こんにちは、ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」PR担当の石川あずみです。

本コラムではEC運営に役立つPR戦略や、PRのために押さえておきたいECの市場やトレンドをお伝えしていきます。1回目の記事では、2024年度ECを運営する上で重要なトレンド情報をご紹介します。

この記事の執筆者

石川 あずみ
GMOペパボ株式会社
EC事業部 マーケティングチーム PR担当

大手通信会社やベンチャー企業を経て、2015年に広報担当としてGMOペパボ株式会社に入社。ハンドメイドマーケット「minne」をはじめとする各サービスの広報担当として、キー局や全国紙・地方紙など数多くのメディア掲載・出演実績を持つ。現在は、ECサイト構築サービス「カラーミーショップ」のPR担当として、自らも100名以上へのインタビュー取材を実施するほか、これまでに100件以上のオンラインセミナー・イベントのディレクションも担当している。

2024年の物流問題・物流クライシスとは?

2024年の物流問題は、働き方改革関連法の施行により、2024年4月1日から自動車運転業務の年間時間外労働時間が960時間に制限されることで発生する「運送能力不足」を指します。

また、物流クライシスとは、人手不足やEC取引の増加、2024年の物流問題などの複合的な要因により、これまで通りの物流サービスを提供するのが困難になる問題のことです。

物流クライシスはEC運営にとって重大な課題で考慮事項と言えます。例えば、見た目が可愛く美味しいスイーツを買おうとした際に、商品単価が適正な範囲にあったとしても、配送料が商品以上にかかる場合、購買意欲が落ちてしまう可能性があります。また今までリピート購入されていた商品が配送料値上げによって継続購入されなくなる可能性なども考えられるでしょう。

再配達の有料化についても、具体的な実施時期や方針はまだ明確にされていませんが、国や物流企業の間では検討が続けられています。配送料が上がったから商品の価格を上げるだけでは購入率が減少する可能性もあるため、EC事業者は梱包方法や、販売方法の工夫が求められます。物流の問題はEC事業者にとって避けられない重要なポイントです。

決済システムの拡充がEC事業の成長を促進

近年、決済方法は格段に多様化しています。クレジットカード、後払い、代引き、そしてAmazon Pay、楽天ペイ、LINE Pay、PayPay などのキャッシュレス決済に加え、地域限定の電子決済サービスや交通系など、決済の選択肢が広がっています。

ネットショップにおいては、例えばAmazon Payであれば購入者がAmazonに住所などの情報を事前に登録していれば、入力フォームの手間が省けるので、「カゴ落ち」の防止にもつながります。実際にAmazon Payを導入した店舗では、売上が伸びたという事例もあります。購入者側も利用できる決済手段の有無で購入店を選ぶこともあるため、多様な決済方法の導入を検討する価値があります。

他店との差別化を図るためにも、メディアECの運用が大事!

メディアECとは、ECサイトにメディアの要素を取り入れたものです。例えば、ブログや動画などを活用して、自社の魅力や商品情報を発信することもメディアECに含みます。

コンテンツ内容は自社の理念や価値を伝える記事から始めると良いでしょう。ショップや商品に関連したテーマを選び、商品を紹介するだけでなく、スタッフの人柄が伝わる日常的なコンテンツの掲載もおすすめです。EC市場が拡大していく中、他店との差別化を図るためにもメディアECの重要性は高まっていくと考えられます。

また、メディアECではWordPressを使って運営しているショップさんも増えてきています。 WordPressはSEOに強い構造を考えて作られているため、メディアECを開設する際に利用することで、SEO的にも有利で検索エンジンにヒットしやすくなります。カラーミーショップを利用している場合は、ネットショップ配下にWordPressを無償で設置でき、非常に便利です。

EC運営におけるAIの活用

2020年からAIについて耳にする機会が増えましたが、2023年に入ってからはChatGPTが発表されるなど、AIの熱が一気に高まりました。

カラーミーショップでも商品の宣伝文を自動生成する機能「カラーミーAIアシスタント(β)」などがありますが、既存サービスにも次々にAI機能が搭載されるなど、AIは無視できないものになっています。

カラーミーショップが主催しているユーザーコミュニティ「Carty(カーティ)」の参加者様にAIをフル活用している方がいます。SNSや広告、コンテンツ作成を完全にAI化した結果1日の稼働時間は約3時間とおっしゃっていました。EC事業者は非常に多忙なので、EC運営を効率的に行うためにもAIの活用は有効な選択肢となるでしょう。

また、Googleの SGE(Search Generative Experience)や、Google GeminiはさまざまなWebページから情報を収集・抽出し、生成してくれます。AIにレコメンドされずに検索結果に表示されなくなる可能性があるため、事業者は商品説明やコンテンツ情報をしっかり用意しておく必要があります。

AIを敬遠せずに相談相手、壁打ち相手として取り入れていくのはいかがでしょうか。

まとめ

本日は、物流問題、決済システム、メディアEC、そしてAIの活用についてのさまざまな視点からEC運営にかかわるトピックをお話しさせていただきました。

ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」は、“低価格・高機能”をコンセプトに、個人から企業まで5万店舗以上にご利用いただいているECサイト構築サービスです。ショップ運営に必要な機能を備えた「レギュラープラン」、大規模ショップ向け「ラージプラン」、ECアドバイザーによるサポートが受けられる「プレミアムプラン」など、多彩なプランをご用意。ショップが成長しても低コストのまま使い続けられます。メール・電話サポートのレスポンスタイムは業界随一!充実のサポートでショップ運営が初めての方も安心して始められます。

ECサイトで新たな事業を始めたい方、事業をより成長させていきたい方に向けて、オンラインセミナーやYouTubeチャンネル「カラーミーTVちゃん!」、公式Webメディア「よむよむカラーミー」でのノウハウ発信を通じて、運営・成長支援も行っています。ぜひご覧ください!

■カラーミーショップ byGMOペパボ
https://shop-pro.jp

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