親密な関係性が、Z世代を中心に共感を集めています。

Instagramのフォロワー数は内田さんが41万人、多田さんが48.9万人と急速に成長しており、2026年上半期にはさらなるメディア出演が期待されています(2025年12月19日時点)。

第2位 NAOYA

第2位にランクインしたのは「NAOYA」です。

NAOYAさんは、SKY-HIさんが代表を務めるBMSGが企画したオーディション番組「MISSION×2(ミッション・ミッション)」を経て、2023年にデビューしたアーティストグループ「MAZZEL(マーゼル)」のメンバーです。

可愛らしい仕草や高い美意識から「姫ポジ」として愛されており、ファンからも親しみを持たれています。

2025年6月には全国で上映が開始された映画「君がトクベツ」で国民的アイドルグループのメンバー役として俳優デビューを果たし、10月からはドラマ「セラピーゲーム」で初主演を務めるなど、現在大きな注目を集めています。

第3位 岩瀬洋志

第3位には、今最も注目される若手俳優「岩瀬洋志」さんがランクインしました。

岩瀬さんは2023年のドラマ「最高の教師」で連続ドラマ初レギュラーとして俳優デビューを果たし、その後「新空港占拠」「タカラのびいどろ」(初主演)、「南くんが恋人!?」など数多くの話題作に出演してきました。

2019年、高校1年生だった岩瀬さんが電車を待つ姿を先輩が撮影し、ハッシュタグ「#僕の後輩が可愛い」とTikTokに投稿したことがブレイクのきっかけとなっています。

現在Instagramのフォロワーは42.3万人を超えており、SNS発のスターとしても注目度が急上昇しています(2025年12月19日時点)。次世代の国民的俳優候補として、2026年上半期のさらなる活躍が期待されています。

アーティスト部門、癖になる楽曲を連発する5人組ボーカルダンスユニットがトップに

アーティスト部門

第1位 M!LK(ミルク)

アーティスト部門の第1位には「M!LK」がランクインしました。

M!LKは、佐野勇斗さん、塩﨑太智さん、曽野舜太さん、山中柔太朗さん、吉田仁人さんで構成される5人組ダンスボーカルグループです。

2025年3月にリリースした楽曲「イイじゃん」では、「今日ビジュイイじゃん」というフレーズや曲調の展開が話題となり、TikTokでは「イイじゃん」の音源を使用した投稿が9.4万件を超え、SNS総再生数は10億回を突破しています。

また、同年10月にリリースした「好きすぎて滅!」という楽曲も癖になると注目を集めており、TikTokでは「好きすぎて滅!」の音源を使用した投稿数が2.8万件にも上っています。

2025年の「NHK紅白歌合戦」の初出場も決定しており、今後さらなる活躍が期待されるグループです(2025年12月19日時点)。

第2位 Hearts2Hearts(ハーツ・トゥー・ハーツ)

第2位には「Hearts2Hearts」がランクインしました。

Hearts2Heartsは、韓国4大事務所である「SMエンターテインメント」から2025年2月24日にデビューした8人組ガールズグループで、メンバーは韓国人7名(うち1名は韓国とカナダに国籍を持つ)とインドネシア人1名で構成されています。

デビュー曲の「The Chase」は、耳に残るリズムと癖になる振付が多くの人からの関心を呼び、デビューから15日で韓国の音楽番組1位を獲得、HANTEOチャートでの初週売上は40万枚に迫る記録を達成しました。

メンバーそれぞれの個人活動も広がっており、音楽番組やバラエティへの出演、MCとしての抜擢などグループ外での露出も増加しています。

グループとしての勢いに加え、メンバーの多方面での活躍が相まって、2026年上半期にさらに人気が加速していくことが期待されます。

第3位 ALPHA DRIVE ONE(アルファドライブワン)

第3位には「ALPHA DRIVE ONE」がランクインしました。

ALPHA DRIVE ONEは、Mnetのグローバルボーイズオーディション番組「BOYS Ⅱ PRANET(ボーイズツープラネット)」から誕生した8人組グループです。

グループ名には、「必ず最高になる」という目標(ALPHA)と、情熱と推進力(DRIVE)を持つ、1つの公式チーム(ONE)という意味が込められています。

正式デビュー前に初の先行公開シングル「FORMURA(フォーミュラ)」を発表しました。

デビュー前にも関わらず世界的に話題性と注目を集めており、Instagramフォロワー数は135万人を超えています(2025年12月19日時点)。

モノコト部門、好きを詰め込む最新推し活アイテムが1位に

モノコト部門

第1位 お薬手帳ケースデコ

モノコト部門の第1位にランクインしたのは「お薬手帳ケースデコ」です。

お薬手帳ケースデコとは、お薬手帳ケースの中に推しの写真やアクスタなどを入れて、シールやデコパーツなどで自分好みにデコる新しい推し活グッズです。

透明ケースにボンボンドロップ系の立体シールを重ねたり、推しカラーで統一したりするなど、デザインの自由度が高いことや、実際にライブ会場へ持っていける収納グッズとして人気を集めています。

