次世代スマートレジ「AIレジ・Truly 2.0」が7月29日に新機能を搭載して登場

シーエスコミュニケーションは、バーコードなしで最短0.2秒で決済を行える次世代スマートレジ「AIレジ・Truly 2.0」を2023年7月29日に発表いたします。

バージョンアップされた「AIレジ・Truly 2.0」には、新たに「持って判定」機能が組み込まれており、店員が手に持った商品を簡単に認識し、会計処理を行うことが可能となりました。これにより、商品を台座に並べる必要がなくなり、レジの処理速度が大幅に向上します。

バーコード不要で0.2秒（※）で正確に商品認識、「AIレジ・Truly 2.0」が人手不足を解消

人手不足が深刻化する中、小売や飲食業界では業務の効率化及び省人化が求められています。特に食品やイベント会場の商品など、バーコードが使用できないアイテムを扱う店舗においては、手作業による料金確認やレジ処理が必要であるため、労働力の削減が難しいとされてきました。このような課題に対処するため、シーエスコミュニケーションが開発したのが、エッジAIを利用した次世代スマートレジ「AIレジ・Truly 2.0」です。

「AIレジ・Truly 2.0」は、画像認識技術、エッジAI、POSシステムの3つの技術を組み合わせ、「低コスト」「高速」「フレキシブル」「高安全性」といった特徴を持つ次世代無人レジです。

このレジにおいて重要な技術「エッジAI」とは、カメラやタブレットなどの端末がデータを処理し、必要な情報のみをクラウドに送信する技術です。従来のように全データをクラウドに送信するのではなく、どのデータをどのように判断するかを端末側で制御することで、通信負荷を大幅に削減しつつ、高速で多様な処理を実現しています。

「AIレジ・Truly 2.0」は、このエッジAI技術を採用し、色、形、大きさ、質感など、様々な因子を総合的に認識・分析することで、高精度な判別を達成しました。また、POSシステムを統合することで、売上管理や在庫の連携も一括で行うことができ、店舗運営のスマート化にも寄与します。

過去の無人レジ導入では数百万円の初期コストや年間数十万円のランニングコストが課題でしたが、「AIレジ・Truly 2.0」はこれらの導入コストを削減でき、多くの店舗での利用が可能となります。その結果、現場における業務効率化や省人化を実現します。

※かかる時間については環境によって変動する場合があります。

「持って判定」機能の搭載により、狭い場所でも迅速なレジ処理を実現

改良版の「AIレジ・Truly 2.0」では、旧モデルで必要だった「商品を台座に並べる」というプロセスを省略し、ユーザーが商品を手に持ったままAIカメラにかざすことで、瞬時に認識する「持って判定」機能を取り入れました。この機能により、全体的なレジオペレーションのスピードが飛躍的に向上しました。

また、商品を並べる際のスペースや作業台が不要となるため、限られたスペースでも柔軟かつ効率的に運用が可能です。コンビニエンスストアや駅ナカ店舗、イベント会場など、スペースが制限され、高速な運用が求められる現場において、利便性が大幅に向上しています。

シーエスコミュニケーションは、「AIレジ・Truly 2.0」の開発にとどまらず、エッジAIや画像認識AIの技術を通じて、物流現場や医療・介護施設をはじめ、AI活用が期待されるさまざまな分野に展開を広げる予定です。また、同社は、誰もがAIの恩恵を受けられる社会の実現に向け、現場目線での製品開発を推進していくとのことです。

株式会社シーエスコミュニケーションについて

同社は、社会を支えるIT・ネットワークに特化し、技術力、誠実さ、向上心をモットーにして20年以上にわたり築いてきた信頼を基盤とする、AI、IoT、クラウドなど広範にわたるDXに関連するシステムインテグレーター企業です。