フィードフォース、AI検索ツール「Answer IO」にGeminiでのブランド計測機能を追加―ChatGPT、Perplexityと合わせて主要AI検索エンジンを網羅

株式会社フィードフォース(本社:東京都港区、代表取締役社長:塚田 耕司)は、AI検索におけるブランドスコアを見える化するサービス「Answer IO」において、Geminiでのブランド計測機能を追加したことを発表しています。この機能追加により、既存のChatGPT、Perplexityに加え、シェアを急速に拡大しているGeminiでのブランド露出も一元的に把握できるようになります。

Gemini対応の背景

生成AI市場において、Googleが提供するGeminiは急速にウェブトラフィックシェアを拡大しています。Similarwebの調査によると、生成AIカテゴリにおけるウェブトラフィックシェアでGeminiは1年前の6.4%から直近では12.9%へと倍増しています。ChatGPTが74.1%と依然トップを維持する一方で、Geminiの存在感も大きく増加しています。

こうした市場環境の変化を受けて、これまでAnswer IOはChatGPTとPerplexityの計測に対応していましたが、多くのユーザーから「Geminiでもブランドスコアを把握したい」という要望が寄せられていたとのことです。今回のアップデートにより、主要AI検索エンジン全体でのブランド可視性を統合的に把握できるようになり、より包括的なAI検索最適化(AIO)が可能になります。

※1 出典:Similarweb「Global AI Tracker」(2025年10月)

Gemini対応の特長

主要AI検索エンジンを網羅

ChatGPT(ウェブトラフィックシェア74.1%)、Gemini(同12.9%)、Perplexity(同2.4%)という生成AIカテゴリにおけるウェブトラフィックシェア上位3サービスでのブランドスコアを同時に計測することができるようになりました。これにより、モデル別の露出傾向やスコア差を一目で比較できます。合計で約90%のウェブトラフィックをカバーすることで、AI検索市場全体でのブランド可視性を網羅的に把握することが可能です。

急成長市場への早期対応

Geminiは1年間でウェブトラフィックシェアを倍増させており、今後もGoogleエコシステム全体への統合によりさらなる成長が見込まれています。Geminiにおける自社ブランドの言及状況を定量的に追跡することで、急拡大する市場での露出機会を逃さず、適切な対策を講じることができるようになります。

AIモデルごとの引用ソースの分析

Geminiが参照する情報源を他のAI検索エンジンと比較することで、各プラットフォームで評価されやすいコンテンツやサイト構造のパターンを発見できるようになったと同社は説明しています。これにより、AIモデルごとに最適化されたコンテンツ戦略の策定が可能になります。

ご利用方法について

今回のアップデートで追加されたGemini機能は、既存のAnswer IOご利用中のユーザーはすぐに利用することができます。具体的な利用手順は以下の通りです。

  • クエリ作成・編集画面で、計測対象AIモデルに「Google (Gemini)」を追加
  • クエリ実行時に、ChatGPT、Perplexityと同時にGeminiへもクエリが送信
  • レポート画面でモデル別のスコア比較、引用分析、AI改善提案を確認可能

ポイント消費量はこれまで通り、1つのAIモデルにつき1ポイントを消費します。無料プランでも初回登録時に付与される20ポイントでGeminiを含む計測をお試しいただけます。

活用イメージ

マーケティングチームでのチャネル別評価

ChatGPTでは高スコアだがGeminiでは低いといったモデル別の差異を発見し、各プラットフォームに最適化されたコンテンツ戦略を立案することができます。例えば「ChatGPTスコア80点、Geminiスコア45点」という結果から、Geminiユーザー向けのコンテンツ改善や構造化データの強化を優先すべきと判断できるようになります。

成長市場での早期ポジショニング

ウェブトラフィックシェアを急拡大させているGeminiでのブランド可視性を定期的にモニタリングすることで、競合に先駆けて成長市場でのポジションを確立することができます。AI Overviewsの本格展開を見据え、Geminiでの露出を早期に最適化することで、将来的なGoogle検索トラフィックへの影響にも対応できるようになるとしています。

競合分析の精度向上

主要3モデル全てで競合との比較を行うことで、「どのAI検索エンジンで競合に後れを取っているか」を特定し、モデル特性に合わせた差別化施策を検討できるようになります。特にウェブトラフィックシェア第2位のGeminiでの競合優位性は、今後の市場拡大を見据えた重要な指標となることが予想されます。

今後の展開

フィードフォース社によると、Answer IOは今後もAI検索最適化(AIO)を支援する機能を拡充していく予定とのことです。主な展開予定は以下の通りです。

  • Anthropic Claude、Microsoft Copilotなど対応AIモデルの追加拡充
  • AI Overviews等、各AIプラットフォームの新機能への対応
  • コンテンツ改善分析やサイト掲載提案分析など改善提案機能の拡充

同社は、AI時代における新たな集客チャネル最適化を通じて、パートナー企業の成長を支援していく方針です。

Answer IOについて

  • サービスサイト:https://answer-io.jp
  • プロダクト概要:AI検索におけるブランドスコア測定・競合比較・引用分析・改善提案のダッシュボードを提供

出典元: 株式会社フィードフォース

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