アドウェイズ、TikTok Shop店舗運営支援サービスを開始 - 中国市場での経験を活かしたディスカバリーEコマース支援を展開

株式会社アドウェイズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山田 翔)は、ショートムービープラットフォーム「TikTok」が日本国内でローンチ予定のEコマース機能「TikTok Shop」の店舗運営支援サービスを開始することを発表しました。同社は中国市場での豊富な経験を活かし、日本企業のTikTok Shopへの参入を包括的にサポートしていくとのことです。

近年、スマートフォンの普及と動画コンテンツの浸透により、消費者の購買行動は大きく変化し続けています。特に注目されているのが、SNSや動画配信プラットフォームを通じて興味・関心に基づいたコンテンツから商品を発見し、そのままシームレスに購入できる「ディスカバリーEコマース」です。この新しい購買形態は、今後のEコマース市場において重要な位置を占めると予測されています。

「TikTok Shop」はまさにこの「ディスカバリーEコマース」の一例であり、TikTok内で直接商品を購入できる機能として、企業と消費者の距離をさらに縮める新たな購買体験を提供することが期待されています。すでに海外市場では、影響力のあるクリエイターによる動画やライブ配信をきっかけに商品人気が急上昇するなどの成功事例が多数報告されており、日本市場でも同様の効果が期待されています。

中国市場での経験を活かし、日本国内でのディスカバリーEコマース参入を支援

アドウェイズは、これまで子会社のAdways Chinaや関連会社Orange Starを通じて、中国のショート動画プラットフォーム「Douyin(抖音)」でのEC活用支援に積極的に取り組んできたとのことです。同社が手がけたライブコマースショーの企画・運用の中には、香港の著名芸能人を起用したライブ配信において、アルコールカテゴリの当時の販売記録を更新するなど、顕著な成果を挙げた事例も存在します。現在も多くの日系企業に対して、中国マーケティング支援を継続的に提供しているとのことです。

今回の「TikTok Shop」運営支援サービスでは、アドウェイズがこれまでの実践を通じて蓄積してきた専門知識やノウハウを最大限に活用しながら、日本の市場特性やユーザーニーズに最適化されたサポートを提供していくとのことです。

同社は企業の「TikTok Shop」への円滑な参入を全面的に支援し、TikTok上でのEC展開における効果的な戦略や、ユーザーエンゲージメントを高めるためのコンテンツ制作に関する知見を提供するとしています。戦略立案から日常的な運用管理まで包括的なサポートを行うことで、EC市場における新たなビジネス成長機会の創出と、顧客企業の成功に貢献することを目指しているようです。

アドウェイズグループが持つ、TikTok Shopでの店舗運用における強み

1. TikTok広告運用知見

アドウェイズは、TikTok広告がローンチされた初期段階から運用を手がけており、多様なクリエイティブナレッジと効果的な運用改善ノウハウを豊富に蓄積しているとのことです。運用型広告を中心として、広告効果を最大化するための戦略立案から実行までを一貫してサポートする体制を整えています。

2. 制作会社・キャスティング会社・ECカート会社との連携

撮影や編集を担当する制作会社、出演者の手配を行うキャスティング会社、そしてEC導線を構築するカート会社など、各専門領域のパートナー企業と緊密に連携しているとのことです。この協力体制により、TikTok Shopに最適化されたコンテンツ制作とEC販売体制の効率的な構築が可能となっています。

3. 自社インフルエンサー・クリエイターの活用

アドウェイズの子会社であるADWAYS DEEEが展開する「JANet」のインフルエンサーネットワークをはじめとする、同社グループのリソースを活用することで、柔軟かつスピーディーなキャスティングとコンテンツ展開を実現できる点も強みとなっているようです。

アドウェイズグループでは、今後も市場のニーズにいち早く対応し、全世界に「なにこれ すげー こんなのはじめて」を届けることを目指しているとのことです。また、同社に関わるすべての方々の可能性を広げる「人儲け」の実現に向けて尽力していくと発表しています。

ディスカバリーEコマースの成長と可能性

ディスカバリーEコマースは、従来の検索型ECとは異なり、ユーザーが偶発的に商品と出会い、興味を持った商品をその場で購入できる新しい購買体験を提供します。特に若年層を中心に支持を集めており、コンテンツとコマースの融合による新たな市場創出が期待されています。

TikTokは世界中で10億人以上のユーザーを持つプラットフォームであり、その強力なアルゴリズムによって、ユーザーの興味関心に合致したコンテンツを効果的に配信することができます。この特性を活かした「TikTok Shop」は、商品との自然な出会いを演出し、ユーザーの購買意欲を高める可能性を秘めています。

中国市場では、すでにショート動画と連携したEコマースが大きな成功を収めており、「Douyin(抖音)」のEコマース取引額は急速に拡大しています。この成功モデルが日本市場でも再現されるかどうかは、多くの企業が注目するところです。

日本市場におけるTikTok Shopの展望

日本のSNSマーケティング市場は年々拡大しており、特にインフルエンサーマーケティングの効果が高く評価されています。TikTok Shopの導入により、これまでの広告からECサイトへの誘導という複数ステップのプロセスが簡略化され、コンバージョン率の向上が期待できます。

また、日本の消費者は商品の品質や信頼性を重視する傾向があるため、インフルエンサーやクリエイターによる実際の使用感や評価が購買決定に大きな影響を与えると考えられています。TikTok Shopは、こうした消費者心理に合致したプラットフォームとして機能する可能性があります。

アドウェイズが提供するTikTok Shop運営支援サービスは、こうした日本市場の特性を踏まえた戦略立案から実行までをサポートすることで、企業のEC展開における新たな可能性を広げることを目指しているとのことです。

アドウェイズの中国市場での成功事例

アドウェイズグループは、中国市場において数多くの成功事例を持っています。特に「Douyin(抖音)」でのライブコマースを活用した販促活動では、日系企業の商品を中国市場に効果的に浸透させるノウハウを蓄積してきたとのことです。

例えば、日本の化粧品ブランドのライブコマース施策では、適切なインフルエンサーの選定と効果的なプロモーション戦略により、短期間で大きな売上を達成した事例があります。また、食品や日用品などのカテゴリーでも、ターゲット層に合わせたコンテンツ制作とタイミングの最適化によって、高いエンゲージメントと販売実績を記録しているようです。

こうした実績と知見を活かし、日本市場におけるTikTok Shopの運営においても、カテゴリーや商材に応じた最適なアプローチを提案していくことが可能だとしています。

株式会社アドウェイズについて

株式会社アドウェイズは、2001年に設立され、2006年に東証マザーズに上場、2020年に東証一部へ、そして2022年には東証プライム市場へ移行しました。同社はパーパスとして「全世界に「なにこれ すげー こんなのはじめて」を届け、すべての人の可能性をひろげる「人儲け」を実現する。」を掲げています。

事業内容としては、アプリ・Webの包括的なマーケティングを支援する広告事業、テクノロジーを駆使して新しい広告表現や広告効果最大化を実現するアドプラットフォーム事業、ライフスタイル事業、DX事業など、多岐にわたる領域で事業を展開しています。日本国内はもちろん、アジアを中心とした海外への事業展開も積極的に行っています。

今回のTikTok Shop運営支援サービスの開始により、アドウェイズは日本企業のソーシャルコマース領域での新たな挑戦をサポートし、EC市場における事業成長を後押ししていくことを目指しているとのことです。

出典元:株式会社アドウェイズ プレスリリース

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