Yappliを活用したミズノ公式アプリがリニューアル、パーソナライズ機能とシームレスな顧客体験を強化

株式会社ヤプリ(本社:東京都港区、代表取締役:庵原保文)は、ミズノ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:水野明人)が運営する「MIZUNO公式アプリ」の開発支援を行ったことを発表しました。今回のリニューアルでは、顧客ロイヤルティの向上やアプリ経由のEC売上向上を目指し、特に「顧客データを活用したパーソナライズ施策」と「ECとのシームレスな連携」が強化されています。

「MIZUNO公式アプリ」リニューアルの背景

ミズノ株式会社は1906年の創業以来、「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」という経営理念のもと、スポーツ用品の製造・販売、スポーツ施設の運営、各種スクール事業を展開してきました。近年では、日常生活にもスポーツの価値を活用した商品やサービスの開発を積極的に進めている総合スポーツ用品メーカーです。

これまでもミズノ株式会社は「MIZUNO公式アプリ」を運用していましたが、さらなる顧客体験向上を目指し、以下の目的からYappliを活用した新アプリをリリースしたことが報告されています:

  • 店舗におけるポイントカード利用にとどまらない、さらなる顧客ロイヤルティの向上
  • アプリ経由EC売上の向上
  • スピード感を持ったPDCA運用の実現

新たなアプリでは、特に「顧客データを活用したパーソナライズ施策」と「ECとのシームレスな連携」を強化することで、オンラインとオフラインの垣根を超えた、より快適な購買体験の提供を目指しているとのことです。

「MIZUNO公式アプリ」の特徴

リニューアルされた「MIZUNO公式アプリ」の注目ポイントをご紹介します。

1.顧客データを元にしたパーソナライズ化されたコミュニケーション

「MIZUNO公式アプリ」では、ユーザーごとに最適な情報を提供するためのパーソナライズ化されたコミュニケーションが強化されています。アプリをダウンロードする際に選択する「気になるカテゴリ」と「お気に入りショップ」の情報を元に、ユーザーに合わせた画面の出し分けが行われており、顧客データを活用したセグメントプッシュ通知も実施されています。

幅広いスポーツ用品のラインナップを持つミズノだからこそ、ユーザーに寄り添った情報提供を実現し、顧客ロイヤルティの向上を目指す取り組みとなっています。

2.気軽に購入できるシームレスな購買体験

「MIZUNO公式アプリ」では、アプリ内でのECログインを簡易化するためにSSO(シングルサインオン)が実装されています。これにより、一度アプリ内で会員ログインをすると、アプリ上で表示するECページも自動的にログイン状態となります。また、次回のアプリ起動時にも再度ログインする必要がなくなり、利便性が向上しています。

この機能によって、顧客の一連の行動にアプリがシームレスに組み込まれる購買体験が提供されています。さらに、豊富な記事コンテンツ、商品ランキング、お気に入り登録機能、優れた検索性能を提供することで、ユーザーがアプリを開くと自然と購入意欲が高まる環境が構築されているようです。

3.オンライン・オフラインが連動したアプリ施策

顧客基盤とアプリを連携させることで、店舗とECの両方で利用可能な共通のポイントカードをアプリ内で表示できるようになりました。これにより、オンラインとオフラインの体験がアプリで一元化され、よりスムーズな購買体験を提供しています。

また、ミズノが開催するリアルイベントでの体験向上にも役立つアプリ活用が見込まれており、イベント会場の来場者に限定ページや抽選を表示するなど、アプリならではの施策も提供されています。これにより、オフラインとオンラインの両方でブランドとの接点を強化し、顧客とのつながりをより深める取り組みが進められているとのことです。

株式会社ヤプリは、今後もモバイルエクスペリエンスプラットフォーム「Yappli」を通じて、企業をはじめ学校・自治体などあらゆる組織と顧客をつなげる支援を進めていく方針です。

Yappliについて

株式会社ヤプリは「デジタルを簡単に、社会を便利に」をミッションに掲げ、ノーコードでアプリ開発・運用・分析ができるモバイルエクスペリエンスプラットフォーム「Yappli」を提供しています。導入企業数は750社を超えており、店舗やEコマースのマーケティング支援、社内や取引先とのコミュニケーションをモバイルで刷新する社内DX、さらに自治体、学校法人、個人メディアの支援など、幅広い分野で企業とそのユーザーのつながりを深めるために活用されています。

株式会社ヤプリについて

本社:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー41階
エリア支社:グランフロント大阪北館8階(大阪)、Signature 福岡大名ガーデンシティ8階(福岡)
代表者:代表取締役 庵原保文
事業内容:「Yappli」「Yappli UNITE」「Yappli CRM」の開発・提供

今回のミズノ公式アプリのリニューアルは、ヤプリのプラットフォームを活用することで、ミズノが目指す顧客体験の向上を技術面からサポートした事例といえます。パーソナライズされた情報提供やシームレスな購買体験の実現により、スポーツ用品の販売においても、デジタルとリアルの融合が進んでいることがわかります。

顧客データを活用したアプリ戦略は、今後のブランドと顧客のコミュニケーションにおいて一層重要性を増していくでしょう。特にミズノのような幅広い商品ラインナップを持つブランドにとって、顧客の興味関心に合わせた情報提供が可能になることは、大きな競争優位性につながると考えられます。

また、リアルイベントとの連携機能は、デジタルとリアルを融合させたオムニチャネル戦略の一環としても注目される取り組みです。スポーツ関連のイベントや大会などでのアプリ活用により、参加者体験の向上や新たなファン獲得にもつながることが期待されます。

シングルサインオン機能の実装により、アプリとECサイトの間でのスムーズな移行が可能になったことも、ユーザビリティ向上の重要なポイントです。顧客が購入プロセスで感じるストレスを軽減することで、購買意欲の向上やコンバージョンレートの改善につながる可能性があります。

今後は、アプリを通じて蓄積される顧客データをさらに活用し、よりパーソナライズされたサービス提供や商品開発にも生かされることが期待されます。ヤプリのプラットフォームを活用したこうした取り組みは、単なるアプリ開発にとどまらず、企業のデジタルトランスフォーメーション全体を支援する事例として評価できるでしょう。

出典元: 株式会社ヤプリ プレスリリース

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