楽天市場が防災意識調査を発表 4割以上が「防災意識向上」と回答人気防災グッズは「水」「非常食」「モバイルバッテリー」

2025年8月22日 2025年8月22日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

楽天グループ株式会社が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」は、9月1日（月）の「防災の日」を前に実施した「防災意識と防災グッズに関するアンケート調査」の結果を発表したことがわかりました。この調査は10代から70代までの男女1,200人を対象に行われたものとのことです。

この記事の目次

1 調査結果サマリー
2 調査結果概要
3 「楽天市場」の防災特集
4 非常食例
5 非常用トイレ例
6 「フェーズフリー」商品例
7 「備えて安心！防災グッズ」について
8 「防災意識と防災グッズに関する調査」調査概要

調査結果サマリー

今回の調査では、4割以上の回答者が「防災意識が年々向上している」と回答していることが明らかになったとのことです。また、2024年以降に購入された人気防災グッズの上位は「水」「非常食」「モバイルバッテリー」となっているそうです。

さらに、備蓄品を日常的に消費しながら補充していく「ローリングストック」を実践している人は3割以上に達していることが分かったとのことです。一方、日常と非常時の区別なく使えるものや考え方を指す「フェーズフリー」については約7割が知らないという結果でしたが、半数近くが「防災グッズに取り入れたい」と回答しているそうです。

調査結果概要

4割以上が「防災意識が年々向上している」と回答

「防災意識は年々向上していると感じますか？」という質問に対して、「変わらない」と回答した人は41.6％だったとのことです。一方で、「向上した」「どちらかといえば向上した」と回答した人は合わせて42.9%となり、防災意識が向上している傾向が見られるようです。

2024年以降の人気防災グッズ上位は「水」「非常食」「モバイルバッテリー」

2024年以降に購入した防災グッズについての質問では、「水」「非常食」「モバイルバッテリー・乾電池」「マスク・ウェットティッシュ」「非常用トイレ」が上位を占めたとのことです。また防災グッズ購入時に意識することについては、価格やコストパフォーマンスよりも「長期保存が可能か（食料、水、電池など）」「必要なものが一通り揃っているか」「日常使いもできるか」という回答がトップ3となったそうです。このことから、消費者は防災グッズを購入する際に、実用性や網羅性を重視していることがうかがえます。

図2

図3

備蓄品を日常的に消費しながら補充していく「ローリングストック」を実践する人は3割以上

備蓄品を日常的に消費しながら補充していく「ローリングストック」について質問したところ、34.2%の人が「知っていて実践している」、または「知らないが実践している」と回答しているとのことです。一方で、「知らない」と回答した人は39.2%、「知っているが実践していない」人は全体の26.7%という結果となったそうです。

また、期限が近くなった非常食の使い道を尋ねたところ、「そのまま消費する」という回答が最も多く、無意識のうちに「ローリングストック」を実践していることが明らかになったとのことです。さらに、「フードバンクに寄付する」といった回答も見られ、食品ロス削減や社会貢献への意識が芽生えつつあることも示唆されているようです。

図4

日常と非常時の区別なく使えるものや考え方を指す「フェーズフリー」は7割近くが知らない一方で、半数近くが「防災に取り入れたい」と回答

「フェーズフリー」については、全体の67.2%が「知らない」と回答し、実践している人（「知っていて実践している」「知らないが実践している」の合計）は19.3%となったとのことです。「非常時だけでなく日常使いと併用できる防災グッズがあったら購入したいか」という質問に対しては、46.0％が「購入したい」と回答しており、防災専門ではなく日常生活でも使える防災グッズへの需要が高いことが示されているようです。

図5

この調査結果から、防災意識の着実な高まりとともに、従来の「災害時のみの備え」から、「日常生活の中で取り入れる防災」「持続可能な防災」へと意識が変化していることが明らかになったとのことです。特に「フェーズフリー」への潜在的なニーズは高く、「楽天市場」の防災グッズ特集ページ「備えて安心！防災グッズ」においても関連商品が掲載されているそうです。

「楽天市場」では、消費者の防災意識の高まりやニーズの変化に対応した防災グッズの品揃え拡充をはじめ、防災関連情報の提供を通じて、安心・安全な暮らしをサポートしていく方針だということです。

「楽天市場」の防災特集

インターネット・ショッピングモール「楽天市場」では非常食、保存水、防災セット、ポータブル電源をはじめ、約140万点の防災関連グッズを取り扱っているとのことです（注）。防災グッズのランキング上位には「非常用トイレ」や「非常食」がランクインしているそうです。

近年の傾向として、非常食は単なる「備蓄品」として保管するだけでなく、「ローリングストック」を前提に普段の生活にも取り入れられる「おいしさ」も重視した商品が人気を集めている傾向にあるとのことです。また「非常用トイレ」は、踏み台や椅子、車でのお出かけ時にも使える商品など日常的に活用できる「フェーズフリー」タイプの商品が販売されているほか、防災用トイレ専門の店舗も出店し、ユーザーの多様な需要に対応していることが特徴だそうです。

（注）商品名や商品説明に「防災」と記載がある商品点数　※2025年8月20日（水）時点