Yahoo!ショッピングの「優良配送」とは?正しく設定してアクセス・売上アップ!

Yahoo!ショッピング・PayPayモールの優良配送とは

2020年12月からYahoo!ショッピングとPayPayモールで始まった、配送品質を向上するための取り組みが優良配送です。モールで定める基準をクリアしたストアが「優良配送」の認定を受けられます。「優良配送」の認定を受けることで、検索結果や商品ページに専用のアイコンが表示され、認定ストアであれば認定されていないストアと比べ、アクセス・売上とも成長率が高くなっているデータが出ています。

優良配送になるための条件

認定を受けることで売上への影響が出るとされている「優良配送」ですが、認定を獲得するための条件は2つあります。その2つの条件について解説していきます。

ストアパフォーマンス「出荷遅延率」が5%未満

出荷遅延率とは、遅延の対象となる注文数を全注文数で割った割合が出荷遅延率となります。

遅延の対象になる注文は

  • お届け指定日より出荷日が遅れた場合
  • 「きょうつく」「あすつく」の設定をしている注文が注文日から2日以上経過して出荷される場合
  • 複数商品を注文された際、注文内の最も遅い発送予定日より出荷日が遅れてしまう場合

の3つのパターンが該当します。

出荷遅延率の確認場所はストアクリエイターProの「評価」タブをクリックし、「ストアパフォーマンス」の「配送・発送」の項目内にあります。5%を超えている場合は、どういった商品が遅延の対象になっているのか確認し、必要があれば設定の見直しをしたほうが良いかもしれません。

「最短お届け日」が「注文日+2日以内」になるための条件

最短お届け日は「発送日情報設定」で設定した日数と「配送所要日数」で設定した日数を合算した日数が注文日+2日以内である必要があります。

「発送日情報設定」はストアクリエイターProの「ストア構築」タブから「カート設定」をクリックし、「お届け情報設定」へ行くと設定状況を確認できます。このとき、「発送日情報設定」が3以上になっている場合、注文から発送まで3日以上かかることになるため、優良配送の対象からは外れてしまいます。

「配送所要日数」はストアクリエイターProの「ストア構築」タブから「カート設定」、「配送方法、送料設定」の流れで設定・確認を行えます。「配送方法、配送スケジュール、送料」の欄にある「配送スケジュール」内の編集から最短お届け日を設定します。

検索結果や商品ページなどユーザー側から見えるお届け日は、ストアで設定した上記の「発送日」+「配送所要日数」から「ストア休業日」と「ページを見ているユーザーの住所」を差し引いた結果が表示されます。

「優良配送」のアイコンが表示されるには「ストア休業日」と「ページを見ているユーザーの住所」が加味されます。土日を休業日に設定している場合、注文日から+1日以内の発送、発送日+1日以内の着荷と設定されていても、土曜日に受ける注文では休業日明けの月曜日を起算とし、火曜日に発送、水曜日の着荷となります。注文からお届けまで注文日+4日かかっているため、「注文日+2日以内」のお届けにならず、「優良配送」のアイコンが表示されない設定になっています。

「ページを見ているユーザーの住所」についても同様に、注文日+1日で発送していることを前提とした場合、関東近郊であれば発送日+1日で着荷できればアイコンが表示されますが、沖縄や離島のような発送から2日以上経過してしまうエリアについてはアイコンが表示されない仕様になっています。(この場合、注文日+0日で発送し、発送から2日以内で到着すれば優良配送アイコンは表示されます。)

最後に:各モールで高い水準を求められる配送品質

Yahoo!ショッピング・PayPayモールでは優良配送の注文をユーザーに体験してもらうため、優良配送の対象店舗で利用できるクーポンの配布やPayPayボーナスの付与率を上げる施策を行っています。また、2021年4月に価格をリニューアルしたヤマトフルフィルメントを活用することで、優良配送の対象となるため、業務の効率化と売上向上が並行して可能になるかもしれません。

一方で、商品の特性上、スピード感を持った発送ができないストアや、自社ならではのこだわりを出せなくなってしまうため柔軟性に欠ける大手フルフィルメントサービスへの委託はできないと思っているストアもいるかと思います。「優良配送」はあくまでモールとして設けている、遅れず早くお届けするための基準なので、最終的には商品ページなどお客様に情報を届けられる場所で、自社ならではのお客様に対するメッセージをお届けしてみてはいかがでしょうか。

Amazonでは2021年7月にマケプレプライムのprimeマーク付与基準が厳しくなりました。生鮮食品などネットスーパーの市場が盛り上がりを見せており、各社配送スピードに磨きを掛けている状況ではありますが、大きな流れを感じながらも自社に合った運営ができるよう取捨選択をして頂ければと思います。

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