2025年4月始動!試食専門キッチンカー「いっぴん号」がEC事業者の販路拡大を支援 - 商品の魅力を消費者に直接届ける新サービス

2025年4月より、商品試食に特化したキッチンカー「いっぴん号」のサービス提供が開始されることが発表されました。このサービスは試食を通じて消費者を企業のECサイトへ案内し、冷凍食品・和洋菓子・飲料など様々な通販事業者の認知向上や販路拡大、さらには消費者からの生の声を収集するプラットフォームとなります。また、マーケティング企業との協業も視野に入れたサービス展開を予定しているとのことです。

(サービス内容のイメージ)
(サービス内容のイメージ)

サービス内容

「いっぴん号」は、消費者に商品を一口サイズで試食していただき、五感で直接商品の魅力を体験してもらうサービスです。試食と同時に、QRコード(二次元コード)を通じて企業のECサイト情報を提供する仕組みとなっています。このサービスは、SNS活用やアンケート収集など、企業のニーズに合わせて柔軟に応用可能とのことです。

現在、神奈川県・湘南地域を中心とした複数の大型商業施設での運営を予定しており、今後も活動エリアを順次拡大していく計画だそうです。商品の直接的な体験を通じて消費者との接点を作り、オンラインショッピングの新たな入り口を提供することを目指しています。

サービスの背景と目的

【直接知ってもらう原点回帰型マーケティング】

多様化するEC販売方法や成熟した宣伝手法の中で、一般的なマーケティング施策だけでは企業間の序列を変えることが難しい現状があります。類似した広告が溢れる市場環境の中で、企業の努力が十分に報われていないという課題が存在しているとサービス提供者は指摘しています。

「いっぴん号」は、こうした課題に対して「原点にして頂点」をコンセプトに、消費者に商品を実際に食べていただき、購入先を知ってもらい、企業に親しみを持ってもらうことを目的として誕生したとのことです。進化を続けるEC業界において、あえて古典的な「試食」という手法を活用する新たなアプローチを提案しています。

店頭タペストリー等の掲示イメージ
店頭タペストリー等の掲示イメージです。のぼり旗・横断幕と合わせて視認性/注目度は高く、商業施設ご利用のお客様に対して広くご認識いただけます。(デザイン/レイアウトは変更の可能性があります)

構想から開業までの道のり

前例のないサービスへの挑戦

このサービスの実現に向けた手続きや許可申請の過程で、「前例がない」という言葉をよく耳にしたそうです。しかし、諦めることなく進んだ結果、多くの関係者からの支援と助言を得ることができたと伝えられています。各所での問い合わせに対し、「このようにすれば問題解決できる」「こうすれば許可が下りる」といった具体的なアドバイスをいただき、開業に至ることができたとのことです。

調査を進めるほど参入障壁の高さが明らかになったそうですが、それだけに「前例がない」という言葉は今では誇りとなっているようです。それは、消費者に印象的なサービスを届け、企業の支援となる独自性の証でもあると説明されています。

テスト出店から得られた手応え

サービスの実効性を検証するため、有名お菓子企業や大型商業施設運営企業、自治体の協力を得てテスト出店を実施したとのことです。これらの企業・団体から「新規事業」として明確に認識いただけたことは大きな励みとなったと伝えられています。

実際のテスト出店では、消費者からの反応が想像以上に良好だったそうです。来場者一人ひとりにサービスの目的を説明しながら試食を提供すると、「頑張って」「面白い取り組みだ」など、多くの応援の声をいただいたとのこと。特に印象的だったのは、マーケティングを専攻している大学生からの「これは特徴的なサービスですね」という評価や、高校生からの「みんなが幸せになるサービスですね」という反応、そして子どもたちからの素直な感謝の言葉だったといいます。

また、QRコードを通じたECサイトへの誘導についても、ほとんどの方が抵抗なく受け入れてくださり、試食から読み取りまでを一連の流れとして自然に行っていただけたそうです。当初は主婦層を主な対象としていたそうですが、子どもたちの反応が特に良く、子どもが親を連れてきてサービスを利用するという想定外の光景も多く見られたと報告されています。

このテスト出店の経験から、消費者の直接的な感想を得られることはもちろん、子どもたちが商品に触れる機会を提供することの影響力の大きさを実感していると伝えられています。多くの方との交流を通じて、消費者・企業・サービス提供者の三者が利益を得る「三方よし」の理念を実現できることが確認できたようです。

幅広い活用が可能なサービス

「いっぴん号」は、様々な業種・目的での活用が可能とされています。例えば:

  • 規格外や期限間近などの理由で割安となった「わけあり商品」の販促(食品ロス削減や家計応援の観点から)
  • レジャー施設や宿泊施設のお土産商品のPR(家族旅行の集客促進)
  • 自治体による地域おこしとしての特産品PR
  • その他、企業のニーズに合わせた多様な活用方法

商品の魅力を消費者に「直接」届けるサービスとして、従来のマーケティング手法では難しかった生の消費者反応を得ることができるとしています。

出典元:いっぴん号 プレスリリース

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