
MMDLabo株式会社(東京都中央区、代表取締役:吉本浩司)が運営するMMD研究所は、18歳~69歳の男女1,000人を対象として2025年11月14日~11月17日の期間で「2025年一般生活者におけるAIサービス利用実態調査」を実施し、その結果を発表しました。この調査では、一般生活者のAIサービス利用状況や利用意向などが明らかになっています。
なお、この調査結果はアンケート調査により回収されたサンプルを男女構成比に合わせるためにウエイトバック集計が実施されているとのことです。
この記事の目次
- 1 調査結果サマリー
- 2 AIを使ったサービスを利用したことがある人は35.7%
- 3 利用したことがある生成AIは「ChatGPT」「Google Gemini」「Microsoft Copilot」
- 4 普段利用しているサービスは「ECサイト」「動画配信サービス」「ニュース・情報サイト」
- 5 AIにサポートしてほしいサービスは「交通・地図アプリ」「ニュース・情報サイト」「ECサイト」
- 6 ECサイトや旅行予約などオンラインプラットフォームでのAI活用のメリット
- 7 ECサイトや旅行予約サービスでAIに任せても良いと思う範囲がある人は42.7%
- 8 AIに連携しても良い情報は「ポイントや会員情報」「利用しているサイトやアプリ内での閲覧履歴」「過去の購買履歴」
- 9 調査概要
- 10 今回調査した全設問
調査結果サマリー
調査によると、AIを使ったサービスを利用したことがある人は全体の35.7%となっています。利用したことがあるAIサービスの種類としては「AIによる検索機能」「AIチャットボット」「翻訳・画像補正などのAI機能」が上位を占めているそうです。
利用したことがある生成AIとしては「ChatGPT」「Google Gemini」「Microsoft Copilot」が多く挙げられています。
また、普段利用しているサービスは「ECサイト」「動画配信サービス」「ニュース・情報サイト」が上位となっており、AIにサポートしてほしいサービスとしては「交通・地図アプリ」「ニュース・情報サイト」「ECサイト」が挙げられているようです。
ECサイトや旅行予約などオンラインプラットフォームでのAI活用のメリットとしては「自分の好みに合った商品やプランを提案してくれる」「自分では見つけられない新しい商品や旅行先を知ることができる」「困ったときにAIチャットですぐに質問・相談できる」が挙げられています。
ECサイトや旅行予約サービスでAIに任せても良いと思う範囲がある人は42.7%で、項目別では「自分に合う商品やプランを提案してもらうまで」が最多となったことが報告されています。
AIに連携しても良い情報としては「ポイントや会員情報」「利用しているサイトやアプリ内での閲覧履歴」「過去の購買履歴」が上位に挙げられているとのことです。
AIを使ったサービスを利用したことがある人は35.7%
MMD研究所が18歳~69歳の男女1,000人を対象に、AIを使ったサービスを利用したことがあるか尋ねたところ、「AIを使ったサービスを利用したことがある」と回答した人は35.7%となったそうです。

また、「AIを使ったサービスを利用したことがある」と回答した357人に対して、利用したことがあるサービスについて複数回答で尋ねたところ、「AIによる検索機能」が61.7%と最も多く、次いで「AIチャットボット」が35.5%、「翻訳・画像補正などのAI機能」が31.8%という結果になったことが報告されています。

利用したことがある生成AIは「ChatGPT」「Google Gemini」「Microsoft Copilot」
対話型生成AIを利用したことがある111人に対して、利用したことがある対話型生成AIについて複数回答で尋ねたところ、「ChatGPT」が80.6%と圧倒的に多く、次いで「Google Gemini」が50.8%、「Microsoft Copilot」が39.1%となったことがわかりました。

普段利用しているサービスは「ECサイト」「動画配信サービス」「ニュース・情報サイト」
調査対象となった18歳~69歳の男女1,000人に対して、普段利用しているサービスについて複数回答で尋ねたところ、「ECサイト」が49.6%と最も多く、次いで「動画配信サービス」が48.0%、「ニュース・情報サイト」が45.0%という結果になったことが明らかになっています。

AIにサポートしてほしいサービスは「交通・地図アプリ」「ニュース・情報サイト」「ECサイト」
普段利用しているサービスでAIにサポートしてほしいものがある257人に対して、AIにサポートしてほしいサービスについて複数回答で尋ねたところ、「交通・地図アプリ」が37.2%と最も多く、次いで「ニュース・情報サイト」が27.2%、「ECサイト」が26.4%という結果になったことが報告されています。