Instagramではハッシュタグ「#お薬手帳界隈」をつけた投稿が1,000件を突破し、推し活グッズの最先端となっています(2025年12月19日時点)。

第2位 AI動画

第2位には「AI動画」がランクインしました。

AI動画とは、AIに写真や説明を入力するだけで動物やキャラクターが料理をしたり、ダンスをするなどの動く動画を自動作成できるものです。

まるで本当に料理しているように包丁で野菜を切ったり、人気K-POPの振り付けを踊ったりと、現実では見られないシーンを簡単に作れる面白さがZ世代に刺さり、SNSで急速に広がっています。

難しい編集スキルが不要で、誰でも動画を作れる手軽さから、動画づくりそのものがエンタメ化しています。

Instagramではハッシュタグ「#AI動画」をつけた投稿が6.2万件を突破し、今後もさらに注目が高まりそうです(2025年12月19日時点)。

第3位 Mellojoy(メロジョイ)

第3位にランクインしたのは「Mellojoy」です。

Mellojoyとは、可愛いデザインと"ふわとろ"な触り心地が話題を集めている新感覚スクイーズのことです。

発売と同時に売り切れが続出するほどの人気で、SNSでは「無限に触っていられる」と話題を呼んでいます。

職人が手作りしているMellojoyは、袋の中にスクイーズが入っているのが特徴で、袋に吸い付くような独特の粘着力があり、袋の中で広がるスクイーズに指が吸い込まれるような感覚を楽しめます。

また、SNSでは開封動画やASMR動画が多数投稿されています。

TikTokでは「#mellojoy」が付いた投稿が1.9万件に上り、2026年上半期にはさらに人気が高まることが予想されます(2025年12月19日時点)。

キャラクター部門、ユーモアたっぷりの癒し系キャラクターが首位に

キャラクター部門

第1位 パペットスンスン

キャラクター部門の第1位には「パペットスンスン」がランクインしました。

パペットスンスンとは、SNS上のマンガやムービーに登場する6歳のパペットの男の子「スンスン」のことです。

SNS映えするビジュアルや、スンスンのユーモアさからZ世代を中心に大人気のキャラクターとなりました。

TikTokではハッシュタグ「#スンスンダンス」をつけたパペットスンスンを真似したダンス動画が流行し、今後もさらなる人気拡大が見込まれます。

第2位 ジュディとニック(映画『ズートピア2』)

第2位にランクインしたのは「ジュディとニック」です。

ジュディとニックとは、2016年に公開され世界中で大ヒットとなったディズニー・アニメーション映画『ズートピア』に登場するキャラクターです。

頑張り屋なウサギ初の警察官・ジュディと、皮肉屋だけど根は優しいキツネの詐欺師ニックは、正反対ながらも最高のバディとして話題になりました。

Z世代を中心にジュディとニックのコーデを真似するズートピアコーデがトレンドとなっており、大ヒット上映中の『ズートピア2』をきっかけにさらなるブームが予想されます。

第3位 レゼ(劇場版『チェンソーマン レゼ篇』)

第3位にランクインしたのは、人気漫画『チェンソーマン』に登場するキャラクター「レゼ」です。

主人公デンジが雨宿りで偶然出会う明るく無邪気な少女ですが、一方でその正体とは…という設定です。

デンジに見せるさまざまな表情に魅了されるファンが続出しました。

2025年9月19日に公開され大ヒットした映画、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』をきっかけに、一気にブームが加速しました。

ノースリーブの白シャツと黒のショートパンツを合わせたスタイルも話題になっています。

TikTokではハッシュタグ「#レゼ」をつけた投稿が2.3万件を突破し、今後もさらに注目が高まりそうです(2025年12月19日時点)。

フード部門、人気スイーツと他の食材の組み合わせがトレンドに

フード部門

第1位 ヨアジョン

フード部門の第1位には、2021年に韓国で誕生したフローズンヨーグルトの専門店「ヨアジョン」がランクインしました。

2025年には日本に初上陸し、その後SNSではTikTokやInstagramを中心に取り上げられ、人気を博しています。

自家製フローズンヨーグルトをベースに、コムハニー(蜂の巣)、フルーツ、シリアル、チョコレートソース、クッキーなど様々なトッピングを自由に選んでカスタマイズでき、自分好みのヨーグルトアイスを作ることができます。

新大久保、表参道、原宿、神戸など日本国内での店舗展開が広がっており、2026年にはさらなる人気の上昇が予想されます。

第2位 クロッチ

第2位にランクインしたのは、クロワッサンにお餅を挟んだ新感覚スイーツ「クロッチ」です。

クロワッサンの中にもちもちのお餅が入っており、サクサクとモチモチが同時に楽しめる斬新なおいしさが魅力です。きな粉や黒蜜などを付けて味変できるのも人気のポイントです。

韓国のカフェで話題となり、SNSでもじわじわと注目度が上昇中です。日本には未上陸ながら、ソウルの人気店「What a bread」で食べられることから、旅行先グルメとしても話題を集めています。

第3位 マカロンシリアル

第3位には「マカロンシリアル」がランクインしました。

マカロンシリアルとは、マカロンを牛乳に浸して楽しむ海外発祥の新感覚のスイーツアイデアです。

カラフルでポップな見た目が話題となり、SNSを中心に注目が拡大しました。

インフルエンサー兼アイドルプロデューサーの神楽ひなこさんがTikTokに投稿した動画が380万回再生されているほか、実際にマカロンシリアルを食べる様子が数多く投稿されるなど、Z世代を中心に人気が高まっています(2025年12月19日時点)。

ファッション部門、Y2Kがさらなる進化を遂げる

ファッション部門

第1位 MUSINSA(ムシンサ)

ファッション部門の第1位にランクインしたのは「MUSINSA」です。

MUSINSAは、韓国発のファッションプラットフォームであり、「MUCENT(ムセント)」や「Matin Kim(マーティンキム)」などの人気ブランドを多数展開しています。

2025年10月3日から26日に東京・渋谷で開催された「MUSINSA TOKYO POP-UP STORE 2025」では、人気ブランドの限定アイテムや最新コレクションなど80以上のブランドが参加しました。

2025年11月にはZOZOTOWNにオープンし、2026年上半期にさらに注目を集めると期待されています。

第2位 レオパード柄

第2位にランクインしたのは「レオパード柄」です。

2000年代前半に流行したレオパード柄の人気が再燃し、トレンドのファッションとして返り咲いています。

特に東京ディズニーリゾートではレオパード柄のアイテムが販売され、パーク内でレオパード柄を取り入れたコーディネートをするZ世代が増加しています。

また2025年冬にはレオパード柄のアウターやボトムスが多く登場し、Instagramではハッシュタグ「#レオパード」を付けた投稿が47.4万件にも上ります(2025年12月19日時点)。

洋服だけでなくアクセサリーやネイルデザインにも展開されるなど、2026年上半期にはさらなるトレンドとして広がりを見せると予想されます。

第3位 カバーブーツ

第3位には「カバーブーツ」がランクインしました。

ブーツの筒部分から足首にかけてカバーをかけたような独特のシルエットが特徴で、履くだけで足の細見えやスタイルアップが叶うと注目されています。

今までにないユニークなデザインであるため、コーデのアクセントにもなり、シンプルな着こなしに合わせるだけで一気に"韓国っぽ"コーデが完成すると話題になっています。

韓国アイドルやインフルエンサーの着用をきっかけに人気が加速し、SNSではハッシュタグ「#カバーブーツ」をつけた投稿も増加し、Instagramでは累計30万回再生されているリール動画もあります(2025年12月19日時点)。

秋冬はもちろん、春先までロングシーズンで楽しめることから新たな定番シューズとして期待されています。

スポット部門、推し活やレトロを楽しむスポットに注目集まる

スポット部門

第1位 My fave cafe(マイフェイブカフェ)

スポット部門の第1位には「My Fave Cafe」がランクインしました。

東京・新大久保にある「My Fave Cafe」は、顔、髪型、洋服、小物など5,000種類以上にわたる豊富なパーツの中から、推しのイメージに合うものを選び、自分好みのドールワッペンを作ることができるお店です。

オリジナルドールワッペンは、アクリルスタンドやぬいぐるみに次ぐ新しい"携帯推し活グッズ"としてZ世代の間で注目が集まっています。

全国でもPOPUPイベントが開催されており、2026年上半期にその人気はさらに拡大していくと予想されます。

第2位 柴又

第2位にランクインしたのは「柴又」です。

東京都・葛飾区にあるエリアで、昭和レトロな街並みと食べ歩きスポットとして注目を集めています。

柴又は映画「男はつらいよ」の舞台として知られており、「寅さん記念館」など作品の世界観を楽しめるスポットとしても人気です。

Instagramでは「#柴又」をつけた投稿が16万件にも上ります(2025年12月19日時点)。

名物の揚げ餅や草だんごを食べ歩きしながら、参道をゆっくりと散策するのが定番となっています。

第3位 貴和製作所

第3位にランクインしたのは「貴和製作所」です。

1975年創業のアクセサリーパーツの専門店で、「豊富なパーツの種類と品質の高さ」と「洗練されたデザイン力」が特徴です。

アクセサリーの「ハンドメイド」や「DIY」文化の盛り上がりを背景に、自分だけのオリジナルを表現したいというZ世代のニーズとも重なり、支持を集めています。

TikTokに投稿された貴和製作所でアクセサリーを製作する動画が注目されており、今後もさらなる人気が予想されています。

調査概要

調査対象:Trepo girls(10代〜20代女性1,000名)

調査期間:2025年11月1日~2025年12月19日

調査実施:Trepo編集部

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出典元:PR TIMES(株式会社Creative Group)

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