ECサイトや旅行予約などオンラインプラットフォームでのAI活用のメリット
MMD研究所が18歳~69歳の男女1,000人に対して、ECサイトや旅行予約サービスなどで情報検索する際や広告を目にした際に、AIが活用されていると感じるか尋ねたところ、58.8%が「感じている」と回答したことがわかりました。
また、ECサイトや旅行予約サービスなどで情報検索する際や広告を目にした際にAIが活用されていると感じる588人に対して、ECサイトや旅行予約サービスなどオンライン上で商品やサービスを検索、比較、購入できるプラットフォームでのAI活用のメリットを尋ねたところ、「メリットがある」との回答は66.2%となったそうです。
「メリットがある」と回答した389人に対して、メリットだと思う項目について尋ねたところ、「好みに合った商品やプランを提案してくれる」が31.3%と最も多く、次いで「見つけられない新しい商品や旅行先を知ることができる」が30.9%、「困ったときにAIチャットですぐに質問・相談できる」が30.8%という結果になったと報告されています。

ECサイトや旅行予約サービスでAIに任せても良いと思う範囲がある人は42.7%
18歳~69歳の男女1,000人に対して、ECサイトや旅行予約サービスでAIに任せても良いと思う範囲があるか尋ねたところ、「自分に合う商品やプランを提案してもらうまで」が30.5%、「商品やプランをかごや旅程に追加してもらうまで」が8.6%、「実際の決済や予約の手続きまで」が3.6%となり、合わせてAIに任せてもいい範囲があると回答した人は42.7%にのぼったことが明らかになっています。

AIに連携しても良い情報は「ポイントや会員情報」「利用しているサイトやアプリ内での閲覧履歴」「過去の購買履歴」
18歳~69歳の男女1,000人のうちAIに連携しても良い情報があると回答した401人に対して、AIに連携しても良い情報について複数回答で尋ねたところ、「ポイントや会員情報」が40.9%と最も多く、次いで「利用しているサイトやアプリ内での閲覧履歴」が38.2%、「過去の購買履歴」が37.7%という結果になったと報告されています。

なお、本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差が生じる場合があるとのことです。
調査概要
調査名:「2025年一般生活者におけるAIサービス利用実態調査」
調査期間:2025年11月14日~11月17日
有効回答:1,000人 ※男女構成比に合わせてウエイトバックを実施
調査方法:インターネット調査
調査対象:18歳~69歳の男女
設問数 :20問
今回調査した全設問
Q1 あなたが普段利用するサービスを全てお知らせください。
Q2 あなたが利用しているサービスのうち、AIにサポートしてほしいと思うものを全てお知らせください。
Q3 下記のAIを使ったサービスのうち、あなたが利用したことがあるものを全てお知らせください。
Q4 あなたが利用している対話型生成AIとして、当てはまるものを全てお知らせください。
Q5 あなたはECサイトや旅行予約サービスなどで情報検索する際や広告を目にした際に、AIが活用されていると感じることはありますか?最も当てはまるものをひとつお知らせください。
Q6 ECサイトや旅行予約サービスなどでのAI活用について、あなたがメリットとして感じるものを全てお知らせください。
Q7 ECサイトや旅行予約サービスなどでのAI活用について、あなたがデメリットとして感じるものを全てお知らせください。
Q8 ECサイトや旅行予約サービスで、あなたがAIを信頼して使うための条件として当てはまるものを全てお知らせください。
Q9 あなたはECサイト(Amazon、楽天市場など)をどのくらいの頻度で利用していますか。最も当てはまるものをひとつお知らせください。
Q10 あなたはECサイト(Amazon、楽天市場など)で購入する商品のカテゴリとして、当てはまるものを全てお知らせください。
Q11 あなたがECサイト(Amazon、楽天市場など)を利用する際に、不便だと感じることを全てお知らせください。
Q12 あなたがECサイト(Amazon、楽天市場など)を利用する際に、AIでのサポートとして欲しいものを全てお知らせください。
Q13 あなたはオンラインでの旅行予約サービスをどのくらいの頻度で利用していますか。最も当てはまるものをひとつお知らせください。
Q14 あなたがオンラインでの旅行予約サービスを利用する際に、不便だと感じることを全てお知らせください。
Q15 あなたがオンラインでの旅行予約サービスを利用する際に、AIでのサポートとして欲しいものを全てお知らせください。
Q16 あなたがECサイトや旅行予約サービスでAIに任せても良いと思う範囲として、最も当てはまるものをひとつお知らせください。
Q17 あなたはECサイトや旅行予約サービスでAIに注文や予約、決済を代行してもらうことについて、どのように感じますか。最も当てはまるものをひとつお知らせください。
Q18 あなたはAIがパーソナルな情報(他サービスを含めた過去の購買、予約履歴、閲覧履歴、位置情報など)を利用して、個人に合わせたサービスを提案することをどう思いますか?最も当てはまるものをひとつお知らせください。
Q19 あなたは特定の経済圏内でAIエージェントによって、サービス連携が便利に進むことをどう思いますか?最も当てはまるものをひとつお知らせください。
Q20 あなたがAIに連携しても良い情報として、当てはまるものを全てお知らせください。
出典元:MMD研究所(MMDLabo株式会社)プレスリリース